「シロアリが出やすい家はある?」「シロアリって何月ごろ多くなるの?」 シロアリの予防を検討してるお客様の中にはこのような疑問を持たれる方が多いようです。今回はシロアリが出やすい家の特徴と発生時期について解説しますので、現在のご自宅の環境と比べてみてはいかがでしょうか。
目次
シロアリが出やすい家
まずシロアリが出やすい家の特徴を見てみましょう。読んでいただくと分かりますが、木造家屋であればどんな家でもシロアリの被害にあう可能性があります。予防と見つけた場合の迅速な駆除が大切なことを覚えておいてください。
日当たりが悪い
シロアリの中でも日本に広く生息しているヤマトシロアリが好むのが、暗くて湿った場所です。日当たりが悪い家はこの2つの条件を満たすのでシロアリが出やすいと言えます。イエシロアリ、ダイコクシロアリ、アメリカカンザイシロアリは比較的乾燥に強いので、日当たりの良し悪しは被害の有無に大きく関係しないと考えられます。
床下の通気が悪い
床下の通気が悪いこともシロアリが出やすい家の特徴です。前述のヤマトシロアリは自ら水を運ぶ性質を持たないため、湿度が高く風通しのない地中に巣を作ります。床下を乾燥した状態に保つのが難しい場合は、シロアリの予防工事を検討してみてはいかがでしょうか。
アメリカから輸入した家具がある
最近は日本でもアメリカカンザイシロアリの被害が報告されるようになりました。家具やピアノなどアメリカ産の木造製品は運び入れる前に十分にチェックすることをおすすめします。アメリカカンザイシロアリはすでに日本に棲みついていると考えられますが、予防方法は他のシロアリと違いかなり難しいようです。
シロアリが出やすい時期
シロアリが出やすい時期についても確認しておきましょう。シロアリは床下や柱の中など人目につかないところに巣を作るので目で見て確認することは困難です。次に上げる点に注意して予防にお役立てください。
シロアリの活動時期
シロアリは約15度以上の環境で活発に活動すると言われています。気温が下がると活動が鈍くなり、おおよそ5度を下回ると仮死状態になりますが冬眠する習性はありません。シロアリの活動時期が1年中と言われるのはこのことを根拠としています。
羽アリが出る時期
現在日本で木造家屋に被害を与えるシロアリは4種類確認されています。羽アリが出る時期を以下に示しましたので、これより前に対処を済ませてより予防効果を高めましょう。
- ヤマトシロアリ:4~5月ころの昼間
- ダイコクシロアリ:5~8月ころの夜間
- イエシロアリ:6~7月ころの夜間
- アメリカカンザイシロアリ:6~9月ころの昼間
シロアリの産卵時期
シロアリの被害が拡大する要因としては、産卵も年間を通じて行われることが挙げられます。1つの巣(コロニー)には、 ダイコクシロアリやアメリカカンザイシロアリで1千~2千匹、ヤマトシロアリは1~3万匹、イエシロアリにいたっては数10万~100万匹程度が生息していると考えれます。
まとめ
家屋がどのような状態だとシロアリが出やすいかや、シロアリの発生時期についてお分かりいただけたのではないでしょうか。ぜひ参考にしてシロアリの被害を予防してください。