「鳩がベランダに巣を作ってフンだらけ。掃除するのが面倒くさいけど、放置していて何か悪影響はあるのかな」
このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
鳩がベランダに巣を作ってしまうと、フンだらけになってしまい困りますよね。
しかし、わざわざ業者に依頼して巣を撤去してもらうのも、フンを掃除するのも面倒くさく、そのまま放置しておこうかなと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、鳩のフンを放置していても大丈夫なのか、また鳩のフンによる悪影響について解説します。
目次
鳩のフンを放置しておくと出る被害
まず、景観の問題です。
鳩のフンが飛び散っていることにより、ベランダの景観は完全に損なわれ、お客さんを家に呼ぶこともできなくなってしまいます。
また、フンには酸成分が含まれているため、手すりなどの金属類が錆びてしまう可能性があります。
こうなってしまうと、ベランダをさらに汚してしまう可能性があります。
次に、健康被害がありますが、次の項で詳しくご紹介します。
鳩のフンによる悪影響:健康被害
クリプトコックス症
クリプトコックス症は、鳩のフンに潜むカビから発生します。
通常、鳩の体温では繁殖することができないため、フンで増殖し、物理的に広がっていきます。
フンをしたばかりの状態だと、菌は感染しませんが、放っておくと自然と乾燥し、空中に舞い上がることにより、人の体内に取り込まれます。
クリプトコックスは人の肺の中で増殖し、主な症状として発熱、胸痛などをもたらします。
症状は比較的に軽い病気ですが、HIV感染者や臓器移植後の免疫抑制剤を使用している免疫力が低下している人に感染した場合、最悪死に至る可能性もあります。
オウム病
オウム病もクリプトコックス症と同様に、乾いた鳩のフンに住みついている菌が、空中に舞い上がることによって、人の体内に取り込まれます。
症状としては、感染の1~2週間後に発熱し、咳が出て頭痛や全身の倦怠感、筋肉痛といったインフルエンザによく似た症状が出ます。ドバトの半分以上がウイルスを持っていると言われ、重い症状だと、呼吸困難や髄膜炎を起こして死に至る可能性もあります。
トキソプラズマ症
妊婦が感染すると流産したり、産まれてくる子供が脳に障害が出る可能性がある恐ろしい病気です。
まとめ
以上、鳩のフンを放置していても大丈夫なのか、また鳩のフンによる悪影響について解説しました。
鳩のフンを放置することによって、景観的にも健康的にも様々な悪影響が出ます。
鳩が巣作りを始めた、もしくは巣を作って住み始めた場合は、早急に業者に依頼し、対処することをおすすめします。
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