【コラム】スズメバチに遭遇したときの対処法は?
今年のキイロスズメバチが例年になく攻撃的な理由については前回のコラムでもお伝えした通りですが、いざスズメバチに遭遇したり、その巣を見つけた場合の心構えをご紹介したいと思います。
そもそもハチはなぜ人を襲うのか
ハチによる被害は毎年、8~10月に集中します。集団生活を営むスズメバチは「社会性昆虫」と呼ばれ、今の時期に翌年の女王バチを育てています。この時期のハチは繁殖期で、働きバチが女王蜂や幼虫を守るため、外部からの刺激に敏感になっていますので近づいてくる人間に対して警戒心が強くなっています。
ハチの巣をみつけたときは
原則として巣に近づかない。どうしても近づかないとならないような場所は自分で処理しようとせず、専門業者に頼みましょう。
ハチと遭遇してしまったときは
巣の防衛範囲は、巣を中心に半径5~10メートル。ハチは敵を見つけたとき、「カチカチ」という歯ぎしりのような音や、「ブーン」という羽音で警告してくる。その際はゆっくり後ずさって距離をとる。監視役のハチをうっかり手で振り払うなどすると、針から毒液の香り成分を噴出させ、「敵が来た」と仲間に警報を送られます。攻撃を仕掛けられた場合は有効な対策はないので、とにかく走って逃げてください。ハチはある程度高いところにあるものに反応しやすい性質があるため、逃げるときは身を低くしましょう。
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