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【コラム】「中央」走れぬ中央通り? 犯人はアイツ、対策も実らず 

更新日 : 2018/12/25

12月のある日の夕暮れ時。クスノキから、多数のムクドリの鳴き声が響いていた。そのクスノキとは高松市の中心部を南北に貫く通称「中央通り」・国道11号、30号にある。中央分離帯に10メートルほどの間隔で植えられているクスノキをねぐらにしているムクドリのフンが路面を汚し、走行中の車に落ちる。中央通りなのに、「中央」が走れない事態になっている。

ムクドリは本来、害虫を食べる益鳥とされていた。しかし、かつて生息していた農村の防風林などが減少。人間が多い所には猛禽(もうきん)類などの天敵が少ないため、繁華街の周辺に好んで集まるようになったという。日本野鳥の会香川県支部によると、中央通りのクスノキは大きくて葉が密集し、ムクドリは身を隠しやすい。人や車も多くて外敵に狙われにくく、ねぐらとしては好条件という。

しかし国道の利用者からは「フンで路面が汚い」「臭いがひどい」との苦情が毎年相次ぐ。糞は放置しておくと病原菌の温床となったり、車体のさびにもつながる。道路を管理する国土交通省の香川河川国道事務所はこれまで、鳥が嫌う臭いを発するロープを幹に巻いたり、方向感覚を狂わせる磁気を出す機械を置いたりしたが、いずれも効果は得られず、被害は減らなかった。

昔は枝葉が伸びるたびに短く切り、ねぐらにはなりにくかった。しかし「高松のシンボルとして守りたい」と市民団体などが反発した過去もあり、現在は枝葉が信号や標識を隠すなど通行に支障がある場合のみ、必要最低限の枝切りをしたり、定期的に水で洗い流すなどしているが、すぐに元通りに汚れてしまい、「イタチごっこ」のような状況だ。

3車線ある中央通りだが、クスノキが場所をとり、一部の地点で右側の車線を走る直進車に真ん中へ移るよう促す看板を設置している。おかげで、真ん中の車線は混雑しがち。「クスノキもムクドリも、そしてドライバーも、うまく共存していければいいですね」。事務所の担当者はこう話しているそうですが、このまま共存させるとなると、莫大なコストが永遠とかかりそうです。果たしてその価値はあるのでしょうか。

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