- 新居や引越し先でゴキブリ・シロアリなどを防ぐ方法
- 前入居者由来の虫トラブルやゴミ屋敷物件の駆除対策
- 資産価値を守るためのシロアリ工事の必要性
- 湿気が原因の「チャタテムシ・紙魚(シミ)」対策
- 入居前後でやるべき予防・駆除のタイミング
- 安心できる業者選びのポイント
新しい住まいでの生活を気持ちよくスタートさせるために、意外と見落とされがちなのが「害虫対策」です。
引越しや新居入居のタイミングは、実は虫の発生リスクが最も高い時期。
前の住人の痕跡や荷物に潜んだ虫が、新居で繁殖してしまうこともあります。
この記事では、入居前後にやっておきたい害虫駆除・予防対策や、引っ越しの際に発生リスクが高まる害虫を種類別にプロの視点でわかりやすく解説します。
資産価値を守り、安心して暮らすためのチェックリストとしてぜひお役立てください。
私たちトータルクリーンが50年にわたり現場で培ってきた知識とテクニックを、余すところなくお伝えします。
Table of Contents
引越し・入居時に害虫リスクが高まる理由

引越しや新居入居のタイミングは、実は最も害虫リスクが高い時期です。
荷物や家具に害虫の卵・成虫が付着したまま運び込まれることも多く、 前の住居で繁殖していたゴキブリやダニ、シロアリの卵などが新居に持ち込まれるケースもあります。
さらに、新築やリフォーム済み物件でも、 湿気・立地・建物の隙間が原因でチャタテムシや紙魚(シミ)が発生することがあります。
もし前入居者が「ゴミ屋敷」状態だった場合は、入居前にプロの徹底駆除が必要です。
ゴキブリ対策|入居前にやるべき3つの基本
ゴキブリは荷物や段ボールに潜みやすく、 「引越し時に一緒に新居へ持ち込まれる」ことが多い害虫です。
入居前・当日の基本対策
- 家具・家電搬入前に燻煙剤(バルサン等)を焚き、くん煙処理
- ゴキブリ用ベイト剤の設置(冷蔵庫・シンク下・給湯器・収納隙間)
- エアコンホース・配管・排水管の隙間をパテやテープで封鎖
徹底駆除が必要なケース
- 前入居者がゴミ屋敷等だった場合は、全室プロ処理必須
- 虫が苦手な人はプロによる水回り(浴室・トイレ・キッチン)を重点的に殺虫&防虫が安心
体験・プロの事例
入居前のゴキブリ駆除相談は年々増加しています。
プロ施工なら「卵・成虫の徹底駆除」「人体への安全配慮」「家具搬入前の集中施工」が大きなメリットです。
シロアリ対策|資産価値を守るために欠かせない予防工事
シロアリ被害は住宅の柱や土台、床下などを内部から食害するため、 気づかないうちに建物の耐久性や資産価値を大きく下げます。
最近では、中古住宅の売買で「シロアリ保証の有無」が査定のポイントになることもあります。
入居前に確認したいこと
- 専門業者によるシロアリ調査を実施
- 築5年以上、または前回防蟻工事から5年以上経っている場合は再施工を検討(薬剤散布・バリア工法)
- 新築でも「防蟻施工証明書」があるか確認
早めの予防工事は、将来の修繕費リスクを減らす投資にもなります。
資産価値を守るためのポイント
シロアリ対策は、建物を守るだけでなく不動産の資産価値維持にも直結します。
実際、シロアリ未対策を理由に売却査定で価格が下がるケースも稀ではありません。
予防施工を行っておくことは、将来の修繕リスクを減らし、トラブルを未然に防ぐ有効な手段です。
将来的に売却やリフォームを視野に入れている方は、建物の維持管理だけでなく市場価値を保つための視点も押さえておくと安心です。
不動産売却で資産価値を守るためのポイントは、以下の記事も参考になります。(外部参考サイトへ移動します。)
参考:中古住宅の購入でよくある後悔は?失敗しないための回避策とメリットを感じる人の特徴を解説
