スズメバチを1匹だけ見かけたのですが、殺すと仲間が襲ってくるというのは本当ですか?毎日ベランダに来るので、どう対応すればいいのかも教えてください

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神戸市 SAさん

スズメバチを1匹だけ見かけたのですが、殺すと仲間が襲ってくるというのは本当ですか?毎日ベランダに来るので、どう対応すればいいのかも教えてください

ベランダに毎日1匹スズメバチが来るため洗濯物を干すのが怖い、殺してしまっていいのか、殺したら仲間が来るのかを知りたい、というご質問です。

蜂の巣駆除の実績が豊富なトータルクリーンの角野が回答と解説をしていきます。

仲間が来ることはあります。ただし一匹殺すと必ず来るわけではなく、分かれ目は毒液を飛び散らせたかどうかです。

Q スズメバチを1匹だけ見かけたのですが、殺すと仲間が襲ってくるというのは本当ですか?毎日ベランダに来るので、どう対応すればいいのかも教えてください
スズメバチには、仲間に危険を知らせる警報フェロモンがあります。これは毒液のなかに含まれている成分ですので、叩いて潰すと毒液ごと空気中に飛び散り、近くにいる仲間が反応します。

つまり危険なのは「殺したこと」そのものではなく、「毒液を出させたこと」です。逆にいえば、毒液を飛び散らせずにその場を離れられれば、仲間を呼ぶ引き金は引かれません。
スズメバチを1匹を見かけたときの正しい対応方法

1匹見かけたときは、次の4つを守ってください。

  • 手やタオルで払わない、叩かない、踏み潰さない
  • 姿勢を低くして、ゆっくり後ずさりでその場を離れる
  • 安全な距離まで離れてから、近くに巣がないかを目で確かめる
  • 巣が見つかっても近づかず、自分で触らない

もうひとつ、仲間が集まるには「近くに仲間がいること」が前提になります。スズメバチの働き蜂は巣からかなり離れた場所まで餌を探しに飛ぶこともありますので、1匹見かけたからといって、その場所のすぐそばに巣があるとは限りません。
参考:富士吉田市「スズメバチ対策」
スズメバチ_1匹見かけても巣があるとは限らないが、危険であることに変わりはない
とはいっても、スズメバチは蜂の中でも危険な部類であり、万が一刺されると健康リスクが非常に高いので、安直に殺したりするのは控えた方が無難です。

当社トータルクリーンではペストコントロール1級や国家資格である防除作業監督者の資格を所有したスタッフが複数在籍していますので、お気軽にトータルクリーンまでご相談ください。

「1匹だけで業者に相談するのは大げさではないか」と迷う方は多いのですが、当社に相談いただいた内容が約35%いらっしゃいました。巣を見つける前の段階で相談される方は、決して例外ではありませんので、迷ったら気軽に相談してくださいね。
当社の駆除事例:大阪府泉佐野市・スズメバチ駆除の事例

この記事では、なぜ仲間が来るかの仕組み、手段ごとの危険度、巣が近いかどうかの見分け方、季節による

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スズメバチを1匹殺すと何が起きるのか【仲間が来る条件・来ない条件】

仲間が集まってくるかどうかは、2つの条件がそろうかで決まります。
1つめが毒液を飛び散らせたかどうか、2つめが近くに仲間がいるかどうかです。
スズメバチを1匹殺すと何が起きるのか。仲間が来る条件と来ない条件

たとえば、庭木の剪定中に巣に気づかないまま1匹を叩き落としてしまったケースを考えてみてください。毒液は飛び散り、巣は目の前にあります。この場合は2つの条件がそろいますので、集団で反撃を受ける危険が高くなります。

一方、ベランダに飛んできた1匹を、窓を閉めて静かにやり過ごした場合はどうでしょうか。毒液は出ていませんし、巣が離れた場所にあれば仲間はそもそも気づきません。1匹との遭遇という点では変わらないのに、起きることはまったく違ってきます。

すでに殺してしまった場合はどうするか

もう叩いてしまった、スプレーをかけてしまったという方も少なくありません。その場合は、次の順番で動いてください。

  • まずその場から静かに離れる。走らず、姿勢を低くして後ずさりする
  • 屋内に入り、窓と網戸を閉める
  • ベランダなどであれば15分から30分ほど時間を置いてから、窓越しに外の様子を確認する
  • ハチの出入りが増えていれば、近くに巣がある可能性が高いので自分で探しに行かない

