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【コラム】今シカ見られない!赤ちゃん鹿が大集合 奈良県 

更新日 : 2019/6/10

国の天然記念物「奈良のシカ」の出産ラッシュが始まった奈良公園。ここには一度に数十頭の子鹿を思う存分眺められる至福の空間がある。春日大社参道から飛火野に向かって少し入った「鹿苑」だ。毎年6月に1日3時間限定で開催される「子鹿公開」は、パラソルの下で目をつむってくつろぐ「子鹿だまり」や、お母さん鹿を追いかけてぴょんぴょん飛び回る悶絶級のかわいさにクラクラすること必至の子鹿パラダイスだ。

出産時期を迎えた鹿は母性本能が強く、近づいてくる人間を攻撃することがある。メス鹿の出産年齢は3歳から推定18歳くらいまで。4月から7月中旬まで、奈良公園周辺にいるお腹の大きな母鹿や、人通りの多いところで出産した母子鹿は、鹿苑で一時保護される。「子鹿公開」は、この保護期間を利用して、鹿たちの生態や母子鹿との正しい接し方を広めることを目的とした特別公開だ。
「奈良の鹿愛護会」は、これら一連の保護活動を続け、人と鹿の共生をサポートしている。

「ここ数年観光客が増え、ゴミを捨てたり、人の食べるものをあげたりというトラブルもずいぶん増えています。公園内で出産する鹿もいますが、赤ちゃん鹿に人のにおいがつくと、お母さん鹿が子育てを放棄してしまうことがあるので、子鹿をみつけても絶対に触らないでほしい」というのは、同会事業課の宇津木謙一さん。ビニール袋が胃にいっぱい詰まった鹿が衰弱死するなどの例もあるという。鹿は、草やどんぐりが大好きな草食動物。上アゴに前歯はなく、下アゴの前歯と硬く発達した上アゴの歯茎で草などを引きちぎるように噛み切って食べるため、一度口にしてしまったものは、引っ張って取り返そうと思っても至難の業だ。食べ物のにおいのついたビニール袋などは、ポイ捨てせずしっかり手に持っていても鹿に狙われやすい。結果的に死に追いやることもあるため、カバンにしっかりしまっておくのがベストだ。

とびきりかわいい子鹿たちは、7月下旬頃にはお母さん鹿と一緒に奈良公園に放たれる。なお「奈良のシカ」はれっきとした野生動物。今年無事に生まれた子鹿たちが、これからもすくすくと元気に育つよう、公園内でも鹿の生態を知った上で鹿とのコミュニケーションを楽しみたい。
 


ウィキペディアより



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