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【コラム】6歳の小さな「ファーブル」専門家も舌を巻く

更新日 : 2019/2/27

「エダナナフシのちぎれた足はだっぴするともどる」「モンシロチョウがたくさんいる」-。昆虫を観察しては、コツコツとノートに記録している6歳の少年がいる。兵庫県立人と自然の博物館や有馬富士自然学習センターの虫に関するイベントにいつも参加している島岡優君は、1年間で370種類、2千匹以上に目を凝らす。研究員や職員に鋭い質問を飛ばし、他の常連の子どもたちに負けないようにと、幼稚園から帰宅するとすぐに虫取りに出掛ける。「見つけた虫たちを忘れたくない」と4歳の時に図鑑を見ながら、捕まえた昆虫を記録し始めた。研究員のまとめ方を参考に天候や時間に加え、葉の色に応じてチョウの幼虫が体の色を変えるといった特徴など、気付いたことに絵も添えるようになった。昨年7月、有馬富士の山頂を訪れた際に高さ約5メートルの木の先を飛び交うチョウを見つけた。光の加減で羽の裏が黄色や白っぽく見えるというゴマダラチョウだ。周辺を調べると、高さ2メートル辺りには、羽が黒色に近いスミナガシやアオバセセリが多いと分かった。「羽の色と飛ぶ高さには関係性があるんじゃないか」。そんな疑問を持ち、いま自分のテーマとして調べる。研究のテーマについて同館の山内健生主任研究員(42)も「羽の模様は風景に紛れる『擬態』が多いが、飛行高度との関係となると、ほとんど研究されていないんじゃないか」と、うなる。
このほど同館のイベントで環境や自然について研究する市民グループや高校生ら約80組が集まる中、見つけた昆虫一覧をポスターにまとめて発表。努力が認められ名誉館長賞に輝いた。島岡君は「友達をたくさんつくって、みんなと一緒に知らない虫を捕って遊びたいな」とうれしそうに笑った。

 

島岡君の書いた昆虫ノート(神戸新聞より)

 


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