「ベランダに鳩が巣を作ってしまった…自分で撤去していいの?」
「鳩の巣を撤去すると法律違反になるって本当?」
この記事を読んでいる方は、ベランダに鳩の巣ができてしまい、自分で撤去すべきか、業者に頼むべきか迷っている状況だと思います。
結論からお伝えすると、ある3つの条件を満たせば、ご自身で鳩の巣を撤去しても全く問題ありません。(ただし、条件を満たさない場合は法律違反になる可能性があるため、その点も詳しく解説していきます。)
この記事を読めば、鳩の巣を撤去していい条件と絶対NG条件、安全な撤去手順、そして二度と巣を作らせない再発防止策まですべてを理解することができます。
私たちトータルクリーンが鳩の駆除の現場で培ってきた知識とテクニックを、余すところなくお伝えしていきます。
この記事では、業歴50年以上を有するトータルクリーンにて害虫・害獣駆除のスペシャリストをしている山脇が解説していきます。
当社のYouTubeチャンネルでも本記事の内容を解説していますので、合わせて参考にしてください。
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Table of Contents
まず知っておくべき鳥獣保護法のルール|鳩の巣を勝手に撤去すると罰則も

ベランダの鳩の巣を撤去する前に、必ず知っておくべき法律があります。 ここを知らずに行動すると、善意で巣を片付けたつもりが法律違反になってしまうこともあるため、最初にしっかり確認しておきましょう。
鳥獣保護法とは?鳩の何が守られているのか
鳩は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」、通称・鳥獣保護法で守られている鳥です。 この法律で禁止されていることは、大きく分けて3つあります。
- 鳩を傷つけること
- 鳩を捕獲すること
- 卵やヒナを移動したり傷つけたりすること
もし違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる可能性があります。「知らなかった」では済まされない、かなり重い罰則ですよね。
出典:環境省「鳥獣保護法の概要」
巣「だけ」なら撤去してもOK|法律違反になるボーダーライン
「え、じゃあ巣も撤去できないの?」と思うかもしれませんが、安心してください。
実は、巣だけであれば撤去しても法律違反にはなりません。 問題なのは、卵やヒナがある状態で巣を撤去することです。
つまり、鳩の巣撤去で最も重要なポイントは「卵やヒナがいるかいないか」なんですね。 ここからは、自分で撤去してもOKな条件を具体的にお伝えしていきます。
自分で撤去してOKな3つの条件|1つでも欠けたらプロに相談
鳩の巣を自分で撤去するには、クリアすべき条件が3つあります。 1つでも当てはまらなかった場合は、絶対に手を出さず自治体や専門業者に相談してください。
条件1:巣の中に卵やヒナがないこと

これが最も大事な条件です。
巣を撤去する前に、必ず中身を確認してください。 もし室外機の裏など見えにくい場所にある場合は、自撮り棒にスマホを取り付けて撮影するか、鏡を使って奥までしっかり確認しましょう。
ここで、注意すべきポイントがあります。鳩は1度の産卵で2個の卵を産みます。1個だけ見えている場合でも、もう1個が隠れている可能性があるため、くまなくチェックしてください。
条件2:親鳥がいないタイミングを狙うこと

撤去作業は、必ず親鳥がいないタイミングで行いましょう。
ただし、作業中に親鳥が戻ってきたとしても、棒で叩いたり追い回したりしてはいけません。そのような行為自体が鳥獣保護法の加害行為と見なされる可能性があるからです。
親鳥が戻ってきてしまった場合は、一旦作業を中断して鳩が離れるのを待ちましょう。
条件3:産卵前に発見すること

鳩の巣作りは驚くほど早く、なんと3日から4日で完成します。
ですので、最近ベランダで鳩をよく見かけるなと感じたら、すぐにチェックしてください。特に確認すべき場所は以下の通りです。
- 室外機の裏
- プランターの裏
- 室外機の下
巣作りの初期段階で発見できれば、小枝が数本置かれている程度なので簡単に撤去できます。逆に気づくのが遅れて産卵されてしまうと、自分では手を出せなくなってしまうため、早期発見が何より大切です。
プロが教える鳩の巣撤去6ステップ|準備から消毒まで完全ガイド
3つの条件を満たしていることが確認できたら、いよいよ撤去作業に入ります。 ここから、ステップ別に解説していきます。
まずは完璧な装備を整える|準備物チェックリスト
撤去作業では、しっかりとした装備が不可欠です。以下のものを事前に準備してください。
- 医療用の防塵性能が高いマスク
- ゴーグル
- ゴム手袋
- 長袖・長ズボン
- ダニ駆除用の殺虫剤
- ほうきまたは長い棒
- ゴミ袋(二重にして使用)
- 消毒用エタノールまたは次亜塩素酸ナトリウム
- 新聞紙またはキッチンペーパー

