鳩が巣を作ったのですが、どうすればいいですか?卵やヒナがいる場合の対処法も教えてください
自宅のベランダやエアコン室外機の裏に鳩の巣を見つけてしまい、どう対応すればいいのか分からず困っているという方からのご相談です。
今回は、関西エリアで業績50年以上のトータルクリーンで害鳥対策・駆除を担当している波留 貴が回答と解説をしていきます。
まずは「卵やヒナがいるか」を確認してください。いなければ今すぐ撤去・消毒を、いる場合は鳥獣保護管理法で勝手に撤去できないため、正しい手順での対応が必要です

鳩の巣を見つけたとき、いちばんやってはいけないのが「とりあえず様子を見よう」という対応です。
鳩は巣作りから産卵までのスピードが非常に速く、迷っている数日のあいだに卵を産み付けられてしまうと、法律関係の絡みもあり、その後の対応が一気に難しくなってしまいます。
鳩の巣を見つけたら、まずは以下の順番で確認と対応を進めてください。
- ①状況確認:巣に卵やヒナがいないか、巣はどの段階か(作りかけ/完成済み)をチェックする
- ②今すぐの対応:卵・ヒナがいなければ、その場で巣を撤去し、残った糞を消毒する
- ③法律の確認:卵やヒナがいる場合は、勝手に撤去せず自治体や専門業者に相談する
- ④再発防止:撤去後はすぐに、防鳩スパイクやネットで「二度と巣を作らせない」対策を行う
理解しておかないといけないのが、鳩は「鳥獣保護管理法」という法律で守られているという点です。巣に卵やヒナがいる状態で勝手に撤去・処分すると、法律違反になってしまう可能性があるんです。
なぜ早急な対応が必要かというと、放置するほど糞害・騒音・健康被害が深刻になっていくからです。また、繁殖が進むと、法律上の制約から撤去できるタイミングが限られ、対策費用もどんどん膨らんでしまいます。
「卵があるのかどうか判断がつかない」「自分で撤去していいのか不安」という方は、一度トータルクリーンにご相談ください。
当社には鳩対策・鳩駆除の施工実績が豊富な、国家資格を保有したスタッフも多数在籍していますので、安心してご相談ください。

- 場所
- 大阪府箕面市・個人宅
- 駆除場所
- 個人宅のベランダルーフ
この度はお世話になりました。長い間ハトの糞に悩まされており、思い切って業者さんにお願いすることにしました。施工後、少しの間ハトが家の周りを飛び回っていましたが、止まれないため、やがて姿を見せなくなりました。本当に助かりました。ありがとうございました。…もっと読む
鳩の巣を見つけたらどうすればいいかという内容について、YouTubeで動画も公開していますので、こちらも合わせてご覧ください。
この記事では、鳩の巣を見つけたときに最初にやるべき対応や、状況別の正しい対処法、自分でできる撤去手順など、現場で培ったノウハウを詳しくお伝えしていきます。
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Table of Contents
鳩が巣を作ったら最初にやるべきこと|まず確認したい3つのチェックポイント
鳩の巣を見つけたら、撤去や対策に動く前に、まずは現状を正確に把握することが先決です。状況によって「すぐ撤去していいのか」「撤去すると違法になるのか」が180度変わってくるからです。

慌てて手を出す前に、次の3つを順番に確認してください。
チェック項目1:巣に卵やヒナがいるか
最優先で確認すべきは、巣の中に卵やヒナがいるかどうかです。これによって、その後とれる対応がまったく変わってきます。
鳩の卵は白色で、ウズラの卵をひと回り大きくしたようなサイズ(縦4cm前後)です。通常は1〜2個産み付けられています。巣をのぞいて卵やヒナが見当たらなければ「作りかけの巣」または「使われていない空の巣」であり、ご自身でも撤去が可能です。
一方、卵やヒナがいる場合は、鳥獣保護管理法によって勝手な撤去が禁止されます。詳しくは後ほど解説しますが、この段階で「中身がある」と分かったら、ご自身での撤去はいったんストップしてください。
チェック項目2:巣はどの段階か(作りかけ/完成済み)
次に、巣がどこまで作られているかを確認します。
枝や枯れ草が数本置かれている程度の「作りかけ」であれば、まだ産卵前である可能性が高く、撤去のラストチャンスです。鳩は2〜3日で一気に巣を完成させ、産卵に入ることもあるため、作りかけを見つけたらその日のうちに対応するのが理想です。
