鳩駆除の現場で、お客様から自分で鳩対策を行う場合はどんなアイテムを使うのがいいのか、という質問を受けることがあります。
そこで、この記事では、私たちトータルクリーンが鳩駆除の現場で培ってきた経験をもとに、おすすめアイテムや失敗しない選び方を解説していきます。
当社のYouTubeチャンネルでも本記事の内容を解説していますので、合わせて参考にしてください。
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Table of Contents
プロが正直に教える「効果のない」鳩よけグッズ4選

鳩よけに一番効くグッズを知る前に、まずは「ほぼ効果がないグッズ」について知っておきましょう。ネットやSNSで効果があると紹介されているグッズの中には、プロの立場から正直に言うと期待しないほうがいいものがあります。私たちが12万件以上の施工で見てきた経験から、以下の4つは鳩よけとしてはあまりおすすめできません。
CDや反射テープ|一時的に驚くだけで、すぐ慣れる
キラキラ光るCDをベランダに吊るす方法は、昔からよく知られていますよね。確かに、最初のうちは鳩が光に驚いて近寄らなくなることがあります。
ただ、残念ながら、これは一時的な効果にすぎません。鳩は賢い鳥で、光が反射しても自分に危害がないと学習すると、すぐに安心して戻ってきます。特にすでに何度もベランダに来ている鳩には、ほぼ効果ゼロなのが実情です。
磁石|科学的根拠が薄く、実用的な効果は期待できない
「鳩は地球の磁場を頼りに飛んでいるから、磁石で方向感覚を狂わせられる」という理論をご存知でしょうか。
一見もっともらしく聞こえますが、科学的根拠が薄い方法なんです。確かに鳩は磁場を感じて飛ぶ能力を持っていますが、実際にはそれだけに頼っているわけではありません。太陽の位置や視覚情報も使って移動しているため、住み慣れた場所の鳩に家庭用の小さな磁石で方向感覚を狂わせるのは現実的ではないんですね。そもそも家庭用磁石では、磁場の影響範囲がとても狭いという問題もあります。
超音波グッズ|そもそも鳩には聞こえていない
「人間には聞こえないけど鳩にとっては嫌な音」という触れ込みの超音波グッズもよく鳩対策で取り上げられるアイテムです。
価格も手頃なため購入する方が多いのですが、残念ながら効果は期待できません。その理由は明確です。人間が聞き取れない20kHz以上の超音波は、鳩にも聞こえていないからです。鳥類の中で超音波を聞き取ることのできる種は確認されていないとされています。つまり、人間に聞こえない音は鳩にも聞こえていないんです。お金を無駄にしないためにも、超音波グッズには手を出さないほうが賢明です。
カラスやフクロウの模型|動かない置物にはすぐ慣れる
天敵であるカラスやフクロウの模型を置く方法も、よく紹介されていますよ。最初は「天敵だ!」と驚いて逃げる鳩もいますが、動かないただの置物だと分かると、あっという間に慣れて戻ってきます。これらのグッズが効果があったという声もありますが、それは被害レベルが低い初期段階で、たまたま運が良かっただけかもしれません。
鳩よけグッズを選ぶ前に|まず被害レベルをチェックしよう
効果的な鳩よけグッズを選ぶには、まず自分の被害レベルを正しく把握する必要があります。鳩の被害には4つの段階があり、レベルによって選ぶべきグッズがまったく変わってきます。あなたのベランダはどのレベルか、チェックしてみてください。
レベル1「休憩」|たまに来る程度でフンは少しだけ
ベランダにたまに鳩が来る程度で、フンは少しだけ。この段階なら、まだ鳩はあなたのベランダを「ちょっと休憩する場所」くらいにしか思っていません。この段階で対策を始めれば、比較的簡単に鳩を追い払うことができます。放置すると次のレベルに進行するため、早めの対策がおすすめです。
レベル2「待機」|毎日決まった時間に来てフンが増えてきた
毎日決まった時間に鳩が来るようになり、フンの量も増えてきた状態です。この段階になると、鳩は「ここは安全な場所だ」と認識し始めています。レベル1と比べて鳩の執着が増しているため、対策の難易度も上がってきます。
レベル3「ねぐら」|昼も夜も居座り、大量のフンと鳴き声
昼も夜もベランダに鳩がいる状態です。大量のフンに加えて、朝晩の鳴き声にも悩まされるようになります。完全にねぐらとして定着してしまっているため、鳩の執着心がかなり強くなっています。自分での対策が難しくなり始めるラインです。
レベル4「巣作り」|巣を作り始め、卵や雛がいる
鳩が巣を作り始めた、または卵や雛がいる状態です。ここまで進むと、自分での対策は非常に難しくなります。
なお、鳩は鳥獣保護法で守られている鳥です。卵や雛がいる巣を許可なく撤去すると法律違反となるため、注意する必要があります。
出典:環境省「ドバトによる被害の防止について」
被害レベル別|本当に効果がある鳩よけグッズ4選
ここからは、本当に効果がある鳩よけグッズを被害レベル別にご紹介します。私たちプロの業者が実際に現場で使用している方法ばかりですので、安心してお試しください。
忌避剤(レベル1〜2向け)|ジェル型が最も効果的
忌避剤は、鳩が嫌がる匂いや味で追い払うグッズです。種類は大きく分けて3つあります。
- スプレー型
- 手軽に使えるが、効果は数時間から数日と短い
- 固形型
- 設置が簡単で、効果は1〜2ヶ月持続する
- ジェル型
- 設置に手間がかかるが、効果は3種類の中で最も強力

