ゴキブリ対策をいつから始めるか。日々ゴキブリの出没に悩まされている方はもちろん、お住いの新築や引っ越しを検討中の方なら、タイミングがおおいに気なるところではないでしょうか。今回はゴキブリ駆除に適した時期について分かりやすくご紹介します。
目次
ゴキブリの活動時期
ゴキブリにとっての適温は20度~32度くらい。トータルクリーンへの駆除・予防のご依頼は7月~9月にかけて増える傾向にありますから、概ね一致していると言えます。ゴキブリは適度に水分のある場所を好むので、気温的には問題ない春や秋にやや活動が鈍るのは水が冷たいことが要因のひとつと考えられます。
ゴキブリは冬になって気温が下がると活発に動き回らなくなりますが、冬眠はしないため環境が整っていれば越冬も可能です。また、ちょっと意外ですがゴキブリは猛暑が苦手で35℃を超えると動けなくなります。それなら「対策はいつから?」の答えは「真夏」となりそうですが、そうとは言えません。
ゴキブリ対策にちょうど良いタイミングは?
まず、ゴキブリが動くのを止めるような猛暑の中で不慣れな駆除作業をご自身で行うことは、健康のためにも控えていただく必要があります。また、活動が鈍れば餌を摂る頻度も減るため、毒餌などを用いて効果的に駆除できる可能性も低下します。
夏場がゴキブリ対策のベストな時期と言えないのはこういった理由からですが、それでも「いつから?」が気になる方は、「新居や新しい施設に入居する前」「頻繁に見かけるようになった直後」「巣や卵を見つけたとき」など、季節よりも生活のタイミングで判断すると良いでしょう。
あえて季節で考えるなら
ゴキブリの産卵期は5月~10月ごろにかけてです。この時期に業者に駆除を依頼し、成虫と卵を一緒に退治してからご自分で侵入対策をすれば、以後ゴキブリを見かける機会が減るかもしれません。断定できないのは、ゴキブリがご自宅で繁殖しなくてもどこからかやって来てしまう危険性が常にあるからです。これは、「いつからゴキブリ対策をすれば良いか」という質問に明確な季節を答えられない理由でもあります。
冬の朝晩の数時間を利用して家全体の室温を低くするとゴキブリ退治ができる。こういった方法をどこかで見たことのある方もいるのではないでしょうか。根拠としてはゴキブリの卵が5℃以下ではふ化しないと言われることが挙げられますが、この方法で完全にゴキブリが駆除できるかを行政機関や専門家が検証したデータはないようです。試す場合は風邪などに十分注意して行ってください。
まとめ
今回は、ゴキブリ対策をいつから始めれば良いかについて、ゴキブリの生態を考え合わせながらご紹介しました。いろいろな情報がありますが、やはり「見つけたときが駆除するとき」と覚えておくのが確実です。しっかり駆除・予防を行ってゴキブリに出会わない快適な毎日をお過ごしください。
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