「寝ている間トコジラミに噛まれて湿疹がひどい!」
「旅館からトコジラミを連れて帰ってしまって家が大変なことになった!」
このようなクレームは避けたいですよね。
近年、「トコジラミのクレームでホテルが潰れた」という内容のニュースが報道されました。
トコジラミに噛まれると、強い痒みや湿疹などの症状が現れます。
せっかく質の高いサービスを提供しても、トコジラミが旅館にいるだけで、台無しになる可能性があります。
トコジラミは繁殖力が強いので、早期の対策が非常に重要になります。
今回は、トコジラミがどんな虫なのか、また宿泊施設への影響について解説します。
目次
トコジラミとは
トコジラミは別名を、床虫や南京虫、英語ではBed Bugと呼ばれており、吸血性の寄生昆虫です。
大きさは、幼虫で2〜4mm、成虫で5〜8mmほどの虫です。
夜行性で、夜になると這い出してきて、吸血活動をします。
体型は、薄い楕円形の形状で、狭い隙間に潜り込むことが可能なので、部屋の至る所に潜伏できます。
寿命は約1年で、その間に約500個の卵を産卵します。
そのため、一度住み着くと爆発的に増えてしまいます。
また、狭い隙間に潜伏するので、発見が難しく、見つけた時には、かなりの数まで増えていることが多いです。
トコジラミを宿泊客が持ち帰ってしまうと、家でトコジラミが繁殖してしまい被害が拡大するケースも少なくありません。
トコジラミの宿泊施設への影響
では、宿泊施設にトコジラミが発生すると、どのような事態になるのでしょうか。
実例を参考に被害を解説します。
*口コミ低下で売り上げ激減!
宿泊客が夜にトコジラミの被害を受け、ホテルに対し損害賠償を請求したケースがアメリカでありました。
ホテルは賠償金の支払いと謝罪をし、事態は収束しました。
しかし、女性がトコジラミに噛まれた箇所の写真とホテルの名前をネットに公開したため、ホテルの評判が大幅に下がりました。
そのため、予約のキャンセルが相次ぎ、売り上げは大きく低下してしまいました。
*トコジラミ被害で多額のお金が!
ある宿泊客が、トコジラミを発見し、宿泊部屋を変更しました。
そのため、宿泊中の被害はありませんでしたが、後日宿泊客の自宅でトコジラミが発生しました。
その結果ホテルは、駆除業者の手配、病院の通院費、駆除中の宿泊施設の手配と多額のお金を使うことになってしまいました。
また、トコジラミが発生した部屋が1部屋ならいいですが、複数の部屋で発生すると、多額の駆除費用と、営業の停止が必要になります。
そのため、多くの損失が発生してしまいます。
まとめ
今回は、トコジラミの解説と、被害の実例を紹介してきました。
トコジラミ発生による被害は時間が経つほど、ひどくなっていきます。
そのため、早期発見、早期駆除が不可欠です。
日頃から、トコジラミの潜伏しそうな場所を点検してください。
また、トコジラミの駆除や予防など、わからないことがありましたら、ご気軽に当社へ相談してください。
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