当社トータルクリーンには、アライグマ被害にお悩みの方から、よくこんな相談がきます。
「屋根裏・天井裏のアライグマを追い出す方法を知りたい」
「再発しないアライグマの追い出し方を教えてほしい」
そんなお悩みが多いことから、この記事では、アライグマ駆除にあたっているトータルクリーンの山脇が「アライグマを追い出す実践的な方法」について解説していきます。
自分でアライグマを追い出す際の方法を5つご紹介し、大切な対応である「追い出した後に絶対やるべきこと」まで、私たちトータルクリーンが蓄積してきた現場経験をもとにお伝えしていきます。
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Table of Contents
アライグマを追い出す前に知っておくべき法律のルール

まずはじめに皆さんに知っておいていただきたいのは、アライグマの対処では、2つの法律を守って行う必要があるということです。
1つ目は「鳥獣保護管理法」です。
この法律により、アライグマを含む野生鳥獣を許可なく捕獲・殺傷すると、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科されます。
2つ目は「外来生物法」です。
アライグマは特定外来生物に指定されており、捕獲した個体を無許可で野外に放つと、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金の対象になります。
ここで覚えておいていただきたいのが、「追い出し」と「捕獲」の違いです。
忌避剤や音、光を使ってアライグマを自発的に出ていかせる「追い出し」は、直接触れたり傷つけたりしないため、基本的に役所からの許可は必要ありません。一方で、罠を使った「捕獲」は自治体への申請が必要になります。
環境省が公表している「アライグマ防除の手引き(令和7年3月改訂版)」でも、地方公共団体が主体となった計画的な防除の重要性が示されています。自力で対処する場合は、あくまで「追い出し」の範囲にとどめるのが安全です。
参考:環境省「アライグマ防除の手引き」

当社トータルクリーンのような専門の害獣駆除会社は、役所に届け出を行い、追い出し・捕獲・駆除を合法に行っているということなんです。
実際にアライグマの捕獲を行っているシーンがこちらです。
この後のセクションでは、アライグマの追い出す方法やテクニックをご紹介していきますが、このような本格的な捕獲や駆除は法令順守や役所からの許可が求めれるということを念頭においてください。
自分でできるアライグマを追い出す方法5選
ここからは、許可なしで実践できる追い出し方法を5つご紹介します。どの方法にもメリットと限界がありますので、現場目線で正直にお伝えしていきます。

