当社トータルクリーンには、カラス駆除の依頼やご相談が数多く寄せられています。
その中で、間違ったカラス対策を行っているケースを多々目にします。
トータルクリーンでカラス駆除の対応に数多くあたってきた角野が、正しいカラス駆除の方法とやってはいけないNG行動を解説していきます。
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Table of Contents
なぜカラスが来る?被害が起きる3つの原因
対策について知る前に、まず「なぜカラスが集まってくるのか」について知っておきましょう。原因がわからないまま対策グッズを買い揃えても、モグラたたきになるだけです。

原因①|エサ場になっている(ゴミ出しの問題)
カラスが集まる最大の理由は「エサがあるから」です。これに尽きます。
特に都市部のカラスにとって、家庭から出る生ゴミは格好の餌です。一度カラスからエサ場として認識されると、毎日のように通ってくるので、この点は理解しておきましょう。
原因②|安全な営巣場所がある
カラスは3月〜7月にかけて巣を作り、子育てをします。高い木、電柱、学校やビルの屋上設備など、人が簡単に近づけない場所を選んで巣を構えるのが特徴です。
当社が京都市の学校から巣の撤去依頼を受けた際も、校庭の高い木のてっぺんに巣が作られていました。巣材には木の枝だけでなく、針金ハンガーやビニール紐が複雑に絡み合っていて、カラスの「建築技術」には正直驚かされます。
原因③|カラスの高い学習能力と記憶力
カラスの脳は鳥類の中でも非常に発達しており、人間の顔を覚える、道具を使う、ゴミ収集のスケジュールを把握するなど、驚くほど賢い動物です。
現場で数多くのカラス駆除をやってきて実感するのは、「一度うまくいった対策が、数週間で効かなくなる」ということです。カラスは学習して対策を見破るため、同じ方法だけに頼るのは危険です。この点を頭に入れたうえで、次の対策を見ていきましょう。
自分でできるカラスの駆除・撃退方法7選

ここからは、ご自身で試せるカラス対策を7つご紹介します。
ただし、正直に申し上げると、すべてが万能というわけではありません。
それぞれの「効果が続く期間」と「カラスに慣れられるリスク」も含めて、私角野がプロのプロの目線でお伝えします。

当社トータルクリーンでは、カラスの巣撤去や防鳥ネットの設置を数多く手がけています。
たとえば、京都市上京区の学校から依頼をいただいたケースでは、校庭の高い木の上に作られたカラスの巣を高所作業車で撤去しました。巣の中にはダニやノミが潜んでいる可能性が高いため、撤去前にまず殺虫処理を実施し、針金ハンガーやビニール紐が複雑に絡み合った巣材を丁寧に除去しました。