警報フェロモンは揮発性が高く、空気中に広がっていきます。その場に留まって様子を見るのではなく、離れて時間を置いてください。

なお、死骸を素手で触るのは絶対に避けてください。毒針は死んだあとも残っていて、触れれば刺さることがあります。片づけるときは厚手の手袋を使い、ちりとりなどですくって処分しましょう。

【仕組み】警報フェロモンの正体は毒液。「叩いて潰す」は危険

警報フェロモンは、毒液のなかに含まれています。ここが理解の要になります。

玉川大学の小野正人氏らの研究チームは、世界最大のスズメバチであるオオスズメバチの毒液から、揮発性の警報フェロモンを特定しました。主要な活性成分は2-ペンタノールで、ほかの成分がこれと相乗的に働くことが報告されています。

出典:Ono M, Terabe H, Hori H, Sasaki M「Components of giant hornet alarm pheromone」Nature 424, 637-638 (2003)

「目の前の1匹を確実に仕留めれば終わる」と考えて叩いてしまう方がいますが、仕留めた瞬間こそが最も信号を出しやすい場面です。殺さずに見つけた1匹を静かに見送るほうが、安全ということです。
香水や整髪料が引き金になることもあります
警報フェロモンの成分は、食品の香料や化粧品の香りとして使われることのある物質と近い性質を持っています。そのため、思い当たる理由がないのにハチが寄ってくる場面が起こりえます。

ハチは匂いに誘引されるため化粧や香水には注意すべきです。
あわせて、ハチは黒いものを攻撃するとも記載されています。屋外での作業や庭仕事の前には、香りの強いものを避け、白っぽい服装と帽子を選びましょう。
出典:神戸市「スズメバチと上手につき合おう」

【手段別】叩く・スプレー・そっと離れる。各対処で危険度がどう変わるか
同じ「1匹をなんとかする」というケースでも、選ぶ手段によって危険度は大きく変わります。
仲間を呼び寄せるきっかけとなる、「毒液の飛び散り」を軸に整理すると、次のようになります。

手段 毒液が飛び散るか 危険度の目安
手やタオルで払う・叩く 飛び散る。潰れれば毒嚢が破れる 最も高い。払う動作自体が攻撃と受け取られる
踏み潰す 飛び散る。靴底や床に付着が残る 高い。付着した匂いがその場に残り続ける
ハチ用スプレーを噴射する 飛び散る場合がある 中程度。屋外で距離を取れる場合に限る
静かに離れて、やり過ごす 飛び散らない 最も低い。1匹への対応としては第一選択

表の一番上から順に見ていくと、飛んでいるハチを手やタオルで追い払うのが最も危ないことが分かります。虫を払う動作は人にとっては反射でも、ハチにとっては攻撃ですので、この対応方法は控えてください。

踏み潰す方法にも別の問題があります。靴底やベランダの床に毒液が付着し、その場所に匂いが残ることになります。同じ場所に何度もハチが来るようになった場合、以前に潰した跡が残っているのかもしれません。

ハチ用スプレーは、屋外で十分な距離を取れる状況であれば選択肢になります。ただし製品ごとに噴射距離も使用場所の制限も違いますので、使う前に必ず容器の使用上の注意を読んでください。室内での使用を認めていない製品もありますし、噴射で興奮したハチが向かってくることもあります。

また、スプレーだけでは駆除が完了しないケースもあるんです。
当社が対応した神戸市の飲食店の蜂駆除の事例では、地上5メートルほどの軒下にキイロスズメバチが営巣していました。ハシゴをかけてスプレーで大方を駆除し巣を撤去したあとも、戻ってきたハチが多く、網で捕獲しながら数を減らしていく対応をとりました。巣がある状態では、スプレーだけだと対応が完了しないケースもあるということを知っておいてください。
スズメバチを1匹見かけた=巣が近い、とは限りません
「1匹いたら近くに巣がある」と書かれているのをインターネットでよく見かけますが、実際にはそう単純ではありません。誤解が最も多いのが、この部分です。

スズメバチの働き蜂は、餌を探して巣からかなりの距離を飛びます。ベランダに来た1匹が、離れた場所の雑木林から来ていることもあります。なので、1匹いたら近くに必ず巣があるとはいえません。

一方で、巣のすぐ近くには警戒範囲があります。ここに人が入ると、ハチのほうから威嚇してきます。つまり「餌を探して飛び回る範囲」と「巣を守る範囲」は別物で、前者はかなり広い範囲であり、後者は巣の周りに限られます。

