家の屋根裏は暗く、人目にもつきません。何より天敵がほぼいない環境ですので、小動物にとっては絶好のすみかです。この記事では屋根裏にすみつく小動物の特徴や、どんな被害があるか、駆除方法などを紹介します。
目次
屋根裏にすみつく小動物とは
屋根裏を好んですみつく小動物には、次のようなものがいます。
・ネズミ
・ハクビシン
・アライグマ
・イタチ
・コウモリ
屋根裏にいる小動物のサイン
あなたの家の屋根裏に、小動物はすみついてないですか? 次のようなサインを探しましょう。
・天井の汚れやシミ
天井を見上げてみてください。茶色いシミのようなものはないでしょうか? もしあれば、それは小動物の糞尿のあとかもしれません。
・足音
ドタドタドタッ! と、屋根裏から小動物の足音が聞こえる場合もあります。この場合、足音の大きさなどから、どんな動物が住んでいるかある程度推測できるかもしれません。
・鳴き声
屋根裏から、小動物の鳴き声は聞こえませんでしょうか? 例えばネズミの場合は、チューチュー、という鳴き声が聞こえることも。どんな鳴き声がするか耳を澄ませてみましょう。
屋根裏の小動物による被害とは
屋根裏の小動物を放っておくと、次のような被害があります。
・悪臭
屋根裏にすみつく可能性のある小動物の中で一番臭いのは、おそらくイタチでしょう。イタチは臭腺という悪臭を出す器官があり、そのニオイでマーキングする習性があります。
・屋根裏の木材が腐る
このような小動物の糞尿により、屋根裏の木材が腐敗することも。屋根裏の木材が腐ると、大規模な改修が必要になる場合があります。
・断熱材がボロボロに
屋根裏に住む小動物は、居心地のよい布団のような巣を、屋根裏にある材料を使って作ります。そのときによく使われるのが、屋根裏の断熱材。巣作りにより、屋根裏の断熱材が削られボロボロになってしまいます。
・ケーブルが削られ、漏電や火災の原因に
特にネズミは、頑丈な前歯で家の中のありとあらゆるものを削ります。ネズミの前歯はずっと伸び続けるため、何かをかじり続けて短く保つ習性があるのです。
大きな被害が生じるのは、電気などのケーブルが削られたときです。断線が発生し電気がつながらなくなるばかりか、漏電が生じ、火災の原因にもなりかねません。
屋根裏にすみついた小動物を駆除するには
屋根裏の小動物を駆除するには、まずその動物の種類をしっかり把握することが重要です。足音などを観察し、どんな動物かを判断しましょう。
すみついた小動物がネズミだけであれば、粘着シートなどを使って捉えたり毒エサを与えて殺処分したりすることができます。ネズミ以外であれば、法律により制限されているため、トラップや毒エサは使えません。大きな音や眩しい光で驚かせる、くん煙剤で燻り出すなどにより、屋根裏から追い出す必要があります。
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