カラス駆除の事例:京都市上京区・学校のカラスの巣撤去の施工事例はこちら
ここから、自分でもできるカラス対策について解説していきますが、もし自分で手に負えないという場合は一度当社にご相談ください。
①防鳥ネットでゴミ・ベランダを物理的にガード
家の前などの地上での対策で最も確実性が高いのがこの方法です。カラスを物理的にシャットアウトするため、学習能力の高いカラス相手でも効果が持続します。
ゴミ捨て場の場合は、ゴミ袋全体をすっぽり覆える黄色い防鳥ネットがおすすめです。カラスは黄色を嫌うとされていますが、それ以上に「くちばしが届かない」という物理的な遮断が効きます。ベランダ全体を覆う場合は、網目が細かいもの(3cm以下)を選んでください。目が粗いとカラスが隙間から侵入してきます。
ただし、注意点がひとつあります。ネットの端に隙間があると、そこから器用にめくって中に入ってくるため、重しを置くなどして、ネットの端をしっかり固定することが大切です。
②テグス(釣り糸)を張って飛来を阻止
ベランダの手すりや屋上にテグス(ナイロンの釣り糸)を張る方法です。3号〜5号の太さで、地面から5〜10cmの高さに張ります。
カラスは足に糸が触れるのを非常に嫌がるため、着地を諦めて飛び去ります。透明なので景観を損なわないのもメリットなんです。
環境省の「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」でも、テグスを使った対策は効果的な防除手段のひとつとして紹介されています。
デメリットは、広い範囲への設置が大変なことと、強風で切れやすい点です。定期的なメンテナンスが必要になります。
③忌避剤(スプレー・ジェル)で嫌がらせる
カラスが嫌がる成分を含んだスプレーやジェルを、被害箇所に塗布する方法です。ホームセンターで手軽に購入できるのが利点です。
ただし、プロとして正直に言うと、忌避剤単体での効果は限定的です。スプレータイプは数時間〜数日で揮発しますし、ジェルタイプも雨で流れてしまいます。「忌避剤を塗ったのにカラスが繰り返し来る」というお問い合わせは実際に多いです。
あくまで他の対策と組み合わせるサポート的な位置づけと考えてください。
④光の反射で驚かせる(CD・反射テープ)
使わなくなったCDをぶら下げたり、キラキラ光る防鳥テープを張ったりして、反射光でカラスを驚かせる方法です。費用がほぼゼロなので、試しやすさはピカイチ。昔からよくある手法です。
ただ、効果の持続期間は短めなのが実情です。最初の数日〜1週間程度はカラスも警戒しますが、「光っているだけで実害がない」と学習されると、平然と近づいてきます。曇りの日や夜間はそもそも効果がありません。
⑤猛禽類の模型・カラス撃退グッズを設置
フクロウやタカの模型、あるいはカラスの死骸を模したグッズを設置して、カラスを怖がらせる方法です。
率直に申し上げると、カラス相手にはあまり期待しないほうがいいかもしれません。カラスは非常に賢いため、「動かない偽物」はすぐに見破られます。首振り機能が付いた模型でも、数日で慣れてしまうケースを私たちは何度も見てきました。鳩やムクドリには一定の効果がありますが、カラスには補助的な手段と考えてください。
⑥超音波装置で不快音を出す
人間には聞こえない超音波を発して、カラスを遠ざける装置です。音が出ないため、集合住宅でもご近所トラブルになりにくいのがメリットです。
ただし、カラスに対する超音波の効果は科学的に十分に実証されているとは言い難い状況です。「設置してみたけど、まったく変わらなかった」という声も少なくありません。
⑦ゴミ出しルールの徹底(最も基本かつ最重要)
最後に紹介するこの方法が、実は最も効果が高い対策です。
カラスがやってくる一番の理由は「エサがあるから」です。ということは、エサとなるゴミへのアクセスを断てば、カラスはその場所に来る理由がなくなります。
具体的には以下を徹底してみてください。
- 生ゴミは水気をしっかり切り、新聞紙で包んでからゴミ袋に入れる
- ゴミは収集日の朝に出す(前日の夜に出さない)
- ゴミ袋の口をしっかり結び、ネットで覆う
- 地域のゴミ出しルールを守り、近隣住民にも協力を呼びかける
地味に感じるかもしれませんが、これまでの現場経験から断言できます。エサ場を潰すことが、あらゆるカラス対策の土台です。これをやらないまま他の対策を施しても、根本的な解決には至りません。(木の上などの高所の場合は別の観点も重要です。)
カラスを駆除する前に知っておくべき法律の話
ここまで自分でできる対策をご紹介しましたが、ひとつ絶対に押さえておいてほしいことがあります。それは、カラスの「駆除」には法律上の制限があるという点です。
カラスを含む野生鳥獣は、鳥獣保護管理法によって保護されています。許可なくカラスを捕獲したり、殺傷したりすると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があるんです。「庭のカラスを捕まえただけ」でも、法律違反になりかねないんです。
なお、巣の撤去については、卵やヒナがいない空の状態であれば、許可なく行うことが可能です。ただし、カラスの巣は高所にあることがほとんどで、高所作業車やはしごが必要になるケースも珍しくありません。落下事故のリスクがあるため、無理をせず専門業者への依頼を検討しましょう。
環境省も「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」で、カラス対策の基本は「防除」であると明記しています。
プロが教える”効果を長続きさせる”組み合わせ戦略
7つの対策をご紹介しましたが、「どれかひとつだけで完璧」という方法は、残念ながら存在しません。カラスは学習能力が非常に高いため、同じ刺激にはすぐに慣れてしまいます。
では、どうすれば効果を持続させられるのかというと、答えは「複数の対策を組み合わせること」です。
当社がカラス被害にお悩みの方に推奨しているのは、次の三位一体の考え方です。
- 物理的遮断
- 防鳥ネットやテグスで、カラスが近づけない環境を作る
- 忌避・威嚇
- 忌避剤や反射テープで、カラスに「ここは不快な場所」と認識させる
- エサ場の排除
- ゴミ管理を徹底して、そもそも来る理由を消す

