ゴキブリ駆除にはスプレーや罠などの方法がありますが、必ず利用して頂きたいのが、毒餌タイプの駆除剤です。
毒餌タイプの駆除剤は「ベイト剤」ともよばれます。商品名では「ブラックキャップ」や「コンバット」などが有名ですね。
今回は、この毒餌タイプの駆除剤の特徴や、使う上での注意点を解説します!
目次
「ベイト剤」ってどういう意味?
ゴキブリ駆除に便利な毒餌タイプの駆除剤、「ベイト剤」。ところで、そもそも、「ベイト」ってどういう意味か、気になりませんか?
「ベイト」とは英語で「bait」とつづります。日本語では「(釣り針・わなにつける)えさ、おびき寄せるもの、誘惑」という意味です。そういえば釣り具のルアーにも「ペンシルベイト」とか「クランクベイト」という種類がありますよね。
【参考】baitの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書
「ベイト」の言葉どおり、ゴキブリをおびき寄せ、毒で仕留める。それが、ベイト剤なんです。
ゴキブリ駆除に便利な毒餌(ベイト剤)の特徴とは
毒餌タイプの駆除剤の特徴は、2つあります。
姿を見ないで駆除できる
粘着シートや殺虫剤などのゴキブリ駆除用品は、どうしてもゴキブリの姿を見てしまいます。ですが、毒餌タイプの駆除剤なら、ゴキブリの姿を見ずに駆除できるんです。
なぜなら、毒餌タイプの駆除剤は、遅効性だから。食べた後すぐ効くのではなく、人目につかないような所に移動してから効果が発揮されるんです。
巣にいるゴキブリも駆除できる
ゴキブリの巣は、家具や棚の下や壁とのスキマ、収納の中など、人目につきづらい場所にあります。普段からこまめに掃除する方や、そもそもモノが少ない方のような場合は別ですが、大多数の人はゴキブリの巣を発見して駆除するような時間はあまりないのではないでしょうか。
しかし毒餌タイプの駆除剤であれば、ゴキブリを巣ごと駆除できます。
前述の通り、毒餌は遅効性です。そのため、ゴキブリは毒餌を食べた後、巣に帰ります。その後、毒が効果を発揮し、ゴキブリは巣で死に絶えます。
そして、毒の残るゴキブリの死骸や糞を、他のゴキブリが捕食します。このようにして毒が連鎖していき、その結果、巣ごとゴキブリを駆除できるのです。
毒餌(ベイト剤)を使う上での注意点とは
ゴキブリの中にはベイト剤の成分に耐性を持つ「スーパーゴキブリ」がいることも。効果が発揮されない可能性もあるのです。
毒餌タイプの駆除剤を使っているけれど、ゴキブリの姿を見る……。そんな場合には、毒の成分に関係ない粘着シートなどの駆除用品を使う、プロの業者に相談するなど、ほかの方法を考えた方が良いかもしれません。
また、小さいお子さんやペットがいらっしゃる家庭では、毒餌タイプの駆除剤を間違えて飲み込んでしまう可能性も。ベイト剤には間違って飲み込まれないような容器設計にしたり、間違って飲み込んだ時に吐き出したくなるような味付けをしたりと、様々な対策を施しています。ですが、それでも心配は残りますよね。
どうしても気になる場合や、対策をしてもゴキブリが発生してしまう場合には、プロの業者に依頼することをオススメします。プロとしての経験や知識、ノウハウを活かし、ゴキブリを徹底駆除できますし、一度きりではない定期的な駆除・防除の相談にも乗ってくれますよ。
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