まさか自分の家にコウモリが住みつくとは……
業者に駆除を頼むにしても、思い当たる業者がいない。ネットで検索しても、似たり寄ったりの業者ばかりでどこがいいかわからないし、料金も「〇〇円~」など、曖昧なところが多い。
「いったい、どの業者に頼めばいいの!?」と悩みますよね。
本記事では、ネット検索で優良なコウモリ駆除業者を探すポイントを解説します。
読むと、「高額請求でもめたり」、「コウモリが戻ってきて被害が再発!」なんてことを避けられます。
コウモリ駆除の作業の流れと費用を抑えるポイントも解説しますね!
目次
ネット検索で優良なコウモリ駆除業者を探す3つのポイント
ネット検索で優良なコウモリ駆除業者を探すポイントは3つ。
- 実績と信用
- 見積が丁寧で明確
- アフターフォローの有無
これはコウモリ駆除に限らず、あらゆる害獣や害虫駆除のサービスに言えることですが、上記の3つはとても大事です。
3つのポイントをクリアしている業者であれば安心して依頼できます。
以下にもう少し詳しく解説しますね!
実績と信用
コウモリ駆除の業者選びで大事なポイントの1つ目は、実績と信用です。
コウモリに限らず、害獣や害虫を駆除する会社の業界は非常に厳しく、そんなに儲かる仕事ではありません。
だからこそ、人を騙して高額請求をしたり、手抜き工事をして人件費を抑えたりする業者が出てくるのです。
でも、もちろん消費者もそんなに甘くはなく、悪徳業者が長年生き残れる業界ではありません。
なので害獣害虫駆除の業界で「長年やっている」という実績は、悪徳業者ではない証拠になります。
他にもペストコントロール協会に加盟していたり、自治体などから紹介されたりしている業者は、優良業者である可能性が非常に高いです。
少なくとも、いわゆる悪徳業者ではありません。
ホームページなどで創業からの年数や、ペストコントロール協会への加入の有無などを確認しましょう。
見積が丁寧で明確
悪徳業者の見積は適当で曖昧というのが特徴の1つです。
というのも、悪徳業者は見積金額を曖昧にしておいて、現場で作業をした後に諸々の費用を上乗せして請求してくるのが手口だからです。
例えば、屋根裏など依頼主の見えないところで必要ない作業をしたことにしたり、必要ない高額な機器や薬剤を使ったことにしたりして費用の水増しをしてきます。
作業後で依頼主が断りづらい状況を作った上で、高額な費用を請求してくるのです。
質の悪い業者は、開き直って強引に支払いを迫ってくることもあります。
そのため、施工前に明確な見積りを出さずに作業をしようとする業者には注意が必要です。
アフターフォローの有無
コウモリを駆除する際にアフターフォローの有無も大事なポイントです。
というのも、追い出しただけではコウモリの被害は再発する可能性が高いからです。
コウモリは鳥獣保護法によって保護されている動物のため、駆除するには追い出すしかありません。
しかし、追い出しただけではコウモリは戻ってきます。
そのため、業者は通常コウモリが戻ってこれないように侵入口となる場所を細かくチェックして塞ぎます。
コウモリは1~2センチの隙間でも通ることができるため、全ての侵入口を塞ぐには入念な確認と長年の経験が必要です。
再発する度に作業をしていては、業者としてはやっていけませんので、優良な業者は再発防止策をキッチリと行った上で、再発の際の保証をつけてくれます。
実際にはしっかりと対策をした場合、再発することは稀なのをわかって優良業者は保証してるんですね。
一方、悪徳業者の場合、再発する恐れがあるので保証はしませんし、場合によっては再発時にもう1度駆除費用を請求しようとするので気をつけましょう。
コウモリの駆除作業の流れ
次にコウモリの駆除を依頼した場合の作業の流れを解説します。
作業内容を知っておくことで、ある程度、悪徳業者の不審な動きを見分けることができるようになります。
- 現場確認
- コウモリの追い出し
- 糞などの清掃・除菌
- 侵入経路の封鎖
現場確認
まずは、コウモリが家のどこに巣を作っているのか、どこが侵入口なのかを特定するため現場確認を行います。
侵入口は1つとは限らないので、全て洗い出します。
コウモリの追い出し
