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【コラム】見た目「ヘビ」そっくりで害鳥獣もびっくり!

更新日 : 2018/9/5

 

蛇の姿に似たウリ科の植物「ヘビウリ」を農作物の鳥獣害対策に活用する「実験」に、JA佐野が取り組んでいる。ヘビウリはインドやパキスタンが原産とされ、長さ1メートル以上の細長い果実を付けるウリ科の一年草。果皮には筋が入り、果実は育つと巻くようにうねり、遠目には蛇がぶら下がっているように見える。

JA佐野吾妻支店の相良支店長が、知人のスリランカ人から「蛇に見えるヘビウリを動物は避けるので、スリランカでは鳥獣害対策に使う」と聞いたことをきっかけに、実験を始めた。同国から取り寄せた苗を同支店玄関前に植えたほか、鳥獣害が深刻な葛生地区の農業関係者にも苗を分けた。

葛生地区の山間。昨夏、育てたトウモロコシ約2千個がサルの被害に遭ったという柿平町、農業田名網収さん(78)の畑でも、ヘビウリを苗を6株植えた。8月以降、順次実がつき始め、現在は約50個の果実が揺れている。田名網さんは「不気味な姿」と苦笑するが、効果は表れつつある。農道を挟んだ畑ではナスやカボチャがサルに食い荒らされているのに対し、田名網さんの畑では8月以降は被害が出なかったという。これまでに行った電気柵やネットなどの対策はあまり効果が出なかったといい、田名網さんは「ヘビウリは本当に効果があるのかもしれない」と期待を寄せている。

また、ヘビウリはアジアの一部では野菜として食べられており、キノコ類などと塩こしょうで炒めると美味だという。相良支店長は「鳥獣対策の効果が実証されれば、市内でヘビウリ生産が広まり、将来的には農産物として出荷できるかもしれない」と二重の期待を寄せている。

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