この3つを同時に行うことで、カラスに「この場所はエサも取れないし、居心地も悪い」と判断させます。
また、1〜2週間ごとに対策パターンを変えるのも有効です。反射テープの位置を変える、忌避剤の種類を替えるなど、小さな変化でOK。カラスが「ここは毎回何か違う」と警戒し続ける状態を作ることがポイントです。
東京都環境局でも、カラス対策においては「様々な手法を組み合わせ、刺激を与える回数や時間を変える工夫が必要」とされており、単一の方法に頼らないことが推奨されています。
絶対やってはいけないカラス対策のNG行動
一早くカラスを追い払いたいと焦って間違った行動を取ると、法律違反になったり、かえって被害が悪化したりすることがあります。以下の4つは絶対に避けてください。
NG①|カラスを捕まえる・傷つける(法律違反)
先ほどお伝えした通り、カラスの捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法で禁止されています。エアガンで撃つ、毒エサを仕掛ける、罠を設置するといった行為はすべて違法なんです。「知らなかった」では済まされないので、法律に反する行為にはご注意ください。
NG②|巣にヒナや卵がいる状態で撤去する
カラスの巣を撤去すること自体は違法ではありませんが、卵やヒナがいる場合は話が変わります。繁殖中の巣を許可なく壊すと、鳥獣保護管理法に抵触する可能性があります。巣を撤去する場合は、必ず中身が空であることを確認してから行ってください。判断が難しい場合は、お住まいの自治体に相談するか、専門業者に依頼するのが無難です。
NG③|エサをあげて手なずけようとする
「エサをあげれば大人しくなるかも」と考える方がまれにいらっしゃいますが、これは逆効果です。カラスはエサをくれる人を覚え、仲間を連れてくるようになります。1羽のつもりが10羽、20羽と増えていき、手がつけられなくなった…というご相談も実際にありました。
NG④|繁殖期にカラスを刺激する(4月〜7月は威嚇リスク大)
カラスは4月〜7月の子育て期間中、巣の近くを通る人間に対して威嚇や攻撃を行うことがあります。後ろから頭をかすめるように飛んでくる、足で蹴ってくるなど、かなり危険です。
この時期に巣を棒でつついたり、石を投げたりすると、カラスの攻撃性はさらにエスカレートします。繁殖期のカラスには近づかないのが鉄則。巣の撤去もこの時期は避け、繁殖期が終わる8月以降に対応するのが安全です。
自分で対策が難しいケース|プロに依頼すべきタイミング
ここまでご紹介した方法を試しても被害が収まらない場合や、そもそも自分では対応が難しいケースもあります。
特に以下に該当する場合は、無理をせずプロへの依頼を検討してください。
- 高い木や電柱の上に巣があり、自力での撤去が危険な場合
- 複数の対策を試しても、カラスが学習して被害が減らない場合
- 繁殖期でカラスが攻撃的になり、人的被害が出ている場合
- マンションやビルの広範囲にわたる対策が必要な場合
当社トータルクリーンでは、木の上や電柱の上の高所作業や攻撃的なカラスが襲来する難易度の高いケースまで数多く駆除対応してきましたので、自分では手に負えないという場合はお気軽にご相談ください。
カラス駆除の費用相場と業者選びのポイント
「プロに頼みたいけど、費用がどれくらいかかるか不安…」という声はよく聞きます。目安として、カラス関連の費用相場をまとめました。
- 巣の撤去
- 22,000円〜(税込)※高所作業車が必要な場合は別途
- 防鳥ネット設置
- 3,850円〜/㎡(税込)
- 防鳥用スパイク(針山)設置
- 16,500円〜(税込)
※上記はトータルクリーンのカラス駆除の料金です。業者によって料金体系は異なります。
業者を選ぶ際は、以下のポイントを確認してください。
- 見積り後の追加料金が発生しないか(「あとから高額請求された」というトラブルは実際に起きています)
- 鳥獣保護管理法を遵守した適法な施工を行っているか
- ペストコントロール関連の資格や、業界団体への加盟実績があるか
- 施工後のアフターフォロー体制が整っているか
トータルクリーンは、創業50年以上・施工実績120,000件以上で、日本ペストコントロール協会正会員の駆除会社です。
防除作業監督者資格や高所作業車オペレーターなど、カラス対策に直結する専門資格を持つスタッフが、現地調査から施工、アフターフォローまで一貫して対応いたします。
まとめ|カラス被害は「原因の排除」と「プロの力」で解決できる
カラス対策で一番大切なのは、「なぜカラスが来るのか」という原因を見極めることと、ひとつの方法に頼るのではなく、物理的遮断・忌避・エサ場排除を組み合わせて対策することです。
法律の制約もあるため、「追い払う・寄せ付けない」が正しいアプローチ。無理に捕まえようとしたり、繁殖期のカラスを刺激したりするのは絶対に避けてください。
トータルクリーンでは、カラスの巣撤去・防鳥ネット設置など、害鳥被害のご相談を無料で承っています。
兵庫・大阪・京都・奈良・和歌山の関西エリアに対応し、最短で当日お伺いすることも可能です。「カラス被害や高所にあるカラスの巣をなんとかしたい」とお考えの方は、お気軽にお電話ください。


































