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害虫駆除コラム

【水害による床下浸水】消毒の料金相場は?

水害はもう他人事ではありません。
本記事にたどり着いたあなたは、まさにそう思っていらっしゃるのではないでしょうか?
近年、温暖化などの地球環境の変化により、日本では台風の大型化やゲリラ豪雨などにより水害が増えています。
テレビなどで放送される床下浸水、そこから復旧するのはとても大変です。
そして、気になるのが汚れた床下の消毒費用。
本記事では、水害により浸水してしまった床下の消毒料金の相場、復旧手順や必要な道具などを紹介します。
「そもそも消毒って必要なの?」そんな疑問にもお答えします!   

水害による床下浸水の消毒料金相場ってどのくらいなの?

床下浸水の消毒料金
水害により浸水してしまった、床下の消毒。
一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

結論からいうと、業者に依頼した場合の料金相場は概ね1㎡(平方メートル)あたり、2,000円程度(排水なども含む)を見ておけば遠くない金額でしょう。
国土交通省の令和4年度、「住宅経済関連データ」によると、全国の持ち家、一住宅あたりの平均床面積は117.4㎡です。
ざっくり120㎡で業者に依頼する費用を計算すると、24万円の費用がかかります。

もちろん業者によりバラツキはありますので、1,000~3,000円/㎡の間で、後は業者毎の細かなサービスやオプションなどを比較していく必要があるでしょう。

なお、上記の目安価格には床下の排水から消毒までを含む、全面復旧にかかるトータル料金です。
自分で床下の排水や乾燥を行えば料金は抑えられますし、逆に床下への入口が無く床を剥がす必要がある場合は、料金が上がります。

詳しい料金を確認したい場合は、業者に依頼してください。
多くの業者では無料で見積をしてくれるはずです。

そもそも水害での床下浸水に消毒って必要なの?

そもそもの話ですが、「水害により浸水してしまった床下の消毒は費用なの?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。
厚生労働省では、「浸水した家屋を清掃される方へ」とする文書を発表していて、そこでは、「感染症予防のためには清掃と乾燥が最も重要です」、床下を含む「屋外では消毒は原則不要です」としています。
このことを隠して、「水害による床下の消毒は必須!」とか「感染症の温床となる床下浸水は怖い」などと、殊更に消毒の必要性を謳っている業者には気をつけてください。
必要のない高額な消毒費用を請求される可能性があります。

一方、水害による床下浸水で流れ込んでくる水や泥は、下水や生活排水であることも、また事実です。
そこに菌やウイルスなどがいることは確実ですので、気になる方は、消毒をした方がいいでしょう。

水害による床下浸水からの復旧手順

水害により床下が浸水してしまった場合の復旧手順について解説します。
自分で処理をするにしても、業者に依頼をするにしても、どのような手順かを知っておきましょう。
大きく4つの作業に分けられます。

  1. 排水
  2. 清掃
  3. 乾燥
  4. 消毒

1. 排水

床下浸水してしまった場合、最初に必要なのは排水をすることです。
浸水規模によって、タオルや雑巾で済む場合から、排水ポンプが必要な場合などがあります。

2. 清掃

水害と言いますが、水とともに流されてくるゴミや汚泥の処理が実は1番大変です。
溜まった水の排水が完了したら、次は清掃が必要です。
ゴミは手で拾い、汚泥などはショベルや1輪車などを使って、外に運び出す必要があります。

3. 乾燥

床下の排水とゴミや汚泥の清掃を終えたら乾燥させます。
乾燥期間は時期や使う機器により変わります。
業務用の送風機などを使っても数日、家庭用のものだと数週間かかる可能性が高いです。
しかし、しっかりと乾燥させないとカビや菌の発生、湿気による家屋への傷みが生じるので、十分に乾燥期間をとる必要があります。

4. 消毒

床下を十分に乾燥させたら、最後に消毒をします。
上記でも記載しましたが、厚生労働省では水害による床下浸水に関して、消毒は原則不要としています。
なので必須ではありませんが、気になって消毒される方が多いようです。
確かに下水などの水が流れてきていると考えると、決して気持ちの良いものではありませんよね。

水害による床下浸水から復旧するために必要なモノと料金

水害による床下浸水から復旧するためにはあらゆるモノが必要となります。
以下に、必要となるモノと目安の料金を列挙します。

道具 料金相場
汚水用ポンプ 20,000円~
ショベル 2,000円~
一輪車 5,000円~
ホース 1,000円~
土のう 800円/50枚~
バケツ 500円~
ちりとり 200円~
長靴 2,000円~
ゴーグル 200円~
ゴム手袋 100円~
雑巾や新聞紙など 100円~
ゴミ袋 100円~
消石灰 2,000円/20kg~


早く乾燥させたい場合は、送風機も必要になります。
こう見ると、水害の被害に遭うと多くのモノが必要になることがわかりますね。
購入する道具にもよりますが、自分で水害から復旧を試みると、消毒も含めて4~5万円かかる見込みです。(消石灰は1㎡あたり1kg使用)
送風機を業務用(20,000円~)などにすると、さらに料金が高くなりますが、業者に頼むよりはトータルで安く水害からの復旧を行うことができます。
もちろん、その分、膨大な手間はかかりますが。

【水害による床下浸水】の復旧と消毒は大変

以上、水害による床下浸水からの復旧と消毒に関して、業者に依頼したときの料金の他、その手順や自ら復旧を試みたときの料金について、解説してきました。

水害からの復旧は大変です。
自分で行うことは可能ですが、仕事をしながらの復旧は、とても難しいです。
小さなお子様やペットを飼っている方は、消毒にも気をつけなくてはいけないので、プロに任せた方がいいかもしれません。
最終的に自分でやるとしても、まずは比較のために業者からの情報を得るのもおすすめです。
判断は専門家の話を聞いてからでも遅くありません。

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