業者に頼んだ鳩の駆除費用が思ったより高くてびっくりしていませんか?
本記事では、あなたが業者に聞いた鳩の駆除費用が、「本当に妥当なのか?」、「相場よりも高くて騙されていないか」を判断できるように駆除費用を決める要素を解説します。
記事を読むと納得して駆除を業者に頼むことができるはずです。
業者に依頼をする前に、ぜひ記事を読んでください。
また業者に依頼する前のチェックポイントと、住んでいる場所が賃貸や分譲マンションの場合の大事な注意点も解説します。
目次
鳩の駆除費用はいくら?
結論から言うと、ご家庭のベランダの糞の清掃・消毒を鳩駆除業者に頼んだときの相場は1~3万円です。
巣の撤去はおおよそ1~2万円、防除用器具の設置は1平米で3~5千円ほどになります。
作業範囲や内容、スタッフの人数によっても費用が変わります。
また次に解説する3つの要素によっても駆除費用は変わるのでポイントを押さえておきましょう。
ポイントを押さえておくことで、見積が業者から出てきたときに価格の妥当性などがチェック可能です。
鳩の駆除費用を決める3つの要素
鳩の駆除費用は、おおまかに以下の3つの要素で決まります。
- 鳩を駆除する面積
- 鳩による被害の場所
- 再発防止策の有無
詳しく見ていきましょう。
1. 鳩を駆除する面積
鳩を駆除する面積によって、駆除費用は大きく変わります。
ベランダにいる鳩を駆除するのか、それとも屋根の上にいる鳩を駆除するのかでも、その面積は相当変わります。
これは、糞の掃除や消毒をする範囲、ネットを設置する長さ、忌避剤の量などが、面積に比例して増えるからです。
長い渡り廊下付きのマンションの角部屋のベランダだと費用が高くつきます。
2. 鳩による被害の場所
上記でも記載しましたが、鳩による被害が「ベランダ」か、それとも「屋根の上」かなどでも駆除費用は変わります。
屋根の上だと場所によっては高所作業車が必要だったり、作業自体の手間も増えたりするからです。
またベランダでも、手の届かない範囲に鳩の巣がある場合なども金額が高くなります。
3. 再発防止策の有無
鳩の駆除をした後の再発防止策の有無でも費用は変わります。
鳩は帰巣本能が強いため、一旦追い出したとしても戻ってくることが非常に多いです。
そこで鳩の完全駆除には、ネットを設置したり、忌避剤を撒いたりと再発防止策が大事になるわけですが、すべての業者がこの再発防止策を実施するわけではありません。
特に格安を売りにしている業者の場合、この再発防止策がない、あるいは簡易的なケースが多いです。
安すぎるのには訳があります。
鳩の駆除を依頼する前にチェックしておきたいポイント3つ
いざ「鳩の駆除を依頼したい」となっても、ちょっと待ってください。
以下の3つのポイントを確認してから業者に問い合わせましょう。
- 鳩による被害の状況
- 鳩の駆除作業の場所
- 鳩よけネットを設置する面積
確認しておくことでスムーズに依頼ができ、業者も概算の費用が出しやすいはずです。
意外と電話口で言葉に詰まってしまう人が多いものです。
次にもう少し詳しく解説しますので、あたふたしないためにも、目を通しておいてください。
1. 鳩による被害の状況
「鳩がベランダにいる!」だけでは、情報としては足りません。
以下の被害状況をわかる範囲でいいのでメモしておきましょう。
- 何羽くらいの鳩がいるのか
- いつから鳩はくるようになったか
- どのくらいの時間、鳩は滞在しているのか
- 鳩の糞はどれくらいの量か
2. 鳩の駆除作業の場所
上記で解説したとおり作業場所も大事です。
ベランダや屋根だけでなく、「ベランダのどの部分か」、「高さはどの程度か」、「手の届く範囲か?」などを確認しましょう。
屋根の上だった場合は、確認が難しいと思いますが、「太陽光パネルの隙間か」などがわかると概算の費用が出やすいです。
3. 鳩よけネットを設置する面積
ベランダに鳩が来ている場合は、鳩よけネットを設置することが多いです。
そこでネットを設置する範囲を大まかで良いので把握しておきましょう。
メートルの感覚は間違うことが多いので、できれば設置場所となるベランダの上下の面積をメジャーなどで測っておくと、より正確な費用が電話でも確認できるはずです。
鳩の駆除費用を安くする方法は1つだけ
鳩の駆除費用を安くする方法は自分でDIYをする以外には、複数の業者に相見積もりを取るしかありません。
鳩がたまに来る程度の段階であれば、鳩よけに効果のあるにおいのするものをベランダに設置するのもいいかもしれません。
しかし、においでの駆除は初期段階でしか効果がないことが多いので、やはりプロに依頼する方が確実です。
ちなみに「自治体は鳩の駆除をしてくれないの?」という質問をもらいますが、自治体は個人宅の鳩の駆除はしてくれません。
鳩の駆除を依頼する流れ
いざ鳩の駆除を業者に依頼しようとなると、ちょっと不安になりませんか?
