害虫駆除コラム

【知らないと危険】蜂の巣を駆除する時間帯を知ってますか? | 害虫駆除のプロが解説

「蜂の巣駆除って、どの時間帯がベストなんだろう?」、「日中なら自分でも駆除できそうだけど、蜂に刺されたりしないか心配…。」とか「夜間の方がいいと聞いたけど明るい方が作業しやすいよね」
ちょっと待ってください!そんな疑問を持ったまま、「なんとなく」蜂の巣の駆除に取りかかってはいけません。
日中でも蜂の巣は駆除できますが、とても危険です。

プロ目線で解説すると、駆除する時間帯は日没後がおすすめです。なぜなら、「巣の外に蜂がいなくなるから」です。
さらに、夜間は蜂の活動も弱まるので、駆除する際の安全性がアップします。
本記事では、蜂の巣を駆除するなら日没後が良い理由、その際に必要な準備や注意点について解説します。
安全に蜂の巣を駆除するためにも、ぜひ読んでみてください。

【結論】蜂の巣を駆除する時間帯は日没後 | 3つの理由も解説

日没の蜂の巣駆除
プロの業者の場合、完全防護であらゆる道具を駆使するため、日中に蜂の巣を駆除を行います。
しかし冒頭で既に説明したとおり、プロでない人が蜂の巣を駆除するなら日没後に行ってください。
理由は3つ。

  1. 巣の外に蜂がいない
  2. 蜂の活動が弱まる
  3. 蜂は暗闇に弱い

蜂の巣を駆除する時間帯は日没後の理由① | 巣の外に蜂がいない

蜂の巣を駆除する時間帯として日没後を推奨する1つめの理由は、巣の外に蜂がいないことです。
働きバチは朝、日が出てから花粉を集めるために巣を飛び出します。そして日中は巣と外とを何十から何百往復します。
もし日中に蜂の巣を駆除しようとすると、外から戻ってきた蜂に襲われる可能性が非常に高いです。
また巣の中にいる蜂を駆除できたとしても、外から戻ってきた蜂がまた巣に住みついたり、再生したりするので、完全な駆除ができません。

蜂の巣を駆除する時間帯は日没後の理由② | 蜂の活動が弱まる

蜂の基本的な活動時間は日中で、日が落ちると巣に戻って休息をとります。
一部いる巣の警備や見張り役の蜂は別として、夜間になると活動が弱まるのです。
蜂が活発に活動している時間を避けて駆除するためにも、日没後に駆除することを推奨します。

蜂の巣を駆除する時間帯は日没後の理由③ | 蜂は暗闇に弱い

日本の家屋などに巣を作るスズメバチ、アシナガバチやミツバチなどは基本的には日中に活動をする蜂のため、暗闇には弱い性質があります。
そのため、日没後に飛ぶことはほとんどなく、暗闇の中、巣に静かに近づくだけならあまり警戒されることもありません。
蜂の巣を駆除するには、ある程度巣に近づく必要があるため夜間の方が都合がいいわけです。
ただし、駆除するために懐中電灯などの光を巣に照射すると、光に向かって飛んでくることがあるため注意してください。

蜂の巣を駆除しやすい時期は?

蜂は気温が上昇し、花粉や蜜が豊富になる季節になると巣を作り始めます。
そのため、種類や地域などによって多少の違いはあるものの、基本的には春から初夏にかけて、蜂の巣がまだ初期段階で小さい頃が駆除しやすい時期です。
初期段階では蜂の巣には女王バチしかいないからです。
働きバチが生まれると急速に蜂の巣の規模は拡大していき、夏から秋にかけて、そのピークを迎えます。
そうなってからでは一般の方では駆除するのが難しいでしょう。

蜂の巣を自分で駆除するなら必要な準備を

蜂の巣を自分で駆除するなら、しっかりとした準備が必要です。
具体的には以下の装備と道具を揃えるといいでしょう。

  • 厚手の帽子もしくはヘルメット
  • ゴーグル
  • 首に巻くタオル
  • 長袖と長ズボン
  • カッパ
  • 厚手の軍手やビニール製の手袋
  • 長靴
  • 蜂用の駆除スプレー2本
  • 長い棒
  • 梯子
  • 懐中電灯
  • 大き目のビニール袋
  • トング
  • ホウキとチリトリ

自治体によっては防護服を貸し出しているところもあるので、借りられれば、さらに安全に蜂の巣を駆除することが可能です。
蜂の巣の規模が大きくなく、防護服もあるなら時間帯を選ばずに日中でも駆除できます。

夜の時間帯に蜂の巣を駆除する際の注意点

次に夜の時間帯に蜂の巣を駆除する際の注意点も見ておきましょう。
こちらもポイントは3つ。

  1. 懐中電灯の使い方
  2. 落ちてくる蜂
  3. 無理をしない

夜の時間帯に蜂の巣を駆除する際の注意点① | 懐中電灯の使い方

先ほども解説したとおり、蜂は夜の暗闇に弱く、暗い中で蜂の駆除ができれば比較的安全に作業ができます。
とはいえ、駆除する側の人も暗いと見えづらいですよね。
そこで懐中電灯を使う必要があるのですが、そのまま使うと光に蜂が寄ってきてしまうため、とても危険です。
「どうするか?」
答えは「赤色のフィルムを懐中電灯に装着する」です。
赤色のフィルムを通すことで蜂をあまり刺激せず、かつ作業ができるだけの明るさも確保できます。
安全に作業できる理由は、赤色の光を蜂は識別できないからです。
ちょっと面倒でも必ず懐中電灯には赤色のフィルムをつけましょう。
可能であれば、赤色灯つきのヘッドライトがベストです。

夜の時間帯に蜂の巣を駆除する際の注意点② | 落ちてくる蜂

蜂に殺虫スプレーをかけるときの位置にも気をつけてください。
多くの場合、蜂の巣は高いところにできますが、その真下からスプレーをかけないでください。
落ちてきた蜂が服や体に取り付いて刺してくることがあります。
蜂が落ちてきても大丈夫なよう、必ず斜めもしくは真横から殺虫スプレーを噴霧するようにしましょう。

夜の時間帯に蜂の巣を駆除する際の注意点③ | 無理をしない

赤色ライトがあるとしても、やはり夜なので暗い中での作業は思わぬ事故に繋がります。
スプレーをしっかりと蜂の巣に噴霧できたら、後は無理をせず、翌日に片付けなどをまわしましょう。
翌日、明るい時間帯なら安全に下に落ちた蜂の処理や屋根などについた蜂の巣の取り外しが可能です。
なお、駆除時に万が一のため、殺虫スプレーは予備を含めて2本準備しておくと安心です。
夜間の作業は危険なので、念には念を入れて、安全第一、無理をしないで蜂の駆除をしてください。

迷ったらプロの業者に依頼する

いくら日没後の時間帯を選べば比較的安全に蜂の巣を駆除できるとはいえ、危険なことには変わりありません。
とく相手がスズメバチだったり、巣の大きさが15センチ以上ある、あるいは高所にあるなどの場合は、プロの業者に依頼をしましょう。
道具を揃えるのも大変ですし、「迷ったらプロの業者に依頼する」くらいの気持ちでいいかもしれません。
「蜂の巣がよく作られる」そんな環境の場合は、1度プロの業者の駆除方法を見てみるのも参考になります。

蜂の巣駆除を詳しく見る
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