この記事は大阪エリアでネズミ駆除を依頼しようとしている方向けに、関西エリアで業歴50年以上の株式会社トータルクリーンが書いている記事です。
私たちトータルクリーンは、日本ペストコントロール協会に属している120,000件以上の施工実績を持つ会社で、大阪支社は大阪市東住吉区にあります。
ペストコントロール1級技術者を保有している山脇が、行政の線引きと業者選びのポイントを解説します。
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Table of Contents
大阪市はネズミの駆除をしてくれるのか?
よくネズミ駆除を市役所がやってくれるのか、という質問をされることがありますが、結論としてはしてくれません。大阪市がネズミ駆除でしてくれるのは、相談と防除方法の助言、そして捕そかごの貸し出しまでです。

「市役所に頼めば無料になるのでは?」と考えている方も多いのですが、大阪市は駆除も薬剤の配布も行っていません。大阪市の公式見解として、次のように明記されています。
「駆除は土地の所有者又は管理者が自らの責任で行ってください。大阪市では、薬剤の配布や駆除は行っておりません。」
出典:大阪市「衛生害虫等に関する相談について」
助成金についても、大阪市の公式ページを確認した範囲では、ネズミ駆除に関する案内は見当たりませんでした。
相談の窓口は、市内24区それぞれの保健福祉センター生活環境業務担当です。防除方法についてのアドバイスは受けられますが、あくまで相談止まりなのが現実です。
大阪市がネズミ駆除対策アイテムを貸してくれることがあります
実は、大阪市には駆除の代わりに、自分で対応する際に借りられる道具を用意するという取り組みがあります。
「捕そかごについては、各区保健福祉センター生活環境業務担当で貸し出しています」というのが、その一例です。
出典:大阪市「12月から2月は『ネズミ防除強調期間』です。ネズミを防除しましょう!」

業者を呼ばずに済むなら、それに越したことはありません。台所の隅を1匹だけ走っている、庭先でドブネズミらしき姿を見かけた、といった程度なら、警戒心の低いネズミがかごに入ることもあります。
ただし、天井裏や壁の中に潜んでいる場合、複数の個体が住み着いている場合は話が変わります。かごの外を通り続けるだけで、被害は止まりません。軽度な被害状況であれば、自分でかごを借りて駆除するというのも一手ですが、中度以上の被害状況であればプロの駆除業者に相談することをおすすめします。
貸し出しを希望する場合は、まず近くの保健福祉センターに電話で確認しておくとスムーズです。
大阪市は12月から2月を「ネズミ防除強調期間」にしています
大阪市は12月から2月までを「ネズミ防除強調期間」と定め、市内一斉のネズミ防除を呼びかけています。
駆除の時期についての助言もあり、「腐敗したネズミの死骸からウジやハエなどが発生しにくいよう、駆除薬は冬期に使用しましょう」という見解です。
なぜ冬なのか。気温が低いと死骸が腐敗しにくく、駆除後にハエやウジが湧くという二次被害が起きにくいからです。
大阪でネズミの相談が集まりやすい建物には、傾向がある
大阪で私たちが対応した現場にも、ビジネス街のビル1階の飲食店と、管理会社経由で連絡が入った集合住宅があります。
ビジネス街のビル1階にある飲食店は、どうしても外部からネズミやゴキブリが侵入しやすい環境にあります。物理的に侵入経路を封鎖できる箇所があれば、封鎖作業を行うのが理想的ですが、建物の構造上、完全に侵入を防ぐのは難しいことも多いです。そのため、定期的な防鼠対策を行うことで、被害の拡大を抑えることをお勧めします。