そこで、鳩の駆除を業者に依頼したときの大まかな流れを以下に記載します。
- 問い合わせ
- 見積+(現地調査)
- 駆除日時の相談
- 駆除作業
- 清算
現地調査は必要に応じて実施します。また現地調査の当日に駆除も行ってしまうことも可能なケースが多いです。
作業時間は被害状況や清掃範囲の広さなどにもよりますが、ベランダなどであればネットの設置も含めて3時間くらいを目安にしましょう。
賃貸や分譲で鳩を駆除する場合のとても大事な注意点
最後に賃貸マンション・アパート、または分譲マンションのベランダなどで、鳩の被害が発生して悩んでいる人にとても大事なことを3つ解説します。
「賃貸物件の場合は大家さんが鳩の駆除費用を払うべきじゃないの?」とか「分譲マンションのベランダは共有部分だからマンション組合でなんとかしてくれないものか」など、疑問がありませんか?
良い機会なので、以下の注意点だけでも確認しておきましょう。
確認しておくと後々のトラブルを回避できる可能性が高くなります。
1. 賃貸の場合、必ず事前に管理会社(大家さん)に相談・交渉する
賃貸物件に住んでいる場合、鳩の駆除は勝手にせず、必ず事前に管理会社もしくは大家さんに相談しましょう。
賃貸契約にもよりますが、管理会社や大家さんが払うべきケースもあります。
個人で使うベランダで、隣にも被害がない場合などは自己負担となることが多いですが、交渉すれば半額負担してもらえるかもしれません。
いずれにしろ、駆除した後に請求をしても払ってもらえる可能性が低くなる上にトラブルになりますので、「必ず事前に相談する」ということを心掛けてください。
2. 専有部分と共有部分の確認をする
分譲マンションのベランダや室外機置場などに鳩が巣を作ることはよくあります。
そんな場合は、はじめにその被害箇所が共有部分なのか、共有部分でも専用使用権がある共有部分なのかを確認してください。
ちょっと意味がわからないですよね?
マンションの組合などに確認すればわかるはずですので、まずはチェックしましょう。
被害箇所の所有権や使用権がわかったら、次に解説するとおり、マンションの管理会社と管理組合に相談しましょう。
3. 分譲マンションの場合は管理会社及び管理組合に相談する
分譲マンションに住んでいる場合で、ベランダ、室外機置場やバルコニーの屋根部分などに鳩の被害がある場合、トラブルに発展するケースがとても多いです。
共用部分なので管理組合の費用でとなったり、個人の専有使用権のある部分なので所有者がとなったり、組合やその規約、鳩の被害箇所などによっても対応はまちまちです。
「放っておくとマンション全体に被害が拡がる可能性があるから管理組合で」となることもあれば、「修繕積立金に余裕がないから自己負担で」となることもあります。
大事なことは、ここでも賃貸のときと同様「必ず事前に相談する」ことです。
「自己負担でいいから早く鳩を駆除したい」という人以外は、トラブルを避けるためにも鳩を勝手に駆除せずに相談しましょう。
その鳩の駆除の費用妥当ですか? | 賃貸や分譲の場合の大事な注意点も解説まとめ
本記事では鳩の駆除費用とそれを決める要素について解説しました。
内容を把握しておくことで、スムーズに業者と相談できます。
また、業者の見積の妥当性もチェックできるので、ぜひ依頼するときは本記事をチェックしながら業者に電話をしてください。
実際に被害に遭うとわかりますが、一般の人が思っている以上に鳩は駆除するのが難しい動物です。
しっかりとした業者に依頼をして、今日から鳩の被害から解放されましょう。