- エアコン室外機に蜂の巣ができる理由
- エアコン室外機にできた蜂の巣を駆除する方法
- エアコン室外機の蜂の巣駆除で注意すべき点
「エアコンの室外機の中に蜂の巣ができたので駆除したい」
「エアコンを使いたいのに蜂の巣があるから使えない」
この記事を読んでいる方はこのようなお困りごとをお持ちかと思います。
じつは、エアコンの室外機に蜂の巣ができることはあるあるで、特に4~5月頃によく発生します。
室外機に蜂駆除用のスプレーを吹きかけると室外機が故障するリスクもありますので、自力でなんとかしようとせず、専門業者に相談することをおすすめします。
エアコンの室外機という特殊な場所にできた蜂の巣を駆除するにはいくつかのコツがあります。
この記事ではエアコン室外機にできた蜂の巣駆除の方法や注意点について解説していきます。
目次
エアコン室外機に蜂の巣ができる理由
蜂がエアコン室外機を好んで巣作りする理由は、「雨風をしのげて外敵から身を守れる環境だから」です。
蜂は暖かくなる4~5月頃に女王蜂が活動を始めて巣作りが開始されます。
その時期はエアコンが稼働していることが少なく、タイミングとして適切だというわけです。
エアコンの室外機に巣を作るのはアシナガバチが多く、これはスズメバチやミツバチなどの他の蜂と比べて巣のサイズが小さいことが理由です。
室外機の蜂の巣は早めに駆除すべき
エアコンの室外機にできた蜂の巣は放置せず、早めに駆除する必要があります。
理由としては、以下があります。
理由①:ベランダや部屋の中で蜂に刺される可能性がある
理由②:エアコンが故障する可能性がある
理由③:巣が大きくなると駆除に手間がかかる
それぞれの内容について詳しく解説していますので見ていきましょう。
理由①:ベランダや部屋の中で蜂に刺される可能性がある
一点目に関しては言わずもがなですが、ベランダで洗濯物の作業などをしている際に蜂に刺されたり、部屋に侵入して来て、てんやわんやになるリスクがあるからです。
室外機はベランダや窓と隣接していることが多いので部屋に入り込んでくる可能性も十分あります。そうなると非常に面倒なのは想像に容易いと思います。
なお、室外機の中に蜂の巣を作ることが多いアシナガバチはスズメバチと比べると攻撃性は低くむやみやたらに人を刺すわけではないですが、毒針を持っており刺されると強い痛みが伴いアナフィラキシーショックのリスクもあります。アシナガバチの危険性を侮らずに注意する必要があります。
理由②:エアコンが故障する可能性がある
二点目に関しては、エアコン室外機が正常に稼働しなくなることでエアコンが故障する可能性があるというものです。
蜂の巣が室外機の中にある状態でエアコンを稼働させるとファン(羽)が蜂の巣を巻き込んでしまい、壊れてしまうかもしれません。熱中症が多発する最近の夏の暑い季節にエアコンが使えなくなるのは厄介ですので放置は厳禁です。
理由③:巣が大きくなると駆除に手間がかかる
三点目に関しては、室外機の中で蜂の巣が大きくなると駆除の手間が増えるというものです。
室外機の中にある蜂の巣を駆除する場合は、室外機の天板やカバーを外して中の部品・電気系統などを壊さないように作業していく必要があります。当社のようにハウスクリーニング業も行っていてエアコン室外機に関する知識もある業者の場合は大丈夫ですが、知識がない方が行うと手に負えなくなる可能性もあります。
したがって、巣が小さくエアコンが稼働する前の季節に駆除してしまうのが最善策です。
室外機の蜂の巣を駆除する方法
室外機の中にできた蜂の巣を駆除する際は、一般的な駆除方法とは違うプロセスで対処していきます。
一般的には蜂の巣の外と中に駆除スプレーを散布していくのですが室外機の中に駆除スプレーを吹きかけると室外機が故障してしまう可能性がありますので、燻製剤を使用して蜂を駆除していきます。燻製剤はハチ駆除の有効なのか?という疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、ピレスロイド系の殺虫成分が含まれているものは使用方法とシーンによっては効果的です。