天井裏を走っているのは、たいていクマネズミ
天井裏や壁の中を高所伝いに移動するのはクマネズミで、体長18〜20cm、尾が体より長く耳が大きいのが特徴です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| クマネズミ | 尾が体より長く、耳が大きいのが特徴で、ビル内など屋内に生息し、体長は18〜20cm程度です。天井裏や壁の中を好み、高所を移動するのが得意なため、夜中に頭上から音がするなら、この種類である可能性が高いです。 |
| ドブネズミ | 尾が体よりやや短く、下水道など水気の多い場所を好み、体長は20〜26cmとひとまわり大きくなります。床下や台所の排水周りから侵入するケースが多く、水回りの足元で見かけたなら、この種類を疑ってください。 |
| ハツカネズミ | 体長6〜9cmと小柄で、平面的な活動が中心です。10mm程度のわずかな隙間からでも侵入できるため、小さな穴を軽く見ていると入り込まれます。 |
自分の家や店で聞こえる音や、見かけた姿が、どのタイプに近いかを思い浮かべてみてください。
ネズミが家に住み着いているかを確認する方法
壁際の同じ場所だけが黒くうっすら汚れているなら、それはネズミが同じ通路を通り続けた跡です。掃除をしてもまた同じ筋が浮かんでくることに気づいたことがある人は要注意です。
これはラットサインと呼ばれるもので、ラットサインとは、ネズミが体をこすりつけながら移動することで壁にできる、黒い汚れの跡のことです。
配管まわり、壁際の低い位置、天井点検口のふちが特に確認すべき箇所で、この3か所を懐中電灯で照らしてみると、ラットサインの有無が分かります。もし黒ずみが見つかったら、そこにはすでに、市販グッズだけでは太刀打ちできない段階まで被害が進んでいる可能性もあります。

市販の殺鼠剤を置いたのに減らないというケースは、大阪の建物では珍しくない
大阪の現場では、市販の殺鼠剤を置いたのに数が減らないという相談が、当社にも結構な数寄せられます。その背景にあるのが、天井裏によく住み着くクマネズミの性質です。
「量を増やせば効くはず」と思われるかもしれませんが、クマネズミにはそれが通用しないことがあります。殺鼠剤に強く、一度や二度食べただけでは効果が出ないため、何日か連続で食べさせる必要があります。粘着トラップも同様で、クマネズミは警戒心が強いため、捕獲まで何日もかかることがあります。
厄介なのは、近年、ワルファリン(血液を固まりにくくして弱らせる成分です)に対する抵抗性そのものが出現していることで、その薬剤が効かないネズミの個体が現れているのが実情なんです。
ペストコントロール1級技術者を保有しているプロとして私山脇が率直にお話すると、市販の殺鼠剤や粘着シートだけで解決できるケースは、それほど多くありません。
トータルクリーンでは、大阪市天王寺区の飲食店舗でも、このようなケースに遭遇しました。
ビル1階の飲食店厨房でネズミが出たとのことで、すでに市販の殺鼠剤や粘着シートを置いて対処を試みていたようですが、完全駆除できないと判断して当社に相談をいただきました。
天井点検口の上と厨房機器の下部に毒餌と粘着トラップを新規に設置し、厨房機器下部の排水管の根元の隙間を、パテ剤で封鎖する駆除対応を行いました。

大阪市のネズミ駆除の事例:大阪市天王寺区の飲食店舗で厨房の排水管まわりを封鎖した事例
【注意点】穴を先に塞ぐと、かえって被害が進むケースもある
ネズミ駆除では、侵入経路を先に塞いでしまうと、かえって被害が長引きます。
大阪市北区のマンションでは、管理会社から「電気の配線をネズミがかじった跡を発見した」とのご相談をいただきました。分電盤の中を確認すると、大量の糞が残っていました。天井裏に粘着トラップを設置し、1か月で7匹を捕獲し、気配がなくなったことを確認してから、壁の隙間を鉄板で塞ぎ、最後に糞の清掃と消毒を行いました。

- 場所
- 大阪市北区・マンション
- 駆除内容
- ネズミ駆除
以前からマンションのゴミ置き場や通路でネズミを見たことがあるのですが、どこにでもいるものと思って何も対策はしていませんでした。そんな時、工事で業者さんが分電盤を開けられ、ネズミの糞があることを教えてくれました。天井裏にも配線をかじった跡があったということでびっくりしました。停電になると大変なので、早急に駆除をお願いしました。当日に来ていただき、ネズミの捕獲から穴を塞いでいただくところまで、始めから終わりまでしっかりと対応していただき安心出来ました。いつ何が起こるかわからないので、頼りにさせてもらいます。とても心強いです。…もっと読む
もしも中にネズミが残ったまま穴を塞いでしまうと、死骸や糞が壁の中に残り、ニオイやダニが発生する原因になるので、手順を守る必要があるという意味です。

