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【コラム】国内外来種アズマヒキガエル 札幌で大量発見 在来種ピンチ

更新日 : 2019/6/18

本来北海道にいないはずの国内外来種の毒ガエル、アズマヒキガエルが、札幌市内でも繁殖を始めました。このままの状態が続くと、豊平川で大繁殖の恐れもあります。果たして駆除は可能なのでしょうか?
札幌市南区北の沢地区。周囲50メートルほどの池を覆い尽くすブヨブヨとしたヒモ状の物体。「アズマヒキガエルの卵ですね。今のところバケツ18杯分。陸で干して死滅させる」卵の主は、アズマヒキガエル。本州が原産で、本来北海道にいるはずのない国内外来種です。毒を持ち、口に入ると嘔吐などの症状も。約40年前、人の手によって北海道旭川市周辺の石狩川に放されたとみられています。それが、今では…。
アズマヒキガエルの一度に産む卵の数は約8千個。在来種のカエルの約10倍にも上ります。また、アズマヒキガエルのオタマジャクシを在来種が口に入れた場合、100%の確率で中毒死することが、北海道大学の水槽実験で明らかになりました。今まで札幌市内では繁殖は確認されていませんでしたが、2018年の夏ごろから札幌市内での目撃情報が、専門家に寄せられるようになったのです。心配なのは、池のすぐそばにある北の沢川です。豊平川まで流れ込み、その合流地点までわずか3キロしかありません。池から北の沢川にオタマジャクシが流されれば、豊平川流域の札幌中心部で、アズマヒキガエルが大発生する恐れがあるのです。市民グループが手作業で駆除を行ない10日間で駆除したのはカエルが約400匹、卵がバケツ50杯分でした。しかし、作業を尻目に豊平川との合流地点で2018年4月、アズマヒキガエルが発見。豊平川の対岸の真駒内公園でも、アズマヒキガエルが見つかったのです。何者かがこの場所に運び放したとみられています。アズマヒキガエルは北海道の指定外来種で、別の場所に移動させると条例で罰せられることもあります。
恐るべきスピードで拡大する生息域。生態系の破壊が進んでいます。札幌中心部での繁殖を防ぐための時間は、多く残されていません。


 


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