今日は友人を呼んで自慢のウッドデッキでバーベキュー。なのに蜂がチラホラと飛んでいて気になる。
どうもウッドデッキに蜂の巣を作られてしまったようだ。
「時間がない!」
「お昼までになんとか駆除しないとせっかくのホームパーティが台無しになってしまう!」
なんとか、早急にウッドデッキにできた蜂の巣を安全に駆除する方法はないものか。
そんな悩みを解決します。
目次
【危険】プロに任せるべき蜂の巣とは?
まずは、プロに任せるべき危険な蜂の巣について解説します。
残念ながら、以下のケースに当てはまる場合は、プロに依頼をしましょう。
業者によってはすぐに対応してくれるところもあるので、相談してみてください。
- スズメバチの巣だった
- アシナガバチの巣だけど大きい
- ウッドデッキの下で蜂の巣が見えない
上記のようなケースに当てはまる場合は、危険なので自分で駆除しようとしてはいけません。
すぐにプロの業者に相談しましょう。
スズメバチの巣
スズメバチはとても攻撃的で危険な蜂です。毒も強く素人が装備もなく駆除しようとすると大変危険です。
ウッドデッキにできた蜂の巣がスズメバチだった場合は、迷わず専門の業者に任せましょう。
大きなアシナガバチの巣
アシナガバチはスズメバチと比較すると大人しい蜂ですが、巣に近づいたり、取り除こうとしたりすると、巣を守ろうと毒針で攻撃をしてきます。
大きな巣の場合、蜂の数も多いので危険です。
地域にもよりますが女王バチが巣を作り始める4~6月であれば蜂の数も少ないので、自分で駆除をしても良いでしょう。
一方、夏場あたりから働きバチが増えて、巣も急激に大きくなりますので、その時期に自分で駆除するのは危険なケースが多くなります。
巣が大きい場合や蜂の数が多い場合はムリをせず、プロの業者に依頼することをおすすめします。
ウッドデッキの下で蜂の巣が見えない
備え付けのウッドデッキの下や奥の方に蜂の巣を作られた場合は、外からは見えないことがあります。
ウッドデッキの下などに潜り込んで駆除するのは、身動きがとりづらいので非常に危険です。
またウッドデッキを取り外す場合でも、そのときに蜂が攻撃をしてくる可能性が高いです。
ウッドデッキに限らず、駆除しづらい場所に蜂の巣ができたときは、駆除する難易度が急激に上がりますので、プロに相談しましょう。
ウッドデッキに蜂の巣ができた時の安全な駆除方法と対策とは?
幸い、ウッドデッキにできた巣が比較的小さなアシナガバチの巣の場合は、自分でも駆除ができます。
ただ小さいからといって油断せず、安全な方法で駆除しましょう。
蜂の巣を安全に駆除する方法を以下に解説します。
1.肌を露出しない服を着る
アシナガバチも強い毒を持っていますので、刺されないように肌を露出しない服を着ましょう。
防護服を持っている人はいないと思いますので、代わりにカッパを着てください。
フードもかぶって、首にはタオル、手袋もすると蜂に刺されづらくなります。
服もなるべく厚手のものを2重に着る など、工夫をすると蜂に刺されるリスクを減らすことができます。
2.蜂用スプレーを準備する
アシナガバチは殺虫剤に弱く、キンチョールなど普通の殺虫剤でも駆除できます。
しかし、通常の殺虫剤の場合、スプレーが届く範く距離短いので駆除するためには蜂の巣に近づかなくてはいけません。
なので自分で駆除する場合は、蜂用に特化した殺虫スプレーを使いましょう。
蜂用のスプレーは、薬剤の届く距離が長く、遠いところから蜂の巣にスプレーをすることができるので比較的安全に蜂を駆除することができます。
値段は普通の殺虫スプレーよりは高いですが、1,000円前後から買えますので、安全性を考えるとケチるところではないですよね。
3.夕方以降に駆除する
蜂は朝と昼、エサを求めて巣から離れて活発に活動をしているため、蜂の巣を駆除する場合は夕方以降がおすすめです。
昼間だと駆除したと思っても、外に出ていた働きバチがどんどん戻ってきますし、駆除中に背後から刺される可能性もあります。
また女王蜂が外に出ていた場合は、巣を取り除いても新しい巣を作られてしまいます。
日没後に蜂は巣に帰ってきますので、そのタイミングを見計らって巣にいる蜂全部に殺虫スプレーを使うのが蜂を駆除するには効果的です。
ウッドデッキに蜂の巣を作れらないようにする予防法
せっかくのお気に入りのウッドデッキでも蜂に巣を作られてしまっては台無しですよね?
そこで、駆除後に2度と蜂に巣を作られないようにする予防法を解説します。
これからウッドデッキを作る予定の方も、ぜひ参考にしてみてください!
1.水をウッドデッキにかける
蜂は湿気を嫌いますので、ウッドデッキが湿っていると巣を作られづらくなります。
とても単純で「本当に効果があるの?」と思われるかと思いますが、ウッドデッキの裏も含めて全体を濡らすこと で効果を発揮します。
何も買う必要がなくお手軽なので「とりあえず対策したい」という方は試してみてください。
ただ効果が持続しないので、基本的には以下に解説する他の方法をおすすめします。
2.蜂が嫌がる臭いで対策する
蜂が嫌がる臭いで対策をするのも一定の効果が見込めます。
具体的には木酢液、ハッカ油やクレオソートなどの臭いを蜂は嫌がります。
ウッドデッキの裏側や軒下など蜂が巣を作りそうな場所に上記のものを置く、もしくは塗ると蜂に巣を作られることを防ぐことがある程度できるでしょう。
ただし、木酢液やクレオソートなどは臭いがきついので臭いに敏感な人は気をつけてください。
3.蜂用スプレーをウッドデッキにかけて予防する
巣が作られそうなところに、蜂用のスプレーを吹きかけておくのも予防効果があります。
特にウッドデッキの裏や奥まった閉鎖空間がある場合は、重点的にスプレーをかけましょう。
女王蜂が巣を作る場所を探し始める4月ころに対策を始めてください。
スプレーの効果はおおむね1ヵ月程度なので定期的にスプレーをかける必要があります。
4.防虫ネットを設置する
防虫ネットを設置するのも予防効果があります。
ウッドデッキの横や下にあるスキマから、蜂が入り込むのを物理的にシャットアウトしてしまえば、巣を作られることはありません。
ちょっと手間がかかりますが、効果は抜群です。
防虫ネットはホームセンターやネットショップで買うことができます。
5.蜂がいないかウッドデッキを定期的に点検する
最後は日常の点検です。
上記でも解説したとおり、蜂の巣が小さいうちなら自分でも駆除することは比較的簡単です。
そのためには定期的に家の周り、特に蜂が巣を作りやすい場所の点検が大事になります。
春以降、女王蜂が巣作りをする場所を探し始めたら家の周りの点検を開始してください。
蜂用のスプレーを使うときや、臭い対策をするときに一緒に点検するといいでしょう。
それだけで、蜂に巣を作られる確率をぐっと下げることができます。
「安全第一」蜂の巣で悩んだらプロに相談しましょう
本記事では蜂の巣を作られたときの駆除方法や予防策について解説してきました。
業者に頼むとお金がかかりますので、「可能な限り自分で駆除したい」、「予防くらいは自分でやる」という人はぜひ参考にしてみてください。
とはいえ、ウッドデッキの奥の方に巣がある場合や、スズメバチの巣の場合は大変危険ですので「安全第一」で、プロの業者に相談しましょう。