中でもジェル型は、視覚・嗅覚・味覚・触覚の4方向から鳩に不快感を与えるため、プロにもよく選ばれています。ただし注意点が1つあります。忌避剤は水に弱いため、雨に当たると効果が減ってしまいます。できるだけ雨が当たらない場所や、屋根のある場所に設置しましょう。
ワイヤー・テグス(レベル1〜2向け)|手すりに張って止まれなくする
手すりに透明なワイヤーやテグスを張って、鳩が物理的に止まれないようにする方法です。「止まりたいのに何かが邪魔で止まれない」という不快な状況を作り出し、鳩を遠ざけます。選び方のポイントは以下の3つです。
- 透明で丈夫なナイロンテグス、またはワイヤーを選ぶ
- 太さは0.9〜1mm程度のものにする
- 高さ10cm以上の支柱で設置する

設置が少し手間なのが難点ですが、「ハトッパー」などアームと一体型のセット商品なら、取り付けも簡単で布団を干すときも折りたためて便利です。
鳩除け剣山(レベル1〜3向け)|金属製で針10cm以上が必須
室外機の上や手すりなど、鳩が止まりやすい場所にトゲトゲの剣山を設置する方法です。物理的に止まれなくするため、かなり効果があります。剣山は選び方が非常に大切です。以下の3つのポイントを必ず守るようにしましょう。
- 素材は金属製を選ぶ(プラスチック製は劣化が早い)
- 針の長さは10〜15cm以上のものにする
- 設置する際は隙間なく敷き詰める

100均でも売っていますが、猫除け用の剣山は針が短いため鳩には効きません。
必ず「鳩用」で針が長いものを選ぶようにしてください。もし、固定が甘いと落下の恐れがあるので、しっかりと固定することも忘れずにしましょう。
ただし、レベル3以降の執着が強い鳩には、剣山だけでは不十分なこともあります。その場合はネットとの併用がおすすめです。
当社では防鳩スパイク設置の施工事例も多くありますので、もしも最初からプロに確実な依頼をしたい、という方は、お気軽に当社までお問い合わせください。
駆除事例:大阪府箕面市・個人宅の鳩よけ対策 防鳩スパイク設置の事例
鳩除けネット(レベル3〜4向け)|最も確実で有効な対策
ベランダ全体をネットで覆って、物理的に鳩の侵入を防ぐ方法です。これが鳩よけに一番効く対策であり、プロの業者が最もよく使う方法でもあります。選び方のポイントは以下の通りです。
- 網目は2〜3cmのものを選ぶ
- 素材はポリエチレンなどの耐久性がある素材にする
- 色は目立ちにくい黒がおすすめ

設置の際は、壁とネットの間に隙間を作らないこと、つなぎ目もしっかり固定すること、端の処理を丁寧に行うことが大切と覚えておいてください
被害レベルに合わせてグッズを選ぶのがベストですが、最初から剣山や鳩除けネットを設置するのが最も確実な方法です。
迷ったら、この2つから検討するのがプロとしてのおすすめです。
プロが現場で見てきた鳩よけグッズの失敗例5選
正しいグッズを選んでも、使い方を間違えてしまうと効果が出ません。
ここからは、私たちが現場で実際に見てきたよくある失敗例を5つご紹介します。同じ失敗をしないよう、ぜひ参考にしてください。
失敗例1:剣山の隙間に鳩が止まっている

