家の周辺で小さい蜂の巣を見つけた場合、あなたならどうしますか?
小さいうちは、なんとなく自分で駆除できそうですよね。
でも、まずは慌てずに状況を見極めましょう。
判断を間違えると、大怪我をする危険があります。
近所に迷惑を掛けてしまう可能性も。
本記事では、小さい蜂の巣を見つけた場合の注意点や駆除方法について解説します。
いざというとき、冷静に対処できるよう、ぜひ記事を読んでみてください。
目次
蜂の巣が小さいうちは自分で駆除できる。ただし……
蜂の巣が小さいうちは自分で駆除できます。
目安として、15センチメートル四方までに収まるサイズの巣なら、自分で駆除できる可能性があります。
ただし、以下のように注意しなければ危険なケースがあるので慎重に判断しましょう。
- 小さい蜂の巣でもスズメバチには要注意
- ハチの巣が小さくても場所が悪いときは無理をしない
- 蜂の巣はあっという間に大きくなる
1. 小さい蜂の巣でもスズメバチには要注意
小さい蜂の巣でもスズメバチには注意してください。
日本でよくみられる蜂としてスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類が挙げられます。この中で、スズメバチは特に攻撃的で毒性が強いからです。
スズメバチの巣は、マーブル模様で、作り始めの初期はトックリを逆さにしたような形をしています。
また、アシナガバチやミツバチの巣と異なり、入口が一か所しかなく殺虫剤を巣の中に噴霧するのは難しいです。
小さい蜂の巣でも、相手がスズメバチの巣だったら、無理して自分で駆除をせずプロの業者に依頼するのが安心です。
スズメバチについて詳しくは「スズメバチの巣の見分け方と駆除の方法についてプロの駆除業者が解説」も参考にしてください。
2. 蜂の巣が小さくても場所が悪いときは無理をしない
蜂の巣が小さなアシナガバチの巣だとしても、高所やウッドデッキの下などの狭い空間に作られてしまった場合は、危険です。
高所や狭い空間の場合、蜂が反撃してきても身動きがとれず思わぬケガをする可能性があります。
また、通気口の中などに蜂の巣がある場合は、巣が小さいか大きいかがわかりづらいため同じく注意が必要です。
そんなケースでは、あまり無理をせずプロに駆除を依頼しましょう。
以下の記事も参考になります。
3. 蜂の巣はあっという間に大きくなる
小さいと思っても、蜂の巣はあっという間に大きくなるので注意が必要です。
特に夏場にかけて蜂の巣は加速度的に大きくなっていきます。
忙しいからと、2~3日放っておいたら倍近い大きさになっていることも。
蜂の巣を小さいうちに駆除したい場合は、スピード重視で動きましょう。
放置はNGです。
小さい蜂の巣を自分で駆除する方法
屋外にあるスズメバチ以外の小さい巣を自分で駆除する場合、必ずしっかりと準備をして臨みましょう。
- しっかりとした装備
- 駆除が日が落ちてから
- 蜂の巣の処理は翌日に
1. しっかりとした装備
蜂の巣を自分で駆除する場合、しっかりとした装備を整えましょう。
具体的には以下のモノを揃えてください。
- 蜂用の殺虫剤
- 厚手の防止
- ゴーグル
- 厚手の手袋
- 厚着の上にカッパ
- ヘッドライト
- 長靴
特に蜂用の殺虫剤は無くなってしまったときの予備を含めて2本用意すると安心です。
手が塞がると危険なので、懐中電灯ではなくヘッドライトを使用してください。
2. 駆除が日が落ちてから
蜂は昼間のうちは巣の外に出て活動をしますので、駆除する際は日が落ちて、全ての蜂が戻ってきてからにしましょう。
駆除している途中に後ろから蜂に襲われる危険を避けるためと、確実に全ての蜂を駆除するためです。
また、日が落ちると蜂の活動は低下しますので、夜間の方が安全に駆除できます。
そのため、上記でも解説したとおり、ヘッドライトは必ず準備しましょう。
3. 蜂の巣の処理は翌日に
無事に蜂の巣に殺虫剤をかけて駆除が完了したら、後の処理は翌日明るいときにしましょう。
ただでさえ暗い中での作業は危険ですし、死んだ蜂の針にも毒は残っているので、触ると危険です。
翌日になったら、棒などで蜂の巣を取り除き、死んだ蜂はトングで蜂の巣とともにゴミ袋に入れて密閉して捨ててください。
蜂の巣を自分で駆除するのが難しい場合はプロに相談を!
小さい蜂の巣が屋外の開けた場所にある場合は、自分で駆除することも可能です。ただし、蜂の種類や巣の場所によっては駆除に危険を伴うため、慎重に対処してください。
特にスズメバチの巣だった場合は、できればプロの駆除業者への依頼がおすすめです。