スズメバチを1匹見かけた=巣が近い、とは限りません

「1匹いたら近くに巣がある」と書かれているのをインターネットでよく見かけますが、実際にはそう単純ではありません。誤解が最も多いのが、この部分です。

スズメバチの働き蜂は、餌を探して巣からかなりの距離を飛びます。ベランダに来た1匹が、離れた場所の雑木林から来ていることもあります。なので、1匹いたら近くに必ず巣があるとはいえません。

一方で、巣のすぐ近くには警戒範囲があります。ここに人が入ると、ハチのほうから威嚇してきます。つまり「餌を探して飛び回る範囲」と「巣を守る範囲」は別物で、前者はかなり広い範囲であり、後者は巣の周りに限られます。
ズメバチ_1匹見かけても巣が近いとは限らない

巣が近いかどうかを見分ける目安

自分のベランダや庭が、どちらの範囲に当たるのかの判断の目安をご紹介します。

観察できること 巣が近い可能性
数分おきに同じ方向から来て、同じ方向へ帰っていく 高い。往復しているので巣は帰る方向にある
近づくとカチカチという音を立てて向かってくる かなり高い。警戒範囲に入っている
1日に1回か2回、短時間だけ立ち寄って去っていく 低い。餌を探して通りかかっている状態
雨戸の戸袋や換気口から出入りしている きわめて高い。その内部に営巣している

1匹が短い時間だけ来て静かに去っていくという状態は、表の3行目に当たります。餌を探して立ち寄っている可能性が高く、ベランダそのものに巣があるとは考えにくい状況になります。

ちなみに、当社に相談いただいた内容をもとに巣ができる場所を集計したところ、巣が実際にあった場所でベランダが占めるのは8.3%でした。最も多いのは軒下や庇で27.6%、次いで樹木や植栽が17.9%です。ベランダで見かけることは多くても、巣そのものがベランダにあるとは限りません。

季節・状態別の蜂の動き方

見かけた時期によって、蜂が置かれている状況や生態系は異なりますので知っておいてください。

時期 その1匹が何をしているか
4月から5月 冬を越した新女王が単独で巣作りの場所を探している。巣はまだ小さい
7月下旬から8月中旬 働き蜂が最も増える最盛期。餌を求めて飛び回る個体が多い
9月から10月 新女王とオスが誕生する時期。働き蜂の警戒心と攻撃性が高まる
11月以降 働き蜂が寿命を迎えていく。動きの鈍い個体が地面にいることがある

ただし、蜂の種類によっても傾向が異なるので、その部分も解説していきます。

秋の1匹をあなどらない方がいい

スズメバチのご相談が集中するのは秋です。当社トータルクリーンに相談いただいた内容をもとに集計したところ、9月から11月に42.6%が集まっていました。

4月から7月は29.7%ですので、夏の終わりから初秋にかけてのほうが多い傾向にあります。アシナガバチは4月から7月が56.0%と逆の傾向を示しますので、同じハチでも時期の読み方を変える必要があります。
スズメバチ駆除の相談データ|トータルクリーンに相談いただいた内容をもとに集計したところ9月から11月に42.6が集まっていた

「夏が終わったから、もう大丈夫」とは言えません。むしろ夏の終わりから初秋にかけては危険度の高いスズメバチが増えるので、9月以降に1匹を見かけたら、初夏から夏場よりも慎重に距離を取りましょう。

動かない1匹と地面にいる1匹の扱い方

秋の終わりから冬にかけて、地面や玄関先で動かないスズメバチを見かけることがあります。寿命が近く弱っている個体であることが多いのですが、弱っていても毒針は機能します。

生きているかどうかを確かめようとして、指や棒でつつくのは避けてください。刺激を受ければ最後の力で刺してきます。処理するときは素手で触らず、道具を使って袋に入れましょう。子どもが拾ってしまう前に片づけておくと安心でしょう。

なお「1匹でうろうろしているのは偵察に来たハチだ」という説明もインターネット上にありますが、単独で飛び回っている働き蜂の多くは餌を探している蜂です。
人の家を偵察して仲間に伝えるという行動を前提にする必要はありませんので、過度に恐れず、距離を取ることに集中しましょう。

家の中に入ってきた1匹を、殺さずに外へ出す手順

室内に入ってきた場合は次の手順で対応を進めてください。

  • その部屋のドアを閉めて、ハチを1部屋に閉じ込める
  • ハチがいる側とは反対の窓を大きく開け、網戸も開ける
  • 部屋の照明をすべて消し、カーテンを開けて外光だけにする
  • 部屋から出て、10分から20分ほど待つ
  • 静かに戻って確認し、いなくなっていれば窓を閉める

ハチは明るいほうへ向かう習性があります。室内を暗くして窓の外だけを明るくすれば、自分から出ていきます。追い立てる必要はないです。手で払えって刺激してしまうと危険ですから、待つのが最も早い方法になります。