コウモリの巣の位置と侵入口を把握したら、コウモリを追い出します。
コウモリは鳥獣保護法によって保護されているため、家から「追い出して」駆除します。
スプレーによる忌避剤の噴霧、あるいは燻煙剤などを使ってコウモリを追い出すのが一般的な駆除方法です。
糞などの清掃・除菌
コウモリを1匹残らず追い出したら、清掃と除菌を行います。
コウモリの糞と同時に害虫なども一緒に駆除して、ダニやノミ、その他の病原菌なども残らないように除菌もしっかりと行います。
清掃と除菌の作業を怠ると別の被害が発生する可能性があるので、丁寧な作業が必要です。
侵入経路の封鎖
綺麗になったら全ての侵入経路を封鎖して作業は完了です。
コウモリはたった1~2センチの隙間からでも侵入してくるため、一つでも侵入口が残っているとコウモリの被害が再発する可能性があります。
プロの業者の力が特に発揮される場面はこの侵入経路の封鎖です。
コウモリ駆除費用を安く抑える方法とコツ
業者に頼むとコウモリの駆除費用は決して安くありません。
被害の範囲と場所、群れの大きさや侵入口の数などで金額は変わりますが、屋根裏などの巣で侵入口を塞ぐ工事もすると、大抵数万円~10万円くらいはかかります。
ちょっとキツイですよね。
そこで、次にコウモリの駆除費用を安く抑える方法とコツを解説します。
自分で駆除
正直あまりおすすめしませんが、装備を整えてから丁寧に時間をかけてやれば自分でもコウモリを駆除することは可能です。
自分でコウモリを駆除したい方は、使い捨てのつなぎ服、はしご、作業灯や燻煙剤に消毒液など道具を揃えて作業を行えば、費用を抑えることができるでしょう。
参考までに、コウモリを駆除するのに必要な道具などを以下に記載します。
- 汚れても良い使い捨てのつなぎなどの服
- 使い捨て手袋
- 防塵マスク
- 防塵メガネ
- 掃除用のバケツ
- ハシゴ
- 作業灯
- 忌避剤もしくは燻煙剤
- 消毒液
- 雑巾
- ゴミ袋
- ほうき
- 網
- 釘もしくはネジ
こうしてみると、コウモリを駆除するためにはホントいろんな道具が必要ですね。
道具を揃えるのが面倒な人は、素直にプロの業者に任せた方がいいでしょう。
早期発見・早期駆除
コウモリは夏に出産をしますが、1回の出産で2~3匹の子供を生むだけなので、爆発的に増えるということはありません。
ただし、最近は温暖化の影響もありコウモリの繁殖活動が活発になっているという報告もあります。
放っておくと倍々に増え、気づいたら大きな群れになっているなんてこともありえます。
そうなると糞も多量となり駆除費用も嵩むことになるでしょう。
早期発見・早期駆除がコウモリの駆除費用を抑えるポイントです。
安さにこだわり過ぎない
矛盾しているようですが、安さにこだわり過ぎないのも、コウモリ駆除の費用を抑えるコツです。
というのも、「コウモリ駆除8,000円~」などと記載されていますが、その料金は大抵初期のコウモリの巣を運よく発見した場合の駆除料金であることが多いからです。
また、あまりにも安さを売りにする業者は、後々高額な費用を請求してくる可能があります。
安さにこだわったけど、結局高くついたなんて話は珍しい話ではありません。
安さにこだわり過ぎず、丁寧な作業で再発もしっかりと対策してくれる業者を探しましょう。
相見積もり
相見積もりって面倒ですよね。
「1社に頼むのだって面倒なのに、2~3社に見積依頼を出すなんて面倒過ぎる」
わかります。
でも、その手間を惜しんでいては費用を抑えることはできません。
また、費用だけじゃなく、悪徳業者に引っかからないようにするためにも、業者の対応、見積方法などを複数確認することをおすすめします。
コウモリは致命的な害獣ではないけど……
コウモリはガや蚊などの害虫を食べてくれるので、必ずしも害獣というわけではありません。
しかし、家に住みついたコウモリを放っておくと、コウモリの糞によって家の建材が痛んだり、ゴキブリが寄ってきたりします。
またコウモリに寄生したダニやノミが入り込む可能性もあります。
そういった2次被害に合う前に、コウモリにはなるべく早く家から出て行ってもらうようにしましょう。
本記事が優良な業者を探す参考になれば幸いです。