「鳩がベランダに集まるようになった。」
「敷地内に鳩が飛来し糞をするようになった。」
このような鳩の被害にお困りではありませんか?
実は、鳩の羽毛や糞はアレルギーにつながってしまう可能性があるのです。
そこで今回は、鳩が原因となるアレルギーについてご紹介していきます。
目次
アレルギー症状の種類と特徴
考えられるアレルギー症状をご紹介していきます。
*過敏性肺炎
これは、肺胞や細気管支の内部、その周囲に発生する炎症です。
細菌やウイルスといった病原体が原因ではなく、特定の物質(抗原)を繰り返し吸い込んでいる内に肺が過剰に反応するようになります。
やがてはその物質を吸い込むだけで、アレルギー反応を起こすようになります。
症状としては息切れ、乾いたせき、発熱といった症状が見られます。
抗原となる物質を一定時間避けることで症状は改善します。
*気管支喘息
鳩の羽毛や鳩によって媒介される羽毛を吸い込むことで、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
気管支に炎症が起こって、空気の通り道が詰まって呼吸困難を起こします。
十分な呼吸ができないために、最悪の場合、死に至ることもあります。
*クリプトコックス症
アレルギーではなく感染症ですが、鳩によって感染することもあるため、知っておきましょう。
クリプトコックス症は、菌が肺や皮膚から入り込むことで感染します。
特に、中枢神経系に影響を与えて脳髄膜炎を起こすことが多いです。
環境中に浮遊する菌を通すか、傷口から感染することがあります。
*ノミ、ダニ被害と対策
鳩は、糞のみでなく、羽にも注意する必要があります。
羽の中にはノミやダニが存在しています。
ノミやダニは吸血のほかに、アレルギー性皮膚炎、喘息の原因にもなります。
ノミやダニに刺されると激しい痒み、炎症などを起こす必要があります。
特に野鳥が巣立ち始める5~6月はノミ、ダニが発生しやすいと言われています。
対策としては、鳩になるべく近づかないようにしましょう。
また、家の周辺に野鳥が生息していると、そこから離れたノミやダニが周辺を活動し始めます。
家の周辺にもできる限りの対策をして近づけないことが大切です。
アレルギーかな?と感じた場合
様々な対策をしたとしても、症状が完全に予防できるわけではありません。
体に上記のような異変を感じたら、なるべく早く診察を受けるようにしましょう。
最後に
以上、鳩が原因となるアレルギーについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひこの記事を参考にしていただき、防鳩工事にお役立てください。
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