「こんなに必要なの?」と思うかもしれません。ですが、この装備には明確な理由があります。
鳩の糞には、病原菌や寄生虫が多数含まれています。具体的には、以下のような重い感染症を引き起こすリスクが指摘されています。
- クリプトコッカス症
- 鳩の糞に含まれるカビの一種が原因で、肺や脳に感染する
- オウム病
- 鳩の糞や羽毛に含まれる細菌が原因で、高熱や肺炎を引き起こす
- ヒストプラズマ症
- 鳩の糞に発生するカビが原因で、呼吸器疾患を起こす
- 鳥飼い病(アレルギー性肺疾患)
- 鳩の羽毛や糞の微粒子を吸い込むことで発症する
特に小さなお子さんや高齢者、妊婦さんがいるご家庭では、十分すぎるほどの注意が必要です。
出典:環境省「ドバトによる被害の防止について」
ここから、具体的な作業手順を解説していきます。
手順1:家の窓を全部閉める

最初にやるべきことは、家中の窓をすべて閉めることです。 作業中に鳩の羽や病原菌が室内に入ってしまったら本末転倒ですよね。特にベランダに面した部屋の窓は必ず確認しましょう。
手順2:巣にダニ駆除用の殺虫剤をたっぷりかける

鳩の巣には高い確率でダニやノミが寄生しています。 巣に手を出す前に、まず液体タイプの殺虫剤を巣全体にたっぷりと吹きかけてください。これを怠ると、作業中にダニやノミに刺されてしまう危険があります。
手順3:長い棒で巣を落とし、二重のゴミ袋に入れる

殺虫剤が行き渡ったら、長い棒を使って巣を落とします。 落とした巣は二重にしたゴミ袋に入れて、しっかりと口を縛りましょう。巣に直接手で触れないことが大切です。
手順4:糞の掃除|まず水で湿らせてから拭き取る

ここがとても大事なポイントです。 鳩の糞は乾燥すると空気中に舞い上がり、それを吸い込んでしまうと先ほどお伝えした感染症のリスクにつながります。
ですので、まず糞に水をかけて湿らせてください。 その後、新聞紙やキッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。
ちなみに、鳩の糞は強い酸性成分を含んでいるため、放置するとベランダの塗装を剥がしたり、金属部分を腐食させたりする原因にもなります。お住まいの資産価値を守るためにも、跡が残らないようしっかりと拭き取りましょう。
手順5:消毒する|金属部分とコンクリートで使い分けるのがプロの技

糞の掃除が終わったら、仕上げの消毒に入ります。ここでプロが実践している使い分けのコツをお伝えします。
- 柵・物干し竿などの金属部分
- 消毒用エタノールを使いましょう。次亜塩素酸ナトリウムは金属を錆びさせてしまうため、金属部分には不向きです。
- 床などのコンクリート部分
- 殺菌力の強い次亜塩素酸ナトリウムが有効です。コンクリートには錆の心配がないため、しっかり殺菌できるこちらを使いましょう。
この使い分けを知っているだけで、消毒の効果を最大限に引き出しつつ、ベランダの設備を傷めずに済みます。
手順6:使った道具を全て処分する

最後に、作業で使った手袋、マスク、新聞紙などの使い捨てアイテムは、すべてゴミ袋に入れて捨ててください。 ここまでやれば、鳩の巣の撤去作業は完了です。
【絶対NG】卵やヒナがある場合の対処法|2つの選択肢
ここまで自分で撤去する方法をお伝えしましたが、絶対に自分で対処してはいけないケースがあります。
それが、巣の中に卵やヒナがある場合です。 先ほどもお伝えした通り、卵やヒナを勝手に移動したり傷つけたりすると鳥獣保護法違反となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる可能性があります。
「じゃあどうすればいいの?」という方のために、2つの選択肢をお伝えします。
選択肢1:ヒナが巣立つまで約2ヶ月待つ
鳩は卵を産んでから約18日でふ化し、さらに約40日で巣立ちします。つまり、合計で約2ヶ月間は我慢する必要があります。
正直なところ、その間ずっと糞被害に耐えるのはかなりきついですよね。洗濯物が干せなくなったり、ベランダ全体が汚れたりと、日常生活への影響も大きくなります。
選択肢2:役所に許可申請をするか専門業者に依頼する
もう1つの方法は、市役所や区役所に「鳥獣捕獲許可申請」を提出することです。 申請自体は誰でもできますが、実際に許可が降りるかどうかは自治体の判断に委ねられており、断られることも少なくないのが実情です。
すぐに対処したいという場合は、専門業者に依頼するのが最も確実です。業者であれば法律を遵守しながら適切に卵やヒナの処置を行い、巣の撤去から再発防止まで一括で対応してくれます。
撤去後が本番!鳩を二度と寄せ付けない再発防止策3選
巣を撤去できたとしても、それで終わりではありません。 なぜなら、鳩には帰巣本能があるからです。1度気に入った場所には何度でも戻ってきます。
ですので、再発防止策をしっかりやらないと、また同じ場所に巣を作られてしまいます。ここからは、鳩が巣を作りにくくする3つの方法をお伝えします。
対策1:死角と隙間をなくす|5cm以下がポイント
鳩はカラスなどの天敵から身を守るために、囲まれた場所を好みます。ベランダの中でも特に狙われやすいのは以下のような場所です。
- 室外機の裏
- プランターの裏
- 給湯器の上
これらの死角になるスポットをチェックして、隙間を埋めましょう。隙間は5cm以下にするのがポイントです。ペットボトルやダンボールで隙間を埋めるだけでも効果があります。
対策2:糞を徹底的に掃除して匂いを完全に消す
鳩は自分の糞の匂いがある場所を「自分の縄張り」と認識する習性があります。
つまり、糞が残っていると「ここは安全な場所だ」と判断して何度でも戻ってきてしまうのです。糞は必ず完全に拭き取り、消毒まで徹底してください。先ほど手順4・5で解説した方法を再度実践しましょう。
対策3:防鳥ネット・忌避剤・スパイクを併用する
再発防止グッズにはいくつか種類がありますが、1つだけでは不十分です。それぞれの特徴を理解して、組み合わせて使うことで効果が高まります。
- 防鳥ネット
- ベランダ全体を覆うことで、鳩の侵入を物理的にブロックします。ただし、少しでも隙間があるとそこから入り込まれるため、隙間なく設置することが大切です。
- 忌避剤
- 鳩が嫌がる匂いや感触で追い払うグッズです。ジェルタイプやスプレータイプがありますが、鳩が慣れてしまうと効果が薄れるため、単独での使用はおすすめしません。他の対策と併用しましょう。
- スパイク
- フェンスや手すりに設置して、鳩が止まれないようにするグッズです。鳩が最初に着地する場所に設置するのが効果的です。
これら3つを組み合わせることで、鳩が寄りつかない環境を作ることができます。
出典:東京都ペストコントロール協会「ハトとカラスの被害対策」

