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堺市の特徴
堺でふたつめの政令指定都市『堺市』
堺府には政令指定都市がふたつあり、ひとつは都道府県庁所在地である堺市。もうひとつが、堺市の南に位置する堺市です。堺府で人口と面積が第2位という堺市は、明治以後急速に近代化が進み、近年も力強い発展を続けています。小学校の社会科の授業では必ず出てくると言っても良いほど、中で大仙陵古墳（仁徳天皇陵古墳）は、日本最大級の前方後円墳で、古墳がある街としても有名です。また、社会科といえば千利休の出身地でもある堺市。かつては日本一の火縄銃の生産地でした。
百舌鳥（もず）古墳群が世界遺産に登録された
2019年に開催された第43回世界遺産委員会で、「 百舌鳥・古市古墳群（もず・ふるいちこふんぐん） 」が世界文化遺産として登録されました。堺にとっても初めての世界遺産登録になります。堺市の「百舌鳥」、羽曳野市・藤井寺市の「古市」の2つからなる百舌鳥・古市古墳群。かつては100基を超える古墳が築造された巨大古墳群でもある百舌鳥古墳群は、日本を代表する古墳群で、現在は44基が残っています。 主な古墳には、日本最大の前方後円墳である仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳があり、東側に、いたすけ古墳、御廟山古墳、ニサンザイ古墳、北側に反正天皇陵古墳があります。
世界が注目する「堺の刃物」
堺は日本における刃物の三大産地のひとつです。プロの料理人用庖丁では国内シェア98%を誇るほど、その魅力は職人が一本ずつ手作りで仕上げる「打刃物」。極上の切れ味は、世界の料理人たちからも熱い注目を浴びています。毎年4月には、堺市産業振興センターで「堺刃物まつり」が開催されます。県外からも多数の来訪者が集い会場は賑わいます。また、2011年にオープンした堺伝統産業会館2階(実演は1階)に「堺刃物ミュージアム」があります。「堺の刃物」は全国で多くの料理人に使われ続け、「刃物のふるさと堺」として親しまれているのです。めずらしい刃物などの展示や、高級刃物・プロ用刃物の販売をしています。
