ご自宅をはじめとして、ご自身が所有している建物がシロアリの被害にあわないためには徹底した防除(予防と駆除)が必要です。
とは言え、どんな方法があるか分からないという方も多いのではないでしょうか。現在日本ではバリア工法とベイト工法という2つのシロアリ防除方法が行われています。それぞれの違いを知って目的にあった予防・駆除方法を選び万全なシロアリ対策を作ってください。
目次
白蟻バリア工法
白蟻バリア工法とは薬剤を散布したり注入したりしてシロアリを防除する方法のことです。土壌処理と木部処理の2種類があり、主なメリットとしては「費用が安い」「即効性がある」などが挙げられます。匂いに敏感な方やアレルギーが心配な方は事前にシロアリ駆除業者とよく相談するようにしてください。
*土壌処理
床下の土が露出している部分に対して実施するのが白蟻バリア工法の土壌処理です。一般的には、シロアリが近づかないようにするための薬剤を地中に5~10㎝染み込むくらいの濃度に調整して使用します。予防的に実施する場合には、薬剤をシロアリの通り道になりそうなところだけに散布するか床下全体に使用するかの違いがありますので、契約前によく確認してください。駆除が必要なケースではシロアリの巣を中心に土壌部分すべてに薬剤を散布します。
*木部処理
土台や柱など家屋で使われている木材に対してシロアリ防除を施すのが木部処理です。通常は専用の器具で薬剤を吹き付けたり、刷毛などで塗布したりする方法が用いられますが、食害が進行している場合は、柱に穴を開けたり壁を剥がしたりして内部に薬剤を注入する必要があります。シロアリの被害は放置しておいても治まらないので、こういった手間のかかる方法が取られることを理解しておきましょう。シロアリ駆除業者には土壌と木部、両方の処理を依頼しておくのが安心と言えます。
白蟻ベイト工法
白蟻ベイト工法は、家の周囲や床下にベイト剤(薬剤を混ぜたエサ)が入った容器を埋設して
シロアリを防除する方法です。どちらかと言えば予防的に使われる方法なため、すでに被害が進行しているときには白蟻バリア工法と併用される場合が多くあります。メリットとしては、「エサを巣に持ち帰る習性を利用してシロアリを根絶できる」「化学物質独特の臭いがない」などが挙げられます。
まとめ
今回はシロアリの防除方法として、従来から行われている白蟻バリア工法と比較的新しい白蟻ベイト工法をご紹介しました。現在シロアリの被害にあっていない場合は、両方を実施しておくことでより安心感が得られます。シロアリ駆除業者とよくご相談の上、納得のいく防除方法を選択してください。
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