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【コラム】120年に一度といわれるタケ開花 明石        

更新日 : 2019/2/5

「兵庫県明石市の県立高校の庭で、タケに花が咲いているらしい」。
そんなうわさを耳にした。タケの花が咲くというのはあまり耳にしたことがない。調べると「開花は120年に一度」という情報も。
同校資料館の横にある林。小さな池を囲むように、黒っぽいタケが生えている。「クロチク」というタケの一種で、筆や工芸品などに使われる「いいタケ」なのだとか。緑色の葉の間に、3、4センチ大のトゲトゲした茶色い塊が生えている。「花」というと想像とはかけ離れた姿だが、どうやらこれがタケの花らしい。大学で植物学を学んだという同校の中江先生はこのタケの開花を「非常に珍しい現象なので、まさか実際に見られるとは」とうれしそう。一方、生徒たちはあまりの地味さに「これが花…」と薄いリアクションとなかなかの温度差があるようだが・・・。
そもそも120年に一度の現象というのは本当か。
県立人と自然の博物館、植物生態学の主任研究員、橋本佳延さんに聞くと「数十年に一度と言われているが、詳しくは分かっていない」らしい。「周期が人の寿命より長いこともあり、同じタケでの観測が難しいのです」橋本さんによると、タケやササの開花はなぜか全国で一斉に起こることが多いという。1970年代には、日本に生える代表的なタケ「マダケ」が一斉に開花。だが、タケは開花すると枯死するそうで、全国でタケが不足する事態が起きたという。2016~7年には六甲山でササの一種「スズタケ」が開花し、同時期にまったく違う場所からもスズタケの開花情報が寄せられたというから不思議だ。一斉に開花し枯れることから、不吉の象徴といわれることもあるらしいが、一生に一度しかもしれない開花現象を見られてむしろラッキーではないでしょうか。

 

 

 

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