ここから、室外機にできた蜂の巣駆除の一般的な方法をご紹介していきます。
具体的には以下の手順で駆除していきます。
室外機の蜂の巣を駆除する方法
- ビニール素材の袋で室外機を覆う(密閉空間にすることが重要)
- ビニール袋の中で燻製剤を使用する(ビニールから出てくる蜂はスプレーで駆除)
- 室外機のカバーを外して巣や死骸を取り出す
- 蜂の巣と死骸を処分する
作業の難易度が通常の蜂の巣駆除と比べて高いことと、もし室外機を壊してしまった場合は多額の費用がかかることから、蜂の巣駆除の専門業者に頼むのが確実です。
当社の駆除作業では燻煙材を使用していませんが、燻煙材の使用について注意する点などをまとめたコラムがありますので、そちらもあわせて読んでください。
室外機に蜂の巣を作らせないための対策
一度巣を作られたということはその環境が蜂にとって快適だということを指し示しています。
戻り蜂といって、巣があった場所に戻ってきて再度巣作りをすることがあります。
駆除したにも関わらず再び室外機に巣を作られては元も子もありませんので、防止策をとるとよいでしょう。
室外機の蜂の巣予防策としては、主には以下のような対策が挙げられます。
対策方法 | 概要 |
---|---|
防虫ネットを室外機にかぶせる | 室外機に蜂が入り込まないように、防虫ネットをかぶせる対策です。網目が小さすぎると室外機の機能を阻害するため注意しましょう。 |
木酢液を設置する | 木酢液は焦げたような強い燻臭がするため、火や煙を本能的に嫌がる蜂への対策として一定の効果があります。 |
室外機の周辺を衛生的にする | 蜂の餌になりうるゴミなどを取り除き、衛生的な環境を維持することを心がけましょう。 |
室外機のカバーについてはECサイトなどで「エアコン 室外機カバー」などで検索すると比較的安価な商品がヒットしますので、予防策としてつけておきたいという方は参考にしてください。
エアコン室外機にできる蜂の巣に関するよくある質問
Q:室外機の中に蜂の巣ができる場合、どこにできますか?
A:室外機の中・外両方にできる可能性があります。中の場合は天板の下やプロペラの側面などで、外の場合は室外機と壁の隙間や地面と室外機の隙間などです。室外機の中にできた場合に無防備な状態でむやみに天板を外すのは危険なので絶対にやめましょう。
Q:室外機の天板やカバーはどのように外せばいいですか?
A:室外機の隅にネジがついているかと思いますので、ネジをドライバーで外してカバーを取ることができます。
まとめ|室外機の蜂の巣は早めの駆除を
ここまで解説してきたように、ベランダやエアコンの室外機にハチの巣ができた場合、巣が大きくなる前に駆除作業を行うことが大切です。
室外機を壊さないように作業する必要があることから、駆除作業が通常時と比べて複雑になります。もしご自身で駆除しようとする場合は必ず防護服を着用し、ピレスロイド系の殺虫成分が含まれている燻製剤を使用して駆除作業にあたりましょう。
ご自分で駆除するのは面倒だし刺されるのが怖いという方は、専門業者への依頼を検討されることをおすすめします。
関西エリアで年間数百件以上の蜂の巣駆除に関する依頼を受ける当社では、室外機での駆除実績も多数ございます。兵庫・大阪・京都エリアで室外機の蜂の巣駆除に関するお悩みをお持ちの方はお気軽にお電話ください。
- 場所
- 大阪府高槻市の個人宅
- 施工場所
- ベランダのエアコン室外機
ベランダに出た途端に、足に激痛が走りました。サンダルを置いている近くにハチの巣があるなんて知らなかったです。ハチを攻撃してないのになぜ刺されたのか疑問でしたが、ハチはビックリしても攻撃してくると駆除の人に聞いたので、なるほど、と思いました。アナフィラキシーショックが出なくて良かったです。早めに来てもらい助かりました。…もっと読む
- 場所
- 京都市北区の個人宅
- 施工場所
- ベランダのエアコン室外機
娘の部屋側のベランダのエアコン室外機中にハチが出入りして、大騒ぎしていたのですぐに対処して頂いて助かりました。有難うございます。…もっと読む