トコジラミは、夜行性で就寝中の人の血を吸血します。
刺されると強い痒みを引き起こしたり、眠れなくなったりするため、場合によっては深刻な被害に発展することもあります。
特に宿泊施設で被害が発生した場合は、信用問題にもつながり、風評被害も発生するため、トコジラミの早期発見が重要です。
そこで今回は、南京虫(トコジラミ)を見つける方法について解説していきます。
目次
南京虫を見つける方法
目視で調べる
特別な道具を必要としないため、可能であれば目視で発見できると簡単です。
トコジラミの被害があるかを見つけるためには、部屋の隅々までチェックすると良いでしょう。具体的には、壁の隙間・家具の継ぎ目・畳の縁・マットレスやカーテンの折り目・物の裏側など直接光が射さない個所を念を入れて確認しましょう。
トコジラミ探知犬
トコジラミを見つける際の最大の難点は、発見が困難なことです。
目視で完全に探すのは熟練者であっても困難と言われ、調査には多くの時間と労力が必要となります。
そのような悩みを一気に吹き飛ばすのが、トコジラミ探知犬です。
訓練された犬によって、一般的なホテルの広さ部屋程度であれば数分で探知できます。
さらに、トコジラミの発見率は95%を超えると言われており、人が発見する確率である30%を大きく上回ります。
デメリットはコストが高いことと、目視の場合同様、トコジラミが初期発見の段階で数が少ない場合は、見逃してしまう可能性があります。
南京虫を見つけるコツ
「トコジラミの調査をしたいけれど、業者に頼むほどでもない‥」
このような方のために、トコジラミ発見率を高めるコツをご紹介します。
生息している場合は、いくつかの兆候が見て取れる場合があります。
黒い点々のようなシミはないか
トコジラミは人間の血液を吸血するため糞の色が黒い。
そのため、黒いシミのような汚れがあるところがトコジラミの棲家になっている場合があります。
卵はないか
トコジラミは多くの卵を産卵します。
生体の寿命と言われている1年の間におよそ500個の卵を産卵すると言われており、生息地にはこの卵を目視でも確認できます。トコジラミの卵は1mmほどの乳白色で同じ場所で、かなりの数の卵を見つけることができるでしょう。
1匹がいた場合は、その他にも生息している可能性がありますので、周囲を重点的に探すようにしましょう。
ベッドの周辺を重点的に調べる
トコジラミは吸血性です。
そのため、トコジラミは人の血が吸いやすいベッドの周辺に生息している可能性が高いです。
マットレスの裏側や布団の裏側に血の染みや糞がないかを探しましょう。
*壁面やカーテンなど家の隅々を調べる
また、トコジラミは暗い箇所や隙間を好むため、壁やカーテンなど、家の隅々まで調べるようにしましょう。
おわりに
以上、南京虫を見つける方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひこの記事を参考にしていただきトコジラミ発見にお役立てください。