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【コラム】昆虫も夏バテ? 生き物消えたワケ

更新日 : 2018/8/22

「今年ほどマムシを見なかった夏はありません」
「そういえば今年は蚊に刺されていない」「セミが例年より静か」
「命の危険がある暑さ」と気象庁が表明した2018年の夏。立秋が過ぎても続く猛烈な暑さの中、こんな声が聞こえる。

夏が活動期の生き物ですら、命の危険を感じて涼しいところで身を潜めているのか。ヘビに詳しい崇城大の千々岩教授に聞くと「見かけないのは猛暑の影響である可能性が高いです」と断言した。は虫類は周囲の環境の温度に応じて体温が変わる変温動物。24~27度程度が活動に適した気温で、50度程度にもなる真夏のアスファルトにいると5分くらいで死んでしまうこともあるんだとか。

蚊やセミといった昆虫にも影響が。
以前、当コラムでも「気温が35度以上になると蚊の動きが鈍くなる」ことは紹介しましたが、8月も連日35度超が続き、虫も夏バテ状態なのか。九大総合研究博物館の丸山准教授は「土中のセミの幼虫が羽化する前に豪雨で流されたことも一因と考えられる」と指摘。しかしやはり、酷暑の影響は無視できないという。なぜかといえば、昆虫の大きな弱点が「乾燥」だから。暑さで地中や空気中の水分が奪われると、生きてはいけない。「今年の夏は、ここ10年間で昆虫が最も少ないのではないか」と丸山准教授。昆虫採集には、少し物足りない夏休みなのかもしれない。(西日本新聞一部抜粋)

 

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