見失ってしまったときの対応方法

探し回るのはやめましょう。カーテンの裏や家具の隙間に入り込んでいる場合、不用意に触れると刺されます。部屋を暗くして窓を開けたまま、しばらく別室で待てば、多くの場合は自分で出ていきます。

夜間で外が暗い場合は、窓を開けたままにせず、その部屋を閉め切って翌朝に持ち越すという判断もありです。夜のうちに他の虫が入ってくることを防げますし、朝になれば外のほうが明るくなります。

室内で殺虫剤を使う前に確認してほしいこと

室内でのスプレー使用には注意が必要です。製品ごとに使用できる場所が決められており、屋内での使用を想定していないハチ用スプレーもあります。使う前に容器の使用上の注意を必ず読んでください。

小さなお子さんやペットがいるご家庭では、さらに確認が要ります。
とくに猫は、殺虫剤に使われるピレスロイド系の成分を分解して排出する働きが生まれつき弱く、安全の余裕が狭いことが知られています。毛づくろいで床や被毛に付いた成分を口に入れてしまう経路もあります。観賞魚がいる部屋での使用を認めていない製品もありますし、小鳥などのペットに直接かけないよう求める製品もあります。

使う場合は、ペットと食器・トイレを別の部屋へ移し、換気してから戻す、床を拭くといった手順を踏みましょう。使ったあとにペットの様子がいつもと違うときは、どの殺虫剤を使ったかを伝えて動物病院を受診してください。不安があれば、窓を開けて出ていくのを待つほうが確実です。

以上が、室内に入ってきた1匹への対応です。

【費用と線引き】自分で様子を見ていい場合と、業者に頼んだほうがいい場合

目の前に1匹いるだけの段階なら、すぐに駆除を依頼する必要があるとは断定できません。
判断の分かれ目は、巣が特定できているかどうかです。

様子を見ていい場合

  • 短い時間だけ来てすぐ去っていく
  • 周囲を確認しても巣が見当たらない
  • 近づいても威嚇してくる様子がない

この状態なら、ベランダの飲料容器や生ゴミを片づけ、しばらく観察するだけで収まることがあります。

依頼したほうがいい場合

  • 巣が見つかった。大きさにかかわらず、スズメバチの巣は自分で触らない
  • 雨戸の戸袋、換気口、室外機、屋根裏などから出入りしている
  • 同じ方向へ往復するスズメバチが、日に何度も見られる

姿を見るより先に羽音や出入りで気づいたというケースでは、生活空間のすぐそばに営巣していることが少なくありません。

蜂駆除にかかる費用の目安

当社の料金は次のとおりです。

種類・巣の状態 ベース料金(税込)
スズメバチ/とっくり状の初期の巣 20,000円〜
スズメバチ/バスケットボール大 30,000円〜
スズメバチ/スイカ大 35,000円〜
オオスズメバチ 44,000円〜
アシナガバチ/初期の巣 15,000円〜

巣のある場所によって、追加の料金が発生します。

条件 追加料金
高さ2〜4m未満(脚立が必要) 5,000円〜
高さ4m以上(はしごが必要) 15,000円〜
室外機・換気扇・給湯器の中 3,000円〜
屋根裏・床下・壁の中・斜面 20,000円〜

巣は放置した期間の分だけ大きくなり危険度も上がりますので、見つけた時点で相談するほうが安全性の観点では理想です。

数多くの蜂の巣被害の現場を見てきた経験から申し上げると、1匹の時点で相談された方の多くは、まだ巣が小さいうちに解決しています。
逆に「もう少し様子を見よう」と判断して秋を迎え、巣が数十センチになってから連絡をいただくケースもあります。

迷った時点で一度見せていただくのが、費用の面でも安全の面でも有利です。

まとめ:1匹を殺すかどうかより、毒液を出させないことを優先してください

スズメバチを1匹見つけた場合、すぐに殺すという判断をとるとかえって危険を伴います。
毒液を出されると近くにいる仲間が寄ってきますので、この記事で解説してきた内容をもとに冷静に判断や対応をしていってください。

スズメバチを1匹みたからすぐ近くに巣があるとは限りませんが、繰り返し家の近くでみかける場合は、一度蜂の巣駆除に強い業者にみてもらったほうがいいでしょう。

兵庫・大阪・京都などの関西エリアでスズメバチを見かけて対応に迷ったときは、巣の有無の確認から撤去までトータルクリーンにお任せください。1匹だけの段階でも相談を受け付けています。

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