確信はないけど、どうも家にねずみが出入りしているみたい……。
もしねずみならば、かわいそうだけど早く追い出したい。
でも自分で捕まえて処分するなんて絶対無理!
「なんとか自然にいなくなる方法はないの?」そんな悩み、解決します。
結論からいうと業者に頼むのが1番ですが、「お金もかかるし、自分でできることはしたい」、そんな人は記事を読んでみてください。
記事を読むと自分でできる対策とその限界がわかり、ねずみのことであれこれ悩まなくなりますよ!
はじめにねずみが家にいるかどうか判断する方法を紹介していますが、ねずみがいるのがわかっている人は「ねずみが自然にいなくなるケースはあるのか?」から読んでください。
目次
痕跡からねずみがいるかどうか判断する方法
「ねずみが家にいるようだけど確信がない」、「なにかしら動物が出入りしているようで気持ち悪い」、そんな人はまず、家に出入りしている動物が、本当にねずみかどうか確認しましょう。
もし家に出入りしているのがねずみの場合、ラットサインと言われる痕跡を残します。
ラットサインを見つけたら、ねずみがいる可能性は高いでしょう。
そこで主な4つのラットサインについて簡単に解説します。
ラットサイン① | 糞(ふん)
家に住み着くタイプのねずみはクマネズミ、ドブネズミ、そしてハツカネズミの3種類です。
それぞれ以下のような特徴の糞をします。
- クマネズミの糞:1cm前後で細長い糞
- ドブネズミの糞:1cm~丸くて太めの糞
- ハツカネズミの糞:5mmくらいで先端がとがっている糞
家の中に上記のような特徴の糞があった場合は、ねずみが出入りしていることを疑いましょう。
ねずみの糞は潰すと毛が混じっているのが特徴で確認できます。
ただし、糞には様々な菌が混じっていますので、調べるときは、ゴム手袋をしてマスクなどでしっかりと防除した上で確認してください。
ラットサイン② | 足跡
ねずみの糞のようなものを見つけたら、周囲も注意深く観察して足跡を探してみてください。
ねずみの糞の場合は、周囲に足跡も見つかる可能性が高いです。
特に屋根裏や床下などでは見つかりやすいはずです。
もし見つからない場合は、それらはゴキブリの糞の可能性もあります。
ゴキブリの糞は、ねずみの糞より小さく2~3mmほどですが、素人の人にはハツカネズミの糞と見分けがつかないかもしれません。
足跡が見つからないときは、他のラットサインとも合わせて確認するようにしてください。
ラットサイン③ | 通り道
ラットサインにはねずみの通り道につく、灰色の汚れもあります。
ねずみの体には油や汚れが付着していて、その汚れが通り道についてしまうのです。
最初は目立ちませんが、ねずみが同じ道をなんどもとおる習性があるため、次第に汚れは大きく、そして濃い灰色になっていきます。
灰色の汚れを部屋の柱や壁、天井付近などに発見したら、ねずみがいる可能性は非常に大きくなります。
ラットサイン④ | かじった跡
ねずみは家の柱、壁、プラスチック、配線ケーブルなど、なんでもかじります。
これはねずみが一生伸び続ける歯を削るために行っていて、食べているわけではありません。
ねずみは歯が伸びすぎると食べるのに支障をきたすため、必ず歯をそこらへんにあるもので削ります。
家の中で、何かがかじられた跡があったら、ねずみの可能性を疑ってください。
ねずみが自然といなくなるケースはあるのか?
結論から言うと、ねずみが自然といなくなることはありますが、あまり期待をしないほうがいいでしょう。
以下に自然といなくなるケースを考えてみます。
ねずみが自然といなくなるケース① | 食べるものがない
ねずみは体が小さいわりに燃費が悪く、食べても食べても体内にエネルギーを貯められない体質です。
そのため1日に体重の1/4~1/3ほどの量を食べなければ生きていくことができず、もし2~3日エサを食べられないと餓死してしまいます。
なので家の中に食べるものがなければ、ねずみは食料を求めて自然といなくなります。
なんだか少しかわいそうに感じてしまいますよね。
ねずみが自然といなくなるケース② | 天敵が現れた
ねずみの天敵は昔から猫。ヨーロッパのワイン蔵では昔からねずみ捕りの猫をわざわざ飼っているくらいです。
ただし、子供の頃から家で育った家猫が、ねずみの天敵かというと、ちょっと難しいところですね。
外に野良猫が多いとねずみが少ないという話もありますが、必ずしもそうとも言えないようです。
他にもヘビや、フクロウやワシなどの猛禽類もねずみの天敵ですが、それらの動物が家の近くにいるケースは多くないでしょう。
運よく、そういった天敵が家の近くにいた場合は、ねずみが自然にいなくなる可能性はあります。
ねずみが自然といなくなるケース③ | たまたまいなくなった
ねずみが家に住み着く理由は、家の中が温かく安全で、かつ食料があるからです。
