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【コラム】アジア発「殺人スズメバチ」米上陸 生態系への影響懸念

更新日 : 2020/5/16

日本などアジアに生息する世界最大のハチが米国で初めて発見され、話題を呼んでいる。見つかったのは「殺人スズメバチ」の異名を持ち、毒針で刺された人が死ぬこともあるオオスズメバチ。攻撃的な性格で在来種のミツバチを襲うことから、生態系や農業への影響も懸念されている。
オオスズメバチの体長は働き蜂で3~4センチ、女王蜂で5センチに達する。針の長さは6ミリと、通常の養蜂用の防護服を簡単に貫通することができる。昨年12月に米西部ワシントン州で2匹の個体が発見され、隣接するカナダのブリティッシュコロンビア州でも昨年秋に確認された。経緯は不明だが、専門家は貨物船のコンテナなどに紛れ込んだ可能性が高いとみる。
米メディアが「日本では年間に最大50人を殺している」(ニューヨーク・タイムズ紙)などと大きく報じたため、インターネット上で話題が沸騰。襲ったミツバチの頭部を大きなあごで切断する「残虐ぶり」も驚きを持って受け止められている。
オオスズメバチと長年戦ってきた日本のミツバチは、巣に侵入した天敵に対し、数百匹が一斉に群がって体や羽を動かすことで発生する熱により殺す防衛手段を持つ。一方、オオスズメバチと対峙したことがない西洋のミツバチは無防備で、短期間に駆逐されてしまう可能性が指摘されている。
ワシントン州農務省にはこれまでに数百件の目撃情報が寄せられたが、確認されたのは最初の2匹のみ。ただ、冬眠を終えた女王蜂が繁殖する前に手を打たなければ生態系が壊される恐れがあるとして、州は巣の発見と駆除を急ぐ方針だ。

 

 

 

 


米国のスズメバチ(上)とオオスズメバチ(AFP時事より)


 

 


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