今回はネズミの巣の見つけ方を、「食品などがかじられている」「フンが落ちている」「物音がする」という3つのポイントから紹介します。実際に家の中のどこに、どんな状態でネズミの巣があるかは、このコラムの「ネズミの巣について解説します!」をご覧ください。
目次
ネズミの巣の見つけ方1:食品などが食べられている
ネズミをはじめとした害獣が食品などを食べた跡の特徴は「食べかすが散らかってる」や「引っかき傷がついている」です。こうした痕跡があったら害獣の仕業を疑ったほうが良いでしょう。とくにネズミは門歯(前歯)が一生伸び続けるため食品以外でもかじる習性があります。
食品が食べられたときのネズミの巣の見つけ方は、どうやってその場所まで侵入したかをチェックするのがポイントです。外部から入り込める状態でなければ家の中に巣がある可能性が高いと言えます。さらに状況的に家のどこから到達できたかを考えることで、巣がありそうなところを絞り込めます。
ネズミの巣の見つけ方2:フンが落ちている
けっして楽しくはありませんが、落ちているフンを見るとネズミがどのように移動したかを知ることができます。合わせて壁や柱などの低い位置にある筋状の汚れを確認するといっそう移動経路がはっきりします。あとは食品が食べられたときと同様に、家の環境から巣の場所に当たりをつけてください。
100%とは言えませんが、ネズミのフンの状態から巣を見つける方法は次のようになります。
広い範囲に点々とある:クマネズミの可能性が高い。巣は天井裏や押し入れの奥など。
まとまって落ちている:ドブネズミの可能性が高い。巣は床下や庭の穴など。
ごく小さいフンが少量:ハツカネズミの可能性が高い。巣は家の外の倉庫など。
ネズミの巣の見つけ方3:物音がする
ネズミの巣があるのではないかと思うきっかけのひとつに物音がありますが、こうしたケースでの巣の見つけ方はそれほど難しくありません。物音を立てないようにして音のする場所を確認しましょう。ただし不用意に目視するのは控えて、ゴーグルやグローブなどを付けて万が一に備えてください。前述の見つけ方でも巣に近づくときは同様の注意が必要です。
場所を特定できても家の構造によって直接そこを見るのが難しいときがありますが、そうした場合は音だけでもある程度判断することが可能です。昼夜に関係なく物音がしたり、小さくてやや高い子ネズミの鳴き声が聞こえたりしたときは、ほぼ巣があると考えて良いでしょう。
まとめ
今回紹介した知識を知っておくメリットは、プロに依頼した場合なら作業が短期間で済み、時間とお金の節約になる可能性があることです。また自分でDIYするときでも、どのくらいの作業が必要かその目安が分かります。ネズミ駆除のプロに頼む利点のひとつは確実性。巣を見つけたときはまず業者から見積もりをとってみてはいかがでしょうか。
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