「鳩が現れてから、皮膚が荒れている気がする」
「咳がたくさん出て肺の様子がおかしい」
このように、鳩がベランダや近所に住み着いてから体調が悪くなった方が多くいらっしゃいます。
それは、鳩が持っている寄生虫や病原菌が主な原因です。
近年、鳩の数がどんどん増えており、それに伴って被害も拡大してきています。
今回は、鳩が持つ寄生虫と病原菌による被害について紹介していきます。
目次
鳩について
鳩は一度に卵を2個産卵します。
そして、年に5、6回ほど産卵するので、繁殖力が非常に高いです。
また、伝書鳩や通信鳩の歴史から分かるように、帰巣本能が高く、遠くへ行っても住処に帰って来ます。
そのため、一度住み着くとなかなか追い出すことは難しいです。
ベランダは鳩にとって非常に快適な場所です。
物陰が多く、外的から襲われるリスクが低いからです。
そして鳩は、寄生虫や病原菌を持っており、糞などから人へ感染し、被害を与えます。
鳩の持つ寄生虫
鳩は、ダニやノミを外部寄生虫として持っています。
これらの寄生虫は人も襲うので、夜に吸血される可能性があります。
鳩がベランダなどから去った後も寄生虫は残るので、鳩がいないからといって安心はできません。
そして、これらの寄生虫に襲われると皮膚炎などを発症してしまいます。
鳩の持つ病原菌
鳩から感染する有名な病気として、クリプトコッカス症があります。
鳩の糞にはクリプトコックス菌の栄養分が豊富に含まれており、糞の中で増殖します。
鳩の糞は乾燥すると、飛び散るので、吸い込んでしまうとクリプトコックス病に感染してしまいます。
吸い込まれと、肺で数を増やしますが、多くの場合は軽い症状で終わります。
しかし、免疫力が低下していると、重症化し、髄膜炎や脳炎を引き起こすリスクが高まります。
他には、オウム病があります。
オウム病はオウムだけが媒介する病気ではなく、鳩も持っています。
人が、オウム病に感染すると、咳や頭痛、関節痛、全身の倦怠感などインフルエンザに似た症状が現れます。
こちらも重症化すると、髄膜炎や、肺炎を引き起こします。
この他にも、鳩はサルモネラ菌や、アレルギーの原因になるなど様々な健康被害を引き起こします。
まとめ
今回は鳩の持つ寄生虫と病原菌による被害を紹介しました。
寄生虫による皮膚炎や痒み、病原菌による咳や頭痛など、鳩は人へ被害を与える可能性があります。
鳩が家の近くに住み着いてしまうと様々な健康被害の原因になるので、早期の駆除をしてください。
鳩の被害に悩んでいたり、駆除を考えていたりする方は、ご気軽に当社へ相談してください。