すでにお椀状にしっかり組まれた「完成済み」の巣は、産卵が近いか、すでに卵がある可能性があります。
チェック項目3:どこに、どんな状態で作られたか
最後に、巣が作られた場所と周辺の状況を確認します。
ベランダの隅・エアコン室外機の裏・屋根の軒下・ソーラーパネルの隙間など、鳩は雨風をしのげて人目につきにくい場所を好みます。手の届く範囲か、高所で危険を伴うかによって、自分で対応できるかどうかも変わってきます。
また、巣の周りに糞が大量に溜まっている場合は、すでに長く居着かれているサインです。糞には病原菌が含まれるため、撤去・清掃には後述する防護対策が欠かせません。
この3つのチェックで「卵・ヒナがいない作りかけの巣かつ手の届く場所」と分かれば、ご自身で撤去できます。逆に1つでも当てはまらない要素があれば、無理せず専門の鳩駆除業者への相談を検討してください。
【状況別】鳩の巣を見つけたときの正しい対処法
チェックが済んだら、巣の状態に応じて対応を進めていきます。ここを間違えると、せっかくの対策が無駄になったり、法律違反につながったりするため、ご自宅の状況に当てはめながら読み進めてください。

ケース1:卵・ヒナがいない(作りかけ・空の巣)→ 今すぐ撤去する
卵もヒナもいない巣であれば、ご自身ですぐに撤去して問題なく、この段階での撤去がいちばん簡単です。
撤去した後は、必ず防鳩スパイクやネットなどの再発防止策をセットで行ってください。巣を撤去しただけで放置すると、鳩は「ここは安全な場所だ」と記憶しているため、数日でまた巣材を運び込んできます。撤去と再発防止は必ず1セットと考えましょう。
ケース2:卵がある → 自分で撤去せず、自治体に相談する
巣の中に卵がある場合、ご自身での撤去は鳥獣保護管理法に抵触する恐れがあります。
「卵だけなら大丈夫だろう」と考えてしまいがちですが、卵も法律上の保護対象です。どうしても撤去が必要な場合は、お住まいの自治体(市区町村の担当窓口)に相談し、必要な許可を取る流れになります。
ただし、許可が下りるまでには時間がかかり、書類も煩雑です。その間にも糞害は進行していくため、スピーディーかつ確実に解決したい場合は、許可申請の対応に慣れた専門業者に依頼するのが現実的です。
ケース3:ヒナがいる → 巣立ちを待つか、専門家へ相談する
すでにヒナが孵っている場合は、さらに慎重な対応が必要です。
ヒナがいる巣を勝手に撤去・移動することはできません。基本的には巣立ちを待つことになりますが、鳩のヒナは孵化からおよそ1ヶ月で巣立ちます。その間、糞や鳴き声の被害は続いてしまいます。
「巣立ちまで待てない」「被害がひどく生活に支障が出ている」という場合は、専門業者に相談してください。
【最重要】鳩の巣を勝手に撤去すると違法になる|鳥獣保護管理法の話
ここまで繰り返しお伝えしてきた「鳥獣保護管理法」について、もう少し詳しく解説します。鳩の対処を誤って法律違反にならないよう、必ず押さえておいてください。

鳩は法律で守られている野生鳥獣です
街中でよく見かけるドバトやキジバトも、野生鳥獣であり、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護管理法)によって保護されています。
この法律により、許可なく以下の行為を行うことは原則として禁止されています。
- 鳩を捕獲する、傷つける、殺す
- 卵やヒナがいる巣を撤去・破壊する
- 卵を移動させる、処分する
- エアガンやBB弾などで鳩を撃つ
違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。「ベランダに勝手に来た鳩なのに」と理不尽に感じるかもしれませんが、法律上はこうした扱いになっているんです。
出典:環境省「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
「巣だけ」なら撤去してよい
一方で、卵もヒナもいない空の巣であれば、撤去しても法律違反にはなりません。
つまり、合法的に対処できるかどうかの分かれ目は「巣の中身」にあります。
産卵される前の作りかけの段階で撤去してしまえば、法律的な制約を受けずにスムーズに対応できます。鳩の巣を見つけたら、できるだけ早く動くことが、被害の面でも手続きの面でも有利に働きます。
