【コラム】ベッドの下はダニの生息ゾーン!夏のカビ・ダニ対策
暖かくなるとダニが繁殖します。梅雨をはさんで5月から7月にかけて、ダニの繁殖がピークにあたると言われています。東京都が、各家庭のダニ繁殖状況を調べたところ、6割の住宅でぜん息発作を誘発するレベルのダニが検出されました。では、対策はどうすればよいのでしょうか。
東京都健康安全研究センターが、都内の住宅10軒について、居間、寝室、寝具を対象にダニの繁殖状況を調べ測定したところ、採取場所別にみると、寝具>絨毯・畳>フローリングの順に多く、寝具が一番の繁殖源となっていることがわかりました。
ダニがいるからといって、直ちにアレルギーやぜん息を起こすわけではありません。WHOによるとチリの中のダニの量が問題で、チリ1g中にダニが2μg以上でアレルギーを起こす危険があり、10μg以上でぜん息発作を起こす危険があるとされています。
チリ1gの中のダニの重量を測定してみると、2μg 以上が住宅10軒中9軒、10μg以上は10軒中6軒から検出されました。つまり、調査した住宅の6割からぜん息発作を誘発するレベルのダニが採取されたのです。
この調査結果をふまえて、東京都福祉保健局は『健康・快適居住環境の指針』(2017年3月)を改訂しました。「室内のダニ対策」は次のように具体的な対策をあげています。
(1)床面をダニが繁殖しにくい素材にする
(2)床面への掃除機がけを行う
(3)ダニの生息場所を減らす
(4)寝具の乾燥と掃除機がけ
(5)寝具類の洗濯
アレルギーを引き起こすのはダニだけでなく、花粉や食物などさまざまな要因がありますが、厚生労働省は「我が国全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患し、急速に増加している」と警鐘を鳴らしています。
住宅のダニは、工夫次第で減らすことができます。こまめに掃除機をかけるか洗濯をし、小さな子どもがいる家庭では床をフローリングに替えるのも効果的です。
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