また、塞ぐ材料の選び方にも工夫が必要です。
ネズミのかじる力は非常に強く、木やパテなどをかじって穴を開けることが出来るので、かじれない鉄板を使用して隙間を塞ぐといったという施工判断が大切です。
| 箇所 | 使用材料 |
|---|---|
| かじられる恐れのある木部 | 鉄板 |
| 水回りの配管まわりの隙間 | パテ剤 |
場所によって材料を使い分けるようにしてください。
根本改善をやらないと、何度駆除しても戻ります
薬剤や捕獲だけを繰り返しても、環境を改善しない限り、ネズミは何度でも戻ってくるという点も認識しておいてください。
大阪市の資料にも、駆除の考え方として「環境改善、捕獲、薬剤などを組み合わせて、有害生物による被害が発生しないレベルに制御する手法」という定義があります。
出典:大阪市「12月から2月は『ネズミ防除強調期間』です。ネズミを防除しましょう!」
私たちのネズミ対策も、環境的防除(食餌の管理・通路の遮断)、物理的防除(捕鼡器・粘着トラップ・防鼡資材)、化学的防除(殺鼡剤・忌避剤)という3本柱で考えています。
| 防除区分 | 内容 |
|---|---|
| 環境的防除 | 食餌の管理・通路の遮断 |
| 物理的防除 | 捕鼡器・粘着トラップ・防鼡資材 |
| 化学的防除 | 殺鼡剤・忌避剤 |
「お客様に心がけていただく大切なことは環境的防除対策で、これを徹底しなければ、いくら駆除してもその後も被害が増えてしまう」というのが、現場での実感です。
みなさんが自分でできることは、それほど難しくありません。ネズミが家に出がちな人は、以下の対応をとってください。だいぶマシになると思います。
- 餌になる食品や生ごみは、ふた付きの容器に入れる
- すき間をなくして、外部からの侵入を防ぐ
- 包装紙などをかみ砕いて巣を作られないよう、屋内外を整理整頓する
逆に言うと、ここを怠ると、せっかく駆除しても振り出しに戻ってしまいかねません。
ネズミ駆除の業者の信頼性は、口コミより先に「登録」で判断すべき
業者選びで最初に見るべきは、口コミの星の数ではなく都道府県知事の「登録」の有無です。
「口コミの評価が高いから安心」と考えがちですが、口コミからは設備も人員も確認できません。(※最近は口コミ数を増やす業者に依頼してGoogleの口コミ数を増やしている業者も増えているので注意してください。)
具体的には、建築物ねずみ昆虫等防除業保有の有無やペストコントロール協会所属の有無です。
建築物ねずみ昆虫等防除業とは、「建築物内において、ねずみ昆虫等、人の健康を損なう事態を生じさせるおそれのある動物の防除を行う事業」のことです。建築物衛生法にもとづく登録業種のひとつで、この登録制度は昭和55年の法改正で設けられました。営業所ごとに都道府県知事が登録を行い、有効期間は6年です。
「登録を受けていない事業者は、登録業者又はこれに類似する表示を行うことはできません」と定められています。
出典:厚生労働省「建築物における衛生的環境の確保に関する事業の登録について」