トコジラミ・ダニ対策|寝具や布類に注意
トコジラミ(南京虫)やダニは、ベッド・布団・カーペットなどに潜み、 引越し時に新居へ侵入します。また、近年は人の移動やレンタル家具等を通じてトコジラミ(南京虫)の被害が急増しています。
対策方法
- 布団やマットレスは丸洗い・高温乾燥または買い替え
- 荷造り前に洗濯・乾燥済みのものだけ持ち込む
- 入居前は徹底的に掃除&床・畳の防虫処理
- 発生した場合は自力での駆除NG、専門業者に相談
事例
近年、レンタル家具や宿泊施設経由で被害が拡大しており、 「入居直後に体がかゆい」というケースも増えています。
また、中古物件入居直後に「体がかゆい」「赤いポツポツ」で相談、実はトコジラミ被害というお問い合わせもありますので、放置せず早期対応が肝心です。
チャタテムシ・紙魚(シミ)|湿気が多い新築・マンションで要注意
チャタテムシは本や紙、紙魚(シミ)は湿気を好む小さな虫です。
マンション・新築物件の微細な隙間や湿気環境で発生しやすい害虫です。 最近は結露や換気不良で被害が急増しています。
予防のポイント
- 内見時に壁・床・天井・収納のカビや湿気をチェック
- 家具搬入前にくん煙剤処理。書籍・紙類は箱ごと防虫剤を入れて保管
- 室内の湿度を50〜60%に保ち、こまめな換気・除湿
発生時の対応
- 本棚・収納などに大量発生の場合は除湿+業者清掃が安全
- 市販防虫剤の活用(チャタテムシ・紙魚用)&家具裏の掃除徹底
※玄関・クローゼット・浴室も要注意
タイミング別|やるべき防虫・駆除チェックリスト
| タイミング | やること |
|---|---|
| 引越しが決まったら | 前住居の掃除/布団マットレスの丸洗い/荷物の防虫処理 |
| 内見・契約前 | カビ・湿気・隙間をチェック/周辺環境の調査 |
| 荷物搬入前 | くん煙剤処理/防虫剤各所設置/配管・ホースの隙間埋め |
| 入居後1週間 | ベイト剤設置/防虫テープ追加/水回り・キッチン徹底掃除 |
| 季節ごと | 防蟻・防虫工事/ベイト剤交換/湿気対策/定期点検 |
業者選びのポイント
入居前の害虫駆除やシロアリ予防を依頼する際は、施工品質や保証内容によって将来の安心度が変わります。
不動産の資産価値にも関わるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
以下のポイントを基準に、比較検討してみてください。
複数社の見積もりを比較
- 資格・行政認定の有無を確認
- 明朗会計・追加費用なしの業者を選ぶ
- ゴミ屋敷・重度の虫害は必ず自社施工のプロへ
よくある質問(FAQ)
Q. 新築でも駆除は必要?
A. 湿気や建材の隙間により紙魚・チャタテムシが発生するケースもあります。入居前の処理は安心材料になると同時に、将来のシロアリ対策にも有効です。
Q. 費用の目安は?
A. ゴキブリ防除:約25,000〜35,000円(2LDK想定)。
シロアリは調査無料、工事は規模によって異なります。
Q. 市販の防虫剤で十分?
A. 軽度なら有効ですが、大量発生や前入居者が不衛生な場合はプロ対応が確実です。
まとめ|安心して暮らすための最初の一歩
引越し・新居入居は、快適な生活を始めるための大切な節目。
しかし同時に、ゴキブリ・シロアリ・トコジラミ・チャタテムシ・紙魚など、「害虫リスクの高いタイミング」でもあります。
とくに、財産保全の視点からも、シロアリ工事は先行投資としておすすめです。
早めの点検・予防工事・プロ相談で、 快適な暮らしと財産を長く守りましょう。
































