HOME » お知らせ
お知らせ

【コラム】アジアで第5の原人 6万年前、比ルソン島に

更新日 : 2019/4/16

フィリピン・ルソン島の洞窟で見つかった歯などの化石が新種の原人と分かったとフランス国立自然史博物館などのチームが10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。現生人類のホモ・サピエンスが到達する前にいたと考えられ、アジアでは北京原人などに続き5種類目となる。化石は5万年前から6万7千年前のものと推定。アジアではこれまでに北京原人のほか、ジャワ原人、インドネシアのフロレス原人、台湾沖で化石が見つかった「澎湖人」が知られている。

これまで知られている初期人類とは特徴が異なることから、チームは新種と判断し「ホモ・ルゾネンシス」と名付けた。化石は歯や手足の骨、大腿骨の一部が見つかった。以前にはより古い足の骨の化石も発見されていた。比較的新しい人類の特徴と古い猿人に似た特徴が混在している上、化石からDNAを抽出できていないため、どのように進化したかは分からないという。
ルソン島北部では約70万年前とみられる石器も見つかっているが、ルゾネンシスとの関係は不明。

国立科学博物館の海部陽介人類史研究グループ長は「近年の発見でアジアにはかつて考えられていたよりも多様な人類がいたことが分かってきた」と指摘。「新化石の形態は奇妙で、現時点で進化上の由来は不明としているのは妥当な結論と思う」と話している。


フィリピン・ルソン島で発掘され、ヒト属の新種のものであることが分かった歯の化石/Callao Cave Archaeology Project


 

知ってて役立つ「耳より情報」はコチラから!

 


<< 先頭の記事へ < 1つ新しい記事へ 1つ古い記事へ > 最終の記事へ >>