方法1|忌避剤(木酢液・唐辛子・ハッカ)を使う
まずは木酢液・唐辛子・ハッカのような忌避剤を使用してアライグマを駆除する方法を解説していきます。
アライグマは嗅覚がとても鋭い動物です。この性質を利用して、強いニオイで「ここは居心地が悪い」と思わせるのが忌避剤の狙いです。
代表的な忌避剤には以下のようなものがあります。
- 木酢液
- 山火事を連想させるニオイがアライグマを遠ざける。ホームセンターで手軽に入手可能
- 唐辛子(カプサイシン)成分
- 鼻や目の粘膜を刺激し、その場にいたくなくさせる
- ハッカ油
- スーッとする強い香りを嫌がる個体が多い
使い方は、布や容器に染み込ませて屋根裏や床下の侵入経路付近に設置するだけです。手軽に始められるのが最大の利点です。
ただ、効果の持続期間は長くても1〜2週間程度で、雨や気温で揮発が早まることもあります。デメリットとして、アライグマが「ニオイに慣れてしまう」ケースが少なくありません。
忌避剤だけで完全に追い出せるかというと、かなり難しいというのが私山脇の所感です。
方法2|燻煙剤で屋根裏から追い出す
屋根裏や天井裏など、閉鎖された空間にアライグマがいる場合に有効なのが燻煙剤です。加熱すると有効成分が煙として広がり、空間全体にニオイと刺激を行き渡らせます。
使用する際のポイントは以下です。
- できるだけ空間を密閉してから使用する(換気口をふさぐなど)
- 火災報知器が反応する場合があるため、事前にカバーをかける
- 小さなお子さんやペットがいるご家庭は、成分が漏れないよう十分注意する
燻煙剤は忌避剤よりも一度に広い範囲をカバーできる反面、効果は一時的です。煙が消えてしまえばアライグマが戻ってくる可能性があります。「追い出すきっかけを作る道具」くらいに捉えておくのが現実的です。
方法3|超音波・音で嫌がらせをする
アライグマは聴覚も敏感で、人間には聞こえない高周波の超音波を不快に感じます。市販の超音波撃退器を屋根裏や庭に設置するだけで、手間なく使えるのが魅力です。
ただし、当社トータルクリーンがこれまで120,000件以上の現場を見てきた経験から申し上げると、超音波だけで完全に追い出せたケースはそれほど多くありません。理由は「慣れ」です。同じ周波数の音が流れ続けると、アライグマは数週間で順応してしまいます。
効果を長持ちさせるなら、周波数が自動で変わるタイプを選ぶか、忌避剤や光など他の方法と組み合わせるのがおすすめです。
方法4|強い光やLEDストロボライトで寄せ付けない
アライグマは夜行性の動物です。暗い場所を好んで活動するため、強い光は大きなストレスになります。
- LEDストロボライト
- 不規則に点滅する光が効果的。屋根裏や軒下に設置する
- センサーライト
- 動きを感知して点灯するタイプ。庭や侵入口付近に向いている
設置のコツは、アライグマの通り道や侵入口に向けて光が当たるようにすることです。
ただし、これも時間が経つと慣れてしまうアライグマがいます。光だけに頼るのではなく、ニオイや音と併用することで効果が上がりやすくなります。
方法5|住みにくい環境を作る(餌・巣材の除去)
追い出しグッズに頼る前に、実はこの「アライグマが住みづらい環境づくりを行うこと」が一番の土台になります。アライグマが居着く理由は「そこに餌と安全な寝床があるから」なんです。この2つを取り除くだけで、アライグマが自発的に離れるケースもあります。
- ペットフードを外に置きっぱなしにしない
- 生ゴミは蓋つきの容器で管理し、収集日の朝に出す
- 庭の果樹は実が落ちたらすぐに回収する
- 庭木の枝が屋根にかかっていれば剪定する(侵入経路になる)
- 屋根裏の断熱材がむき出しになっていないか確認する(巣材にされやすい)
地味に思えるかもしれませんが、これをやるかやらないかで、他の追い出し方法の効果がまるで変わってきます。アライグマ被害の数多く現場の経験を経験した私山脇からすると、この観点がとても大切だと感じます。
実際に当社がアライグマ駆除にあたった事例を以下に掲載しておりますので、プロの駆除対応についても知っておきたいという方は参考にしてください。ポイントは、アライグマを追い出すだけではなく、侵入防止対策を行い、アライグマが再度来ないようにすることです。

アライグの駆除事例:大阪府三島郡島本町・個人宅戸建 アライグマ侵入防止対策の事例
追い出した後が本番|アライグマの再侵入を防ぐ3つの鉄則
ここからが、実はこの記事で一番お伝えしたい内容です。アライグマ対策は「追い出して終わり」ではありません。むしろ追い出した後の対応を怠ると、高い確率で同じアライグマが戻ってきます。
これまでの現場経験で強く感じますが、アライグマの帰巣本能は本当に強いんです。

