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【コラム】世界各地で昆虫が減少、害虫は増加傾向に

更新日 : 2019/2/19

世界中に生息する昆虫の40%が「劇的な減少率」で個体数を減らしていることが、最新の調査で明らかになった。それによると、ハチやアリ、カブトムシなどは、ほ乳類や鳥類、は虫類と比べて8倍の速さで減少している。昆虫の減少は世界中ほぼ全ての地域で起きており、現在、昆虫の3分の1が絶滅危惧種だという。昆虫の全般的な減少は、農業や都市化での森林伐採、肥料や殺虫剤、病原菌、気候変動などが主な理由とされる。
昆虫は地球上に棲む生物の大半を占めており、多くの鳥類やは虫類、魚類にとって昆虫は主な食料であり、昆虫の減少は結果的に、こうした生物の絶滅にもつながる可能性がある。また穀物の75%の受粉を助け、土を作り、害虫の数を抑制することから、昆虫の減少が食物連鎖の上流に与える影響についても懸念を示している。
一方で、一部の昆虫は環境の変化に適応し、数を増やすだろうとの指摘もある。強じんで適応力が高く雑食のイエバエやゴキブリといった昆虫が、人工の環境に馴染みやすく、殺虫剤への抵抗力を付けている。
今回の研究は、地球の生態系が崩壊していること、この悲惨な流れを食い止め逆転させるために世界規模で集中的な努力が必要になっていることが、ますます明らかになった。食糧難が囁かれてる今、近未来では昆虫食が主流になってくるだろうといわれている一方で、その前に昆虫自体がいなくなってしまうのは我々人間にとっても極めて大きな問題になるだろう。殺虫剤を使わない、有機的な食品を選ぶ、昆虫にやさしい庭造りをするなど、我々にできる対処法はあるとしている。
究極的には大多数の昆虫が絶滅しても進化し新たな種に取って代わられるが、それには長い長い時間がかかるという。つまり100万年たてば、20世紀と21世紀に絶滅した生物の代わりとなる多様な新生物が生まれていることは間違いない。我々の子供の世代には、何の慰めにもならないが。

 


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