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【コラム】コーヒー「さび病」カタツムリが救世主になるか 

更新日 : 2020/3/16

米ミシガン大学アナーバー校の最新の研究によると、カタツムリの仲間であるオナジマイマイはコーヒーの木のさび菌を食べ、病害が木全体に及ぶのを防ぐことができるという。コーヒーさび菌に捕食者がいることは知られているが、そこにカタツムリやナメクジなどの腹足類が登場するのは初めてだ。

害虫を別の生物を使って抑える方策は「生物的防除」と呼ばれる。オナジマイマイは、世界中で柑橘類、ブドウ、マメ科植物、キャベツ、カラシナを食い荒らす、深刻な農業害虫とみなされている。そのため、今回取材した研究者たちは皆、このカタツムリを生物的防除に利用するなら細心の注意が必要だと指摘した。

懸念はもう1つある。オナジマイマイに食べられたさび菌は、排せつされた後も生きていられるのだろうか。生き残って繁殖できるとしたら、オナジマイマイによる捕食は、コーヒー農家(とコーヒー愛好家)にとってほとんど利益にならないかもしれない。

しかし、もしこの発見で生物的防除の実現が見えてくるなら、確実に歓迎されるだろう。殺虫剤や殺菌剤の場合、菌は次々に耐性を獲得するため、対策もそれに合わせて調整を続けなければならない。その点で、カタツムリは有利な可能性がある。

 

 

 

 



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