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【コラム】今年のスズメバチはなぜ、攻撃的なのか!? 

更新日 : 2018/9/3

昨年11月ごろに大量発生したスズメバチ。お泊り保育中の児童や車いすの女性が襲われる痛ましい事件が報じられました。今年のスズメバチは、数は例年に比べて多いことはないが、攻撃的で人が襲われる危険性が高いそうです。ハチの生態に詳しい九州大学准教授の上野高敏先生にお話を伺いました。

「今年は冬が寒かったため、春ごろはスズメバチが例年より少ない状態でした。しかし、夏の猛暑によって巣が急成長し、例年よりも大きな巣ができてしまいました。一方、7月の大雨の影響で土中に巣を作るオオスズメバチの巣が水没し、その勢力を弱めました。そのためオオスズメバチを天敵とする都市部に棲むキイロスズメバチが盛んに活動できる環境が整っているのです」
「キイロスズメバチの攻撃性には、天敵の数より巣の大きさが関係していると考えられます。1つの巣が大きくなると、その中に棲む働きバチの数が多くなります。すると、見張り担当のハチが増えるために人の接近に気づきやすくなります。さらに、組織の規模が大きくなると、いざというときのためのバックアップ要員として巣内にとどまるハチも増えます。すると、仲間からの応援要請にもすぐに反応して駆けつけるようになってしまうのです」

つまり、台風の影響で天敵が少なくなり、組織の規模が大きくなったために索敵能力が向上し、かつ戦闘要員が多いということなのですね。これからスズメバチが多くなる季節です。巣を見つけても自力で駆除しようとせず、極力近づかないようにしましょう。

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