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【コラム】「アマガエル」の「毒」に要注意

更新日 : 2019/6/7

梅雨入りの季節だが、田植え後の水田からカエルの鳴き声が聞こえてくる地方も多いだろう。関東地方で今の時期に鳴いているのは、シュレーゲルアオガエル、準絶滅危惧種(NT)のトウキョウダルマガエルの可能性もあるが、ほとんどはニホンアマガエルだ。

両生類の仲間には、皮膚から毒性を持つ分泌物を出すものがいて、これは細菌などの病原体から脆弱な皮膚を守るためと考えられている。日本にもヒキガエル、アカハライモリなどがいるが、アマガエルも皮膚から複数の有機化合物を分泌し、その中にはヘビ毒に似た神経毒もあるようだ。

アマガエルの場合、森林の樹上で生活することが多く、ヘビなどの天敵から身を守るために毒を分泌することも目的であり、また外傷などを早く治癒させる効果があると考えられている。実際、アマガエルから鎮痛ペプチド(アミノ酸)が新たに発見され、天敵から受ける攻撃に対する防御機能として備わったようだ。

アマガエルの毒はヤドクガエルやブフォテニンという神経毒を持つヒキガエルほど強くない。しかし、アマガエルに触れた指先や手などは水洗いし、毒性成分や細菌などを洗い流すべきだ。
粘膜から毒性成分が入る危険性があるため、アマガエルを触った手で目を擦ったりしないほうがいい。また、触った手に傷があったりすると傷が悪化したりする。まして、口に入れたり食べたりするのはかなり危険な行為だ。
 

 



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