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【コラム】廃食用油を航空機の燃料に 国産初の実用化へ 

更新日 : 2019/1/17

天ぷら油など家庭や食品加工メーカーで使用後に廃棄される廃食用油を航空機用のバイオジェット燃料としてリサイクルする事業に、九州などの産学官が参入する。石油系燃料並みの販売価格を狙える新技術をバイオ燃料研究機関「HiBD(ハイビーディー)研究所」(北九州市)が開発、特許申請しており、新年度にも生産に入る見通し。バイオジェット燃料は二酸化炭素(CO2)排出削減に有効として各国で導入されているが、国産技術による実用化の例はなく、実現すれば日本初となる。事業主体は同研究所のほか北九州市立大(同)、バイオ燃料製造会社「環境エネルギー」(広島県福山市)。佐賀市が廃食用油を無償提供する。同市は市営バスなどのリサイクル燃料用に市民や飲食店から廃食用油を回収しており、新燃料による第1便を佐賀空港から来年の東京オリンピック・パラリンピック応援のため運航する計画もある。
今のところ1リットル当たりの販売予定価格を約150円と試算。2月に環境エネルギー社が新技術の実証プラントを完成させ、石油系燃料とほぼ同じ水準の100円以下の価格を目指す。国内の廃食用油は外食・食品業者や家庭から年間52万~54万トン出ており、回収先を広く求めたい考えだ。環境エネルギー社の野田修嗣社長は「現時点で最も安く大量に生産できる技術ではないか」と説明。北九州市立大と東京大で名誉教授を務める同研究所の藤元薫代表理事は「製造工程を改良し、さらに生産効率を上げたい」と話している。
 

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