ここは隠さずに言いますが、登録を受けていない事業者が駆除業務を行うことも、法律上は可能なんです。「事業登録制度は、登録を受けない事業者が建築物の維持管理に関する業務を行うことについては何ら制限を加えるものではありません」というのが、制度の建て付けです。
登録がないからといって違法というわけではありませんが、登録がなければ、必要な設備や人員をそろえているかどうかを、外から確かめる手段がないということで、そこが、業者選びで登録を見る意味です。
登録業者には、ネズミ駆除に最適な設備と人がいる
登録の基準には、防除作業監督者などを置く人的な条件と、専用の設備をそろえる物的な条件の両方が定められています。人的基準は、防除作業監督者(厚生労働大臣の登録を受けた者が行う講習を修了した者)を置き、従事者は研修を修了していることです。
物的基準は、意外と細かく決まっており、照明器具・調査用トラップ・実体顕微鏡、毒じ皿・毒じ箱・捕そ器、噴霧機・散粉機・真空掃除機・防毒マスク等・専用の保管庫と定められています。
| 基準区分 | 内容 |
|---|---|
| 人的基準 | 防除作業監督者(厚生労働大臣の登録を受けた者が行う講習を修了した者)を置き、従事者は研修を修了していることです。 |
| 物的基準 | 意外と細かく決まっており、照明器具・調査用トラップ・実体顕微鏡、毒じ皿・毒じ箱・捕そ器、噴霧機・散粉機・真空掃除機・防毒マスク等・専用の保管庫と定められています。 |
実体顕微鏡が基準に入っているのは、現場で見つけた糞や毛から、何の動物かを見分ける作業があるからです。
私たちの場合、建築物ねずみ昆虫等防除業の登録番号は大阪府5ね第1-1号で、ペストコントロール優良事業所の認証番号は第2744-0号です。
| 区分 | 番号 |
|---|---|
| 建築物ねずみ昆虫等防除業 登録番号 | 大阪府5ね第1-1号 |
| ペストコントロール優良事業所 認証番号 | 第2744-0号 |
トータルクリーンは、日本ペストコントロール協会および大阪府ペストコントロール協会にも所属しており、現場を担当するスタッフには防除作業監督者資格の保有者がいます。他社を検討する際も、こうした登録・認証・資格の有無は確認しておくと安心です。
ネズミ駆除の見積もりで確認しておきたいこと
悪質な業者による被害、必ずしも高額請求だけとは限らず、格安や最安値をうたって広告しながら技術が伴わない業者もいます。
悪徳業者の被害に合わないために、見積もりの段階で確認しておきたいのは、次の点です。
確認①|侵入経路の封鎖工事が見積もりに含まれているか
駆除作業だけで終わり、侵入口をふさぐ工事は別料金になっているケースがあります。総額でいくらになるのか、契約前に確認してください。
確認②|点検などの再訪問は何回で、追加料金がかかるか
再訪問が1回きりなのか、複数回含まれているのか、その料金都度が発生するのかを聞いておくと安心です。
確認③|糞の清掃と消毒が別料金になっていないか
駆除と清掃・消毒は別の作業として扱われることがあります。見積もりの段階でまとめて確認しておきましょう。
確認④|建築物ねずみ昆虫等防除業の登録番号や、所属団体を提示してもらえるか
提示を渋る、あるいはあいまいに答える業者には、注意が必要です。
この4点を尋ねるだけで、業者の姿勢はある程度見えてきます。口頭の説明だけで終わらせず、見積書に明記してもらうことも忘れないでくださいね。
大阪でネズミ駆除を頼んだときの費用の考え方
当社にご依頼いただく場合、基本セットは27,500円(税込)から、点検・管理は22,000円(税込)からが目安です。
内訳としては、基本セットには毒餌トラップの設置と消毒作業、侵入口の閉鎖施工が含まれ、スタッフ1〜2名で対応します。点検・管理は2週間に1回のペースで毒餌を交換する内容で、スタッフ1名が伺います。
| プラン | 内容 | 対応人数 |
|---|---|---|
| 基本セット | 毒餌トラップの設置と消毒作業、侵入口の閉鎖施工 | スタッフ1〜2名 |
| 点検・管理 | 2週間に1回のペースで毒餌を交換 | スタッフ1名 |
金額に幅がある理由は、部屋の数や大きさ、厨房や食堂の有無、点検口の有無、消毒作業の有無、侵入経路の閉鎖工事の有無によって、作業量そのものが変わるためです。他社の相場を推測でお伝えすることはできませんが、見積もりを取る際は、この5つの変動要因のどれが加算されているのかを確認すると、比較がしやすくなります。
現地を見てもらったうえで、金額に納得してから契約を決めてもらっても大丈夫です。見積もりだけを依頼することも、もちろん可能ですので、大阪エリアでネズミ駆除にお困りの人は一度当社にお問い合わせいただければと思います。
おわりに
大阪でネズミに気づいたときには、市役所に駆除をお願いするのではなく、関西エリアでネズミ駆除の実績がある駆除業者に相談するのが賢明です。
この記事でご説明した自分でできるネズミ対策で限界を感じた方は、一度当社にご相談ください。ネズミ対策の経験が豊富なスタッフが駆け付けます。



























