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羽曳野市の特徴
名前の由来は「羽を曳くが如く」飛び立った羽曳野市
水底から隆起して形成された「羽曳野丘陵」は、東の「石川」と西の「東除川」との間に挟まれた楕円形の丘陵（台地）です。大阪府の南河内（みなみかわち）地域に位置する羽曳野市は、『古事記』や『日本書紀』に登場する英雄、ヤマトタケルノミコトが没後白鳥なり、「羽を曳くが如く」飛び立ったと伝わる「白鳥伝説」に由来しています。日本最古とされる竹内街道は現在に受け継がれ、歴史のある神社や民家が軒を連ねています。歴史資料が多く残る羽曳野市は、豊かな自然環境にも恵まれたまちです。
昭和初期からワインの醸造もおこなわれていた羽曳野市
羽曳野市はぶどうの栽培が盛んな地域で、昭和初期からワインの醸造も行われています。年間を通して温暖な瀬戸内海式気候に属してることと、山に囲まれ風が遮られ、降雨量が少ないことから、かつてぶどうの一大産地でした。大阪府内でも、デラウェア種、甲州種、マスカット・ベーリーA種の供給地の１つです。サントリーの「赤玉ポートワイン」は当時、羽曳野市のぶどうが原料に使われていました。羽曳野市のぶどう栽培には古い歴史があり、大阪の特産物でもあります。
古市古墳群最大の古墳や最古級の神輿も羽曳野市
羽曳野市は古墳などの古代史跡に恵まれた観光地としても有名です。歴史探訪を楽しむのにはうってつけの観光スポットが多く点在しています。御祭神応神天皇の陵(お墓)である応神陵古墳こと惠我藻伏崗陵。古墳と直結している神社、誉田八幡宮には、源頼朝公が寄進したと言われている「お神輿(国宝)」は現存する神輿の中でも最古級です。古市古墳群最大の古墳は、季節を問わずたくさんの観光客が目的地のひとつにしています。
