寝ている間にトコジラミに嚙まれると、ものすごいかゆみが発生します。ですが中には、トコジラミに嚙まれてもかゆくならない人もいるんです。トコジラミに嚙まれてかゆくなる人と、かゆくならない人の違いは何なのでしょうか。この記事ではトコジラミのかゆみについて解説します。
目次
トコジラミのかゆみには時間差がある
まず前提ですが、トコジラミに刺されたあとすぐにかゆみが発生するわけではありません。時間差があるのです。
具体的には、嚙まれてから1日~3日後にかけてかゆみが発生します。このかゆみは人によってはものすごく、かきむしりたくなるほど。ですが患部をかきむしると、被害が拡大しますので禁物です。
トコジラミのかゆみはアレルギー反応
トコジラミのかゆみの原因はアレルギー反応です。トコジラミが人の血を吸う際には、人体に唾液腺物質を注入します。この唾液腺物質が人の体内にある抗体と過剰反応し、アレルギーの症状を起こすのです。
したがってはじめてトコジラミに嚙まれる方は、かゆみが発生しません。アレルギー反応起こす抗体が体内にできていないからです。トコジラミに嚙まれてかゆくなる人は、トコジラミに2回以上嚙まれた人です。
【参考】 トコジラミ刺症による皮膚炎とその診断
アレルギー反応は個人差がある
このアレルギー反応の激しさは、個人差があります。同じ頻度でトコジラミに嚙まれたとしても、ある人はものすごくかゆくなる一方、別の人はそれほどかゆくなならないこともあり得るのです。
原因不明のかゆみが発生したらトコジラミの可能性を疑おう
例えば蚊に刺されるとすぐに患部がかゆくなりますよね。そのため、かゆみの原因が蚊だとわかりやすいです。
しかしトコジラミのかゆみは、嚙まれてから数日後に発生します。そのため、トコジラミが原因かはわかりづらいのです。したがって原因不明のかゆみが発生したら、それはトコジラミかもしれません。
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