- 場所
- 兵大阪府箕面市・個人宅
- 駆除対策
- 防鳩スパイク設置
この度はお世話になりました。長い間ハトの糞に悩まされており、思い切って業者さんにお願いすることにしました。施工後、少しの間ハトが家の周りを飛び回っていましたが、止まれないため、やがて姿を見せなくなりました。本当に助かりました。ありがとうございました。…もっと読む
自分で対処が難しい場合は?プロへの依頼と費用相場
ここまで自分で対処する方法をお伝えしてきましたが、正直「自分でやるのは無理」という方もいらっしゃると思います。そんな場合は、無理をせずプロの業者に依頼するのがおすすめです。
こんな場合は迷わず業者に依頼を
特に以下のようなケースに当てはまる場合は、業者に頼んだ方が確実です。
- 卵やヒナがあって、すぐに対処したい
- 高所にあって自分では手が届かない
- 糞の量が多すぎて健康被害が心配
- 何度撤去しても鳩が戻ってくる
- 分譲マンションで管理会社の許可が必要

1つでも当てはまるなら、専門家に相談することで安全かつ確実に解決できます。
費用相場|一般的なベランダなら3〜5万円が目安
一般的な戸建てやマンションのベランダであれば、3万円から5万円くらいが費用の目安です。 ただし、高所作業が必要だったり糞の量が非常に多かったりする場合は、10万円以上かかることもあります。事前に複数の業者から見積もりを取って比較するのが賢明です。
悪徳業者に注意!信頼できる業者の見極めポイント
いざ業者に依頼しようと思っても、どこに頼めばいいか迷いますよね。残念ながら、鳩の駆除業者の中にも悪徳業者は存在するのが実情です。 以下のような業者には注意が必要です。
- 見積もりに「一式」としか書いていない
- 相場より極端に安い金額を提示してくる
このような業者は、後から追加料金を請求されたり、手抜き工事で鳩が再発したりするリスクがあります。
業者を選ぶ際は、日本ペストコントロール協会などの公的団体に加盟しているか、ホームページで実績や資格情報を公開しているかをチェックしましょう。
私たちトータルクリーンは、関西エリアで業歴50年以上・累計12万件以上の施工実績があり、日本ペストコントロール協会にも加盟しています。
ご相談は無料で、お見積もり後の追加料金は一切ありません。鳩の被害でお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
まとめ:正しい知識で安全に対処し、二度と巣を作らせない
今回は、ベランダにできた鳩の巣の駆除について、法律面の注意点から撤去手順、再発防止策までを徹底解説しました。最後に、最も重要なポイントをもう一度振り返ります。
- 鳩の巣の撤去OK条件は3つ。「卵やヒナがいない」「親鳥がいないタイミング」「産卵前に発見する」こと。
- 撤去は6ステップで実行。窓閉め→殺虫剤→巣撤去→糞掃除→消毒→道具処分。
- 卵やヒナがある場合は絶対に触らない。約2ヶ月待つか、業者に依頼する。
- 撤去後は再発防止策を必ず実行。隙間を埋める・糞を完全に除去・防鳥ネットや忌避剤を併用する。
鳩の巣への対処で最も大切なことは、法律を守りながら安全に行動することです。この記事を読んで少しでも「自分では難しいかも」と感じたら、決して無理はしないでください。
私たちトータルクリーンは、業歴50年以上・累計12万件以上の豊富な経験と、防除作業監督者資格やペストコントロール1級技術者といった公的な資格を持つ専門家が対応いたします。 ベランダの鳩の巣の駆除でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。































