【コラム】絶滅危惧アマミノクロウサギ、増加か 天敵駆除が奏功
「絶滅危惧種」で生息数が数千匹と推定されているアマミノクロウサギについて、環境省が2015年度時点で、奄美大島だけで前回のデータの約7~8倍にまで増加しているとの推定結果をまとめたことがわかった。捕食者の外来種マングースの駆除などが奏功したとみられる。同省は23年度までに、今より絶滅の危険度が低いランクに見直すことをめざしている。
環境省が朝日新聞の情報公開請求に応じて開示した資料によると、奄美大島内で発見したふんの量や島内の森林内に最大564台設置したカメラの9年分の撮影データなどを加味して推定したところ、1万6580~3万9780匹と算出された。 環境省はこれまで、アマミノクロウサギの奄美大島での推定生息数について、03年度時点のデータが最新で2千~4800匹としてきた。
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