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【コラム】ミノムシから世界最強の糸 実用へ向け開発進む

更新日 : 2018/12/6

医薬品メーカーの興和と農研機構は、特殊な装置を使って、ミノムシを直進させながら糸を吐かせることで、1回に数百メートルものミノムシの糸を採取することに成功した。従来のシルク繊維に代わる素材や、自動車の部品など強度の高い繊維強化プラスチックとして利用できると想定されている。
ミノムシはミノガの幼虫で、口から吐いたタンパク質の糸で葉や枝をつないでみのを作る。実験の結果、強度や丈夫さが優れているクモの糸に比べ、ミノムシの糸は、丈夫さでは約2・2倍、強度で約1・8倍など、すべての項目で上回った。そこで、自動車の外装にも使われる繊維強化プラスチック(FRP)にミノムシの糸を組み込んだところ、従来のFRPの数倍の強度になったという。他にも340度までの耐熱性があり、代表的なナイロン糸の5分の1の細さであるなど、さまざまな利点が見つかった。

さらにミノムシは、餌を与えれば繰り返し糸が取れる上、共食いをしないので大量飼育が可能だという。細いうえに、丈夫で糸の肌触り・吸湿性などにも優れていて高温にも耐えることができる ミノムシの糸はまさに「自然界で最強の糸」なのだ。
 


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