「いたちごっこ」という言葉がありますが、これは両者がお互いに同じようなことを繰り返し、らちがあかないような状態のことを意味します。
ところで、この「いたちごっこ」という言葉の語源をご存知ですか?
なぜ「いたちごっこ」と呼ぶのでしょうか。
目次
江戸時代の子供の遊びから
「いたちごっこ」とは、江戸時代後期に流行った子供の遊びからとられたと言われています。具体的には、次のような遊びです。
- ふたりが向かい合う
- 「いたちごっこ」「ねずみごっこ」と言いながら、相手の甲を順につねっていく
- 両手がふさがったら一番下の手を上に持ってきて、相手の上の手の甲をつねる 5.このように、かわるがわる手の甲をつまんでいくのを繰り返す
【参考:いたちごっこ – Wikipedia】
まさに終わりがない遊びですよね。
この遊びから、同じことが繰り返されてらちがあかないさまを「いたちごっこ」と呼ぶようになったそうです。
なぜ「いたちごっこ」なのか
では、なぜこの遊びで「いたちごっこ」「ねずみごっこ」という掛け声となったのでしょうか。
この「いたちごっこ」遊びは、交互に相手の手の甲をつまんでいく動作を、どんどんスピードを上げていくそうです。
そのため「相手の手の甲をつまむ」という細かい動作を、早くちょこまかと繰り返すさまが、「イタチ」や「ネズミ」のようだと考えられたようですね。
当たり前の話ですが、江戸時代から、イタチやネズミは人の生活環境に近い場所で暮らしていた、ということも意味します。
われわれの先祖も、イタチやネズミの被害にはきっと頭を悩まされていたことでしょう。
イタチ対策が「いたちごっこ」になっていたら、プロの駆除業者に相談を
遊びなら良いですが、家のイタチ対策が「いたちごっこ」になるのは避けたいところですよね。
イタチ対策には「侵入口をふさぐ」「イタチのいやがる匂いのする忌避剤をまく」などの方法がありますが、一般人ができる対策には限りがあります。
イタチにお困りでしたら、ぜひプロの駆除業者にもご相談くださいね。