家の中に入ってきたけれども、ねずみが住み着くような条件でなかった場合は、勝手に出て行ってしまうケースもあります。
また警戒心も非常に強い動物なので、たまたま出ていくこともあるでしょう。
ただ、そういった場合は、そもそもねずみの存在に気づかずに終わるので、異変に気づいた時点で通常は出入りしていると考えるのが自然です。
ねずみを殺さずに自然といなくなる対策
上記で解説したとおり、ねずみが自然といなくなることはあるものの、あまり期待できない以上、なんとか対策を打たないといけません。
でも、捕獲機を使って捕まえたところで、自分で殺すことなんてなかなかできないですよね。
毒を置くのも小さな子供や家猫ちゃんを買っているので避けたい。
そこで、ねずみを殺さずに自然といなくなる対策を5つ紹介します。
いますぐ自分でできる対策なので、参考にしてみてください。
1.ねずみの餌となるものを一掃する
ねずみが自然といなくなる理由でも解説しましたが、ねずみはエサとなるものがないと3日くらいで餓死してしまいます。
なので、家からエサとなるものを一掃してしまえば、ねずみがいなくなる可能性は高いです。
袋に入っているものでも破いて食べてしまいますので、固めのプラスチック、陶器やステンレス製の容器などにエサとなるものは全て片付けましょう。
また、ねずみはゴキブリなどの虫も食べる雑食性の動物なので、使った食器をそのままにしない、食べ残しを密封して捨てるなど、ゴキブリが出ないようにしっかりと掃除をするなどの対策も必要です。
とはいえ、ねずみは石鹸なども食べると言われているので、他の対策とも併用する必要があります。
2.ねずみの入ってくる侵入口をふさぐ
小さいねずみなら1円玉程度、大きなねずみでも500円玉くらいの隙間があれば、とおることができます。
そんな隙間は家にはいくつもあるので、ねずみにとって家に入ってくることは意外と簡単です。
家の中にねずみが入ってくる侵入口は、例えば以下のようなところです。
ねずみの侵入口 | 床下の通風孔 |
---|---|
排水 | |
管換気扇 | |
エアコン用に開けた壁の穴 | |
屋根の隙間 |
先ほど説明したラットサインを手がかりに侵入口を特定して、目の小さい金網やシーリングなどの道具を使って塞いでしまいましょう。
3.忌避剤(きひざい)を置く
忌避剤は、ねずみの嫌がるハッカ、ハーブやワサビの他、天敵の猫のにおい成分などが配合されたものです。
忌避剤をラットサインで特定した侵入口付近に置くのは、効果的なねずみ駆除対策の1つです。
効果も2~3ヶ月続きます。
4.唐辛子や正露丸などねずみが嫌がるもので対策する
家にあるものでねずみ対策になるものもあります。
例えば、ねずみは唐辛子に含まれるカプサイシンが凄く嫌いです。
カプサイシンは、ねずみ用忌避剤にも含まれているくらいです。
またねずみは、においに非常に敏感なため、ハッカの香りなども苦手で効果が期待できます。(ただしハッカは猫には毒なので気をつけましょう)
他にも正露丸にはクレオソートと言われる、ねずみの嫌がるにおいが含まれています。
上記であげたものを、ねずみの侵入口や巣があると思われるところに撒いてみてください。
わざわざ忌避剤を買いに行くのが面倒という人は、まずは家にあるもので対策してはいかがでしょうか?
5. ねずみの嫌がる超音波で遠ざける
最後に紹介するのが、超音波でねずみを遠ざける装置。
超音波装置は、ねずみにだけ聞こえる超音波を発生させて、ねずみを追い払う機械です。
ねずみの巣や通り道などに置くと効果を発揮して、ねずみにとっては非常に不快な超音波を24時間ずっと発します。
毒のような危険性もなく、ねずみを殺さずに追い払うということで、人気のねずみ撃退方法の1つです。
上記で紹介してきた他の方法と組み合わせることで、効果が期待できます。
ねずみが自然といなくなるまで待てない場合
- 上記で紹介された「ねずみを殺さずに自然といなくなる対策」をやってみたけど、ねずみがいなくならない
- ねずみがいるかもしれない環境でそんなに長く耐えられない
- そもそも、ねずみやゴキブリが出てくるかもしれない床下とか屋根裏とかを覗くのも嫌だ
そんな人は、プロの業者に相談しましょう。
ねずみは警戒心が強く臆病ですが、とても賢いので、紹介した対策では十分な効果を発揮しないこともあります。
環境に慣れてきて安全だと確認できると、平気で超音波装置や忌避剤の横をとおり過ぎたり、その場所を避けて別のルートで家に侵入してきたりします。
プロに頼めば、即日効果のある対策を提案してくれるはずです。
家の中にねずみがいるかもしれないと思い続けるのは、本当に大きなストレスですよね。
もちろん費用は掛かりますが、それで今日の夜から安心が手に入るのであれば安いのではないでしょうか?
見積りだけなら無料なので、まずは問い合わせてみてください。
親身になって相談に乗ってくれますよ!