蜂は土の中にも巣を作るのをご存知ですか。
言わずと知れて有名なのは体長5センチを超える危険なオオスズメバチですね。
都市部ではあまり生息しておらず、最近ではアメリカに初上陸したことでも話題になっていましたが、実は土の中に巣を作る蜂はオオスズメバチだけではありません。
クロスズメバチは森林や畑、川の土手などの地中に巣を作る黒い体色が特徴的な蜂です。
そこで今回は、土の中に巣を作るクロスズメバチについて詳しく紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
クロスズメバチとは?
クロスズメバチをご存知の方は少ないでしょう。
クロスズメバチは、スズメバチの仲間で黒い体に淡い黄色や白の縞模様があるのが特徴です。
体長はスズメバチの中では小さく、約11ミリメートルです。
日本では、山地や平地など幅広い地域で生息しています。
巣は畑や森林、土手の地中にマンションのような構造で作るので、スズメバチ類の中でも規模が大きくなりやすいです。
また、肉食性のため、カエルやクモ、小型の昆虫を巣に持ち帰って食料とします。
クロスズメバチは危険な蜂ですが、基本的には温厚で攻撃性もそこまで強くなく、毒も他のスズメバチに比べ弱いです。
しかし、刺された部位は、腫れてかなり痛むので、刺されないように気を付けましょう。
さらに、他の蜂にも共通する危険性として、アナフィラキシーショックがあります。
これは、アレルギーの過剰反応です。
これにより、毒が弱くても刺された時の症状の強さによっては、血圧が急激に下がり命を落とす可能性もあります。
その他にも、クロスズメバチはお酒やジュースといった香りの強い液体に近づくことがあります。
屋外でバーベキューをしている時に、クロスズメバチが飲み物の中に入っているのに気づかず口を付け、刺されることがあるので注意しましょう。
クロスズメバチの巣について
上記でも説明しましたが、クロスズメバチは土の中に巣を作ります。
そのため、巣に気づかず踏んでしまう方が多くいらっしゃいます。
その結果、クロスズメバチを興奮させてしまい刺されることがあります。
また、クロスズメバチは蜂の中では珍しく、越冬ができます。
したがって、表面や時期から巣の大きさを判断するのは難しいでしょう。
クロスズメバチは、一般的な蜂とは少し異なった性質を持つ蜂なので、巣の駆除を自分では行わず専門業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、土の中に巣を作る蜂について詳しく紹介しました。
クロスズメバチは巣を土の中に作るので、気づきにくいです。
そのため、巣があることを知らずに踏んで巣を刺激すると、襲ってくることがあります。
蜂の駆除をお考えの方で疑問点やご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。