卵やヒナがある巣を撤去したいときの流れ
どうしても卵やヒナのある巣を撤去したい場合は、自治体へ「鳥獣の捕獲等許可申請」を行い、許可を得る必要があります。
申請から許可までには一定の審査期間がかかり、申請書類の作成も必要なので、手間や被害が進行することを考えると、自分でやる人は少ないです。
【自分でできる】鳩の巣の撤去手順と必要な道具
卵・ヒナがいない巣を、ご自身で撤去する場合の具体的な手順を解説します。鳩の糞や巣には病原菌・ダニが潜んでいるため、必ず防護をしてから作業に取りかかってください。
準備するもの
作業前に、以下の道具をそろえておきましょう。
- 使い捨てのマスクとゴーグル(糞の粉塵や病原菌の吸い込み・付着を防ぐ)
- 使い捨てのゴム手袋(素手で糞や巣に触れない)
- 厚手のビニール袋(撤去した巣や糞を密閉する)
- 消毒用アルコールスプレーまたは次亜塩素酸ナトリウム(撤去後の消毒用)
- ほうき・ちりとり、新聞紙、汚れてもよい服装
撤去の手順
準備が整ったら、次の手順で進めます。
- 手順1:身支度を整え、周囲に飛散しないようにする
- マスク・ゴーグル・ゴム手袋を着用します。乾いた糞は粉塵となって舞い上がりやすいため、霧吹きで軽く湿らせてから作業すると、粉塵の飛散を抑えられます。
- 手順2:巣を崩さないようにそっと取り外す
- 巣を一気に引きはがすと巣材や糞が飛び散ります。下に新聞紙を敷き、ビニール袋を口を広げて構えながら、ゆっくりと巣を外してそのまま袋へ入れていきましょう。
- 手順3:巣材・糞をまとめて密閉処分する
- 巣と周辺の糞をすべて回収したら、ビニール袋の口をしっかり縛って密閉します。お住まいの自治体のルールに従い、可燃ごみとして処分してください。
- 手順4:撤去場所を消毒する
- 巣があった場所には、目に見えない病原菌やダニが残っています。アルコールスプレーや薄めた次亜塩素酸ナトリウムをたっぷり吹きかけ、清潔なウエスで拭き取って消毒します。
作業時の注意点
鳩の糞を素手で触ったり、マスクなしで吸い込んだりすると、後述するオウム病などの感染症リスクがあります。小さなお子様や高齢者、妊娠中の方は作業を避け、別の家族や専門業者に任せることをおすすめします。
また、高所やソーラーパネルの隙間にある巣の撤去は、転落の危険が大きく非常に危険です。無理に手を伸ばさず、こうしたケースはプロに任せてください。
撤去して終わりではない|二度と巣を作らせない再発防止策

鳩対策でいちばん重要なのが、この再発防止です。巣を撤去しただけでは、戻ってくる可能性があります。
というのも、鳩は帰巣本能が非常に強く、一度気に入った場所を数百km離れても覚えていられるほどなんです。なので、撤去と同時に、物理的に「止まれない・入れない」環境を作りましょう。
- 防鳩スパイク(剣山)を設置する
- 鳩が止まりやすい手すり、室外機の上、ひさしのふちなどに、針状の突起が並んだスパイクを設置します。物理的に着地できなくなるため、待機・営巣を効果的に防げます。一度設置すれば長期間効果が続くのが利点です。
- 防鳥ネットで空間ごと囲う
- ベランダ全体への侵入を防ぐなら、防鳥ネットが最も確実です。隙間ができないように張るのがポイントで、わずかな隙間からでも鳩は入り込んでくるため、設置の精度が効果を左右します。
- テグス(釣り糸)を張る
- 手すりの上などに、足元から数cmの高さでテグスを張ると、鳩は羽を傷つけられるのを嫌って止まりにくくなります。透明で目立たないため、景観を損ねたくない場所に向いています。
- 忌避剤で寄せ付けない
- 鳩が嫌うニオイのジェルタイプ忌避剤を、止まりやすい場所に塗布する方法もあります。ただし、ニオイに慣れられると効果が薄れるため、スパイクやネットと組み合わせた補助的な対策として使うのが効果的です。
- 巣材・エサ・水場をなくす
- ベランダに置いた枯れ枝や段ボール、こぼれた食べ物、溜まった水は、鳩を呼び寄せる原因になります。普段からベランダを片付け、鳩にとって居心地の悪い環境を保つことも立派な予防策です。
なお、鳩よけネットの設置を業者に依頼した場合の費用については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
放置は絶対NG|鳩の巣を放置する5つの深刻なリスク