鉄則1|侵入口を徹底的に塞ぐ(3cm以上の隙間は要注意)
アライグマは見た目以上に体が柔らかく、直径わずか3〜5cmほどの隙間でもすり抜けてしまいます。屋根と壁の接合部、通気口、床下の換気口など、意外な場所が侵入口になっていることが多いです。
塞ぐ際は、金属メッシュやパンチングメタルなど、アライグマの爪でも破れない素材を選んでください。プラスチック製のネットでは簡単に破られてしまいます。
実際に当社でアライグマの侵入防止対策を行った事例が以下です。
アライグの駆除事例:兵庫県三木市・個人宅戸建 アライグマ侵入防止対策の事例
侵入箇所が複数箇所に渡る可能性もあり、我々プロでも完全な侵入防止対策を打つには苦労するケースもあるのが実情です。
鉄則2|帰巣本能を甘く見ない(最長6ヶ月以上記憶する)
アライグマには強い帰巣本能があり、一度巣として使った場所を最長6ヶ月以上も記憶しているとされています。追い出した直後はいなくなったように見えても、数週間〜数ヶ月後にひょっこり戻ってくるケースを、当社でも何度も目にしてきました。
追い出しと侵入口の封鎖をセットで行うのはそのためです。片方だけでは不十分だと思ってください。
再発防止について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
鉄則3|追い出し後1ヶ月は再発チェックを続ける
追い出しと封鎖を済ませたら、少なくとも1ヶ月間は毎日チェックしましょう。確認すべきポイントはこちらです。
- 封鎖した箇所に引っかき傷や破損がないか
- 天井裏から足音や物音がしないか
- 庭や建物周辺に新しい糞が落ちていないか
- 屋根裏に新しい足跡がついていないか
1ヶ月間なにも異常がなければ、ひとまず安心していただいて大丈夫です。ただし、春先(3〜6月)はアライグマの繁殖期で活動が活発になるため、この時期は特に注意が必要です。
こんなケースは自力で対処しないでください
ここまで自分でできる追い出し方法をご紹介してきましたが、正直に申し上げて、すべてのケースに自力対応が向いているわけではありません。
以下のような状況では、無理をせず専門業者に相談することを強くおすすめします。
- 天井裏に大量の糞尿が溜まっている → アライグマの糞にはアライグマ回虫の卵が含まれている場合があり、乾燥した糞を吸い込むと人体に深刻な健康被害を及ぼす恐れがある
- 子どものアライグマが一緒にいる → 母親のアライグマは子を守るために非常に攻撃的になる。噛まれると狂犬病のリスクもある
- 何度追い出しても戻ってくる → 帰巣本能が特に強い個体や、侵入口の見落としがある可能性が高い
- 断熱材や電気配線がすでに損傷している → 漏電による火災リスクがあり、復旧工事と合わせた対応が必要
当社トータルクリーンでも、東大阪市の個人宅で「春先から天井裏でズリズリという音がする」というご相談を受けた事例があります。調査したところアライグマの足跡が見つかり、断熱材は糞尿で荒らされていました。罠を設置し10日後に捕獲、その後侵入口をしっかり封鎖したことで、お客様からは「平穏無事に暮らせています。我が家の生活を守ってもらい感謝しています」とのお声をいただきました。
自力で対処するか迷ったときは、「被害が糞尿や建物の損傷にまで及んでいるかどうか」が一つの判断基準です。ニオイや足音だけの段階なら自力での追い出しを試す価値がありますが、被害が進行しているなら、早めにプロに任せるほうが結果的に費用も被害も抑えられるという点を理解しておきましょう。
アライグマ駆除をプロに依頼するメリット
専門業者にアライグマ駆除を依頼すると、一般的に以下のような流れで対応が進みます。
- 現地調査:侵入経路の特定、被害状況の確認、アライグマの痕跡(足跡・糞・爪痕)の調査
- 追い出しまたは捕獲:状況に応じて忌避剤での追い出し、もしくは自治体への許可申請を経たうえでの罠設置
- 糞尿の清掃・消毒:感染症リスクを防ぐための殺菌処理
- 侵入口の封鎖:金属素材などを使った物理的な封鎖工事
プロにアライグマ駆除を依頼するメリットとして、「侵入防止対策によって再発防止ができる」という点です。
市販グッズなどを使って自分でアライグマを追い出したとしても、大半のケースではアライグマが戻ってきます。
我々のようなプロに依頼することで、根本からシャットダウンできるというのが大きな違いです。
また、アライグマ被害の現場では糞や尿による衛生面での問題が発生しているケースも多く、プロの駆除会社であれば消毒や清掃もまとめて行ってくれます。その点も専門の駆除会社に依頼するメリットです。
まとめ
アライグマを追い出すには、忌避剤・燻煙剤・超音波・光・環境整備の5つの方法があります。どれも役所からの許可なしで実践できますが、それぞれ効果の持続時間や限界がありますので、できれば複数を組み合わせて使うのが効果的です。
そして、追い出した後の侵入口封鎖と再発チェックこそが、本当の意味でのアライグマ対策。ここを怠ると、帰巣本能で同じ個体が何度でも戻ってきます。
糞尿被害がすでに出ている場合や、何度追い出しても再発する場合は、無理をせず専門業者にご相談ください。
関西エリアでアライグマ被害に困っているという方は、トータルクリーンまでお気軽にお問い合わせください。



