剣山を買って設置したのに、普通に鳩が止まっているというケースです。原因は剣山の間に大きな隙間ができていることです。
隙間があると、鳩はそこに器用に止まってしまいます。さらに厄介なのが、剣山自体が風よけの壁のような役割を果たしてしまい、守られた空間で鳩が巣を作り始めることもあるんです。剣山は必ず隙間なく敷き詰めてください。
失敗例2:100均の剣山は針が短くて鳩が平気で乗る

100均の猫除け剣山や、安価な針が短い剣山を使った失敗例です。針が10cm以上ないと、鳩は平気で乗ってしまいます。鳩は猫よりも体が小さく軽いため、猫用の剣山ではトゲの間にうまく体を収めてしまうんです。鳩対策には必ず鳩専用で、針の長さが十分にあるものを選ぶようにしましょう。
失敗例3:ネットの端や角に隙間ができて侵入された

自分でネットを張ったけれど、端や角に隙間ができて、そこから鳩に侵入されるケースです。鳩は5cmの隙間があれば入り込めます。ネットは完璧に張るのが前提の対策方法です。自信がない方は、無理せず業者に依頼するのが確実でしょう。
失敗例4:忌避剤を雨が当たる場所に設置してしまった
ベランダの雨が当たる場所に忌避剤を設置して、すぐに効果がなくなった失敗例です。忌避剤は水に弱いという特性を理解せずに使うと、お金と手間が無駄になってしまいます。できるだけ雨が当たらない場所、または屋根のある場所に設置するのが鉄則です。
失敗例5:フンを掃除せずにグッズだけ設置した
これは非常に多い失敗です。鳩は自分のフンがある場所を「安全な場所」と認識する習性があります。どんなに良いグッズを設置しても、フンが残っている状態では効果が半減してしまうんです。鳩よけグッズを設置する前に、必ずフンを掃除して、消毒・消臭を行ってください。
なお、鳩のフンにはクリプトコッカス症やオウム病といった感染症を引き起こす病原菌が含まれている可能性があります。掃除の際はマスクとゴム手袋を着用し、乾いたフンは水で湿らせてから拭き取るようにしましょう。
出典:厚生労働省「オウム病について」
自分で対策が難しい場合は鳩駆除会社に相談を
ここまで、鳩よけに効果のあるグッズとその正しい使い方を解説してきました。しかし、被害レベルや状況によっては、自分での対策が難しいケースもあります。
こんな場合は無理せず鳩駆除業者に相談を
以下のような状況に当てはまる方は、無理せずプロの鳩対策業者に相談することをおすすめします。
- すでに巣があり、卵や雛がいる
- レベル3以上で、自分で対策しても効果がない
- 鳩除けネットを完璧に張る自信がない
- 高所作業で危険を伴うケース

鳩の被害は放置すると悪化する一方です。まだ大丈夫と思っているうちに、被害レベルが上がってしまうことも少なくありません。不安を感じたら、早めにプロに相談するのが結果的に費用も時間も抑えられます。
まとめ:鳩よけに一番効くのは被害レベルに合った正しいグッズ選び
今回は、鳩よけに一番効くグッズの選び方と、よくある失敗例を徹底解説しました。最後に、最も大切なポイントを振り返ります。
鳩よけとして効果が期待できないグッズは以下の4つです。
- CD・反射テープ:一時的な効果しかなく、すぐに慣れてしまう
- 磁石:科学的根拠が薄く、実用的な効果は期待できない
- 超音波:そもそも鳩には聞こえていない
- 天敵模型:動かない置物にはすぐ慣れてしまう
本当に効果がある鳩よけグッズは以下の4つです。
- 忌避剤(レベル1〜2向け):ジェル型が最も効果的
- ワイヤー・テグス(レベル1〜2向け):透明で太さ1mm程度のものを選ぶ
- 鳩除け剣山(レベル1〜3向け):金属製で針10cm以上、隙間なく設置
- 鳩除けネット(レベル3〜4向け):最も確実で、プロが一番よく使う方法
どのグッズを使う場合でも、以下の2点は必ず守ってください。
- 設置前にフンを掃除し、消毒・消臭を行う
- 隙間を作らない設置と、雨対策を考える
鳩の被害でお悩みの方は、ぜひ今回の内容を参考に、ご自身の被害レベルに合った対策を始めてみてください。私たちトータルクリーンは、業歴50年以上・累計12万件以上の豊富な経験と、防除監督者資格やペストコントロール1級技術者といった公的な資格を持つ専門家が対応いたします。
鳩の被害でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。





