「ヒナが巣立つまで待てばいい」「そのうち出ていくだろう」と鳩の巣を放置すると、ご家族の健康や住まいに深刻な被害が及びます。鳩の巣を放置する主なリスクは、次の5つです。
リスク1:糞害による悪臭と建物の劣化
鳩は同じ場所に糞をする「ためフン」の習性があります。巣の周りには毎日大量の糞が溜まり、強烈な悪臭が発生します。
さらに、鳩の糞は酸性が強く、ベランダの床や手すり、室外機、屋根材などの金属やコンクリートを腐食させます。放置するほど建物の劣化が進み、修繕費用もかさんでいきます。
リスク2:オウム病などの健康被害
鳩の糞や羽には、人に感染する病原菌が含まれています。乾いた糞が粉塵となって舞い上がり、それを吸い込むことで感染症を引き起こすことがあるんです。
代表的なものがオウム病で、クラミジアという病原体による感染症です。発熱や咳など風邪に似た症状から、重症化すると肺炎を起こすこともあります。妊娠中の方は特に注意が必要です。このほか、糞に含まれるカビが原因のクリプトコックス症や、サルモネラ食中毒、鳥関連過敏性肺炎などのリスクも知られています。
出典:厚生労働省「オウム病について」
リスク3:鳴き声による騒音被害
鳩は早朝から「ポッポッポー」と鳴き続けます。これは求愛行動の一環で、繁殖期にはとくに頻繁になります。
巣にヒナがいると、エサをねだる鳴き声も加わり、騒音はさらにひどくなります。毎朝決まった時間に鳴き声で起こされる生活が1ヶ月以上続くと、睡眠不足やストレスの原因にもなりかねません。
リスク4:ダニ・害虫の発生
鳩の巣には、ワクモなどの吸血性のダニが大量に発生します。
ヒナが巣立った後や鳩がいなくなった後、エサ(鳩)を失ったダニが新たな吸血対象を求めて室内に侵入してくることがあります。刺されると激しいかゆみに悩まされるため、巣の存在は害虫被害にも直結するのです。
リスク5:巣の大型化と再営巣による被害の拡大
鳩は一度の繁殖で巣立ちが終わっても、同じ巣を繰り返し使い、年に何度も産卵します。
放置するほど巣は大きく、糞の量も増え、鳩にとっての「自分の家」としての執着が強まっていきます。こうなると追い出すのも一苦労で、対策の難易度も費用も跳ね上がってしまいます。だからこそ、被害が小さいうちの早期対応が肝心なんです。
鳩の巣に関するよくある質問
- Q:作りかけの巣なら、撤去しても法律違反になりませんか?
- A:卵もヒナもない作りかけの巣であれば、撤去しても鳥獣保護管理法には抵触しません。むしろ産卵される前のこの段階での撤去が、いちばん簡単で確実です。ただし、撤去後すぐに再発防止策を行わないと、また巣を作られてしまいます。
- Q:卵を別の場所に移してあげるのはダメですか?
- A:卵の移動も鳥獣保護管理法で禁止されています。善意であっても法律違反になる可能性があるため、卵がある場合は触れずに、自治体や専門業者に相談してください。
- Q:鳩の巣を撤去したのに、また同じ場所に作られました。なぜですか?
- A:鳩は帰巣本能が非常に強く、一度気に入った場所を覚えていて何度も戻ってきます。撤去だけでは不十分で、防鳩スパイクやネットで「物理的に巣を作れない環境」を作ることが必要です。再発を繰り返す場合は、専門業者への相談をおすすめします。
- Q:鳩の糞を掃除するとき、気をつけることはありますか?
- A:乾いた糞は粉塵となって舞い上がり、吸い込むとオウム病などの感染症リスクがあります。必ずマスク・ゴーグル・ゴム手袋を着用し、霧吹きで軽く湿らせてから作業してください。掃除後はアルコールなどで消毒し、使った道具や手袋は密閉して処分しましょう。
- Q:ベランダに来る鳩を、自分で捕まえて逃がしてもいいですか?
- A:鳩を許可なく捕獲することは法律で禁止されています。捕まえる・傷つけるといった行為は避け、忌避剤やスパイク、ネットなど「寄せ付けない・止まらせない」方法で対応してください。
まとめ
ここまでご説明してきたように、鳩の巣は、見つけたその時が対処のベストタイミングです。迷っているあいだに産卵されてしまうと、法律上の制約から動けるタイミングが限られ、被害も費用も膨らんでしまいます。
「卵があるか分からない」「高所で自分で駆除するのは怖い」という方は、トータルクリーンにお任せください。
市役所や大手企業から駆除依頼をうけている業歴50年以上の老舗業者なので、安